株式会社トラスト

株式会社トラストは、システムコンサルティングサービス、ICTソリューション事業、システム開発事業を展開する会社だ。本社は新潟県小千谷市で、2019年3月にJR/東京メトロ「神田駅」近くに東京オフィスを開設した。

2000年6月の創業から20年ほど、トラストは地元・新潟を中心に、顧客の業務環境をより快適なものにするシステム開発をおこなってきた。自社パッケージ製品も開発・提供しており、販売管理パッケージ「販太郎」は、製造・販売・飲食・運輸など多様な業態にユーザーを獲得している。

東京拠点では、クラウドを活用したシステム開発にターゲットを絞っている。顧客のサービスと連動したシステムコンサルティング、要件定義、プロジェクトマネジメント、開発～運用、保守管理（ベンダー依頼）までワンストップのサービスを提供。今回の採用は、東京拠点所属のエンジニアだ。

取引先は、クラウドサービスを手がける業界全般に広がる。特に人材業界、ベンチャー企業の案件が多く、現在は主に大手人材系企業が展開するサービスのシステム開発にあたる。取引先からは技術力の面で高い評価を獲得し、新規プロジェクトでは「ぜひトラストに入ってもらいたい」と直接声が掛かることも多々あるという。スピード感を持ちながら、最後までやり遂げる顧客志向も評価が高い。

東京拠点の責任者は、トラストの副社長でもある品田拓朗氏だ。2005年3月に東北大学工学部情報科学科を卒業後はシステム開発会社へ新卒入社し、PG、SE、PLとキャリアを積んだ。2011年からはPMを任され、新規サービスや新規事業の立ち上げなどに従事。2015年からはラインマネージャーとして、経営戦略、組織運営、人事企画などトップマネジメントを経験した。前職を退職した際の役職は、メンバー230名、予算33億円を動かす事業部長。トラストに参加後は、第2創業期をリードする役割を担う。
【品田氏の保有資格】
・Microsoft Certified IT Professional
・Oracle Master
・応用情報技術者
・プロジェクトマネージャ
・ITストラテジスト
・中小企業診断士

トラスト東京拠点では、クライアント企業と二人三脚で、クラウドサービスの立ち上げからアプリケーションの開発～運用保守までのトータルサービスを提供している。ここではシステム開発事業とICTソリューション事業の事業内容を解説する。

システム開発事業では、業務ビジネスシステムや身近な製品に組み込まれるソフトウェアなど、パッケージ製品では解決できない幅広い分野のソフトウェア開発に携わる。顧客のニーズに応じた最適な情報処理システムを提供するため、メーカー企業・団体などへの常駐型の開発支援をおこなうことも、要望に応じた委託型開発をおこなうことも可能な体制。要件定義や設計、開発、テストといったさまざまなソリューションを構築できる体制が整っており、システムやアプリケーションの保守や、業務効率化・品質向上を顧客と一体となって目指すなど、安全・安心かつ的確なワンストップサービスを心がけている。

ICTソリューション事業では、システム開発事業で育まれた幅広い開発実績と最先端の技術力をベースに、民間企業や地方自治体などに対応したソフトウェアの企画・開発・サポート・ICT環境整備などをおこなっている。顧客の意向に基づいたソフトウェア開発を第一に、スタッフが現場で聞き取った声を反映させ、より「使いやすい」ソフトウェアを開発する。問合せやトラブルにも迅速に対応できるよう、サポートスタッフが直接対応する体制も確立されている。

トラストの営業活動は、新規と既存、それぞれ半々のバランスでおこなわれており、希望に応じてエンジニアが商談に出席する場合もある。売上高は、対前年度比で約130％と好調。東京拠点はさらなる業務拡大のために開設され、現在は前述のように、大手人材企業向けクラウドサービスの開発に取り組んでいる。今後もプライム案件をメインにシステム開発を増やしていくほか、社員が安心して生きていくことができるような組織、社会的に価値を提供できる会社を目指す。

会社全体の従業員数は40名（2019年2月時点）で、東京拠点には8名が所属している（2020年7月時点）。東京の平均年齢は35歳で、男女比は9：1、新卒・中途の割合は新卒1：中途9となっている。

トラストの社風は、成長志向、責任感などと表現できる。「仕事を楽しむ」、「お客さまに感動を与える製品・サービスを提供する」という“トラストスピリッツ”を全員が共有し、社名のとおり「“信頼”されるサービス」を追求。東京拠点はオープン間もないため、裁量大きくさまざまなことに挑戦できる。

働き方は、在宅勤務やリモートワークなどにも対応。教育や技術支援制度は、新人研修2カ月（外部研修）、社員研修（全社員）、技術書の購入支援等が用意されている。主な福利厚生は、健康診断、通勤手当（月3万円まで）、住宅手当（1万円　※賃貸契約者）、中小企業退職金共済など。社内イベントは社員研修旅行があり、参加率は約90％となっている。

今回の採用では、クライアント企業にクラウドシステムやアプリケーションの開発、プロジェクトマネジメント、クラウドを利用する上での技術的なサポート業務などを担当する、PMまたはPL候補者を想定している。開発言語・環境は、Java、STS、Spring Boot、Thymeleaf、Gradle、SourceTree、BitBucket、AWSなど。将来的にスペシャリストとしてプロジェクトを統括したり、サービス立ち上げやマネジメントに携わったり、自由なキャリアステップを選択可能だ。

PM候補者の必須要件は、WEB系開発プロジェクトのプロジェクトマネジメント経験。PLの場合は、Javaの開発経験を求める。いずれの場合も、成長意欲の高さや、安定志向ではない人物が歓迎される。

東京拠点はまだ小さい組織だが、だからこそエンジニアとしての経験以外に、一緒に事業をつくりあげていく経験ができる。そのため、一流のエンジニアを目指したい人にも、将来は事業責任者や起業を目指す人にもマッチするだろう。