ベテランが揃い、あらゆる領域をこなせる新鋭システム開発企業

テレビ局や広告会社、電機メーカー、金融機関、保険会社など、様々なクライアントのシステム開発を支援している。

代表取締役 岩瀬 理哉氏
2018年1月にハイクラウドを設立後、同社の成長を牽引してきた。
システム開発会社の、株式会社ハイクラウド。2018年1月に設立されたばかりの新鋭企業である。
同社は目下8名のメンバーを擁し、これまでSIer経由で人材派遣会社、テレビ局、広告代理店、電機メーカー、生命保険会社といったエンドユーザーに常駐しての業務系、Web系システム開発を手がけてきた。同社の強みは、人材力。創業者で代表取締役の岩瀬理哉(まさや)氏は、以前、従業員数120名ほどの中堅システム開発会社の取締役を務めた人物だ。
「その会社で13年ほど営業に携わり、その間、お客様やパートナー会社、フリーランスのエンジニア、そしてもちろん自社のメンバーとネットワークを広げていきました。現場のエンジニアが高いパフォーマンスを発揮できるよう、働きやすい環境づくりに留意し、個人のアフターケアを行い関係性を深めていきました。その結果、仕事へのモチベーションが高まり、お客様にも喜ばれ、信頼関係を得ることができ、そのネットワークが財産だと自負しています」と岩瀬氏は話す。
同社のエンジニアは、24~46歳という幅広い年齢層。BtoBやBtoCの業務系、Web系システムならば、どういった領域でもこなせる経験や対応力を持つ。岩瀬氏とは10年以上の長い付き合いのある、信頼できるメンバーばかりのチームだ。
「今後も、財産であるネットワークを大切にしてお客様に上質のサービスを提供していきたいと考えています」(岩瀬氏)
技術力を磨く機会づくりとしては、データをもとに記事を自動生成するエンジンの開発・運用プロジェクトへの関わりが挙げられる。こうした機会を増やし、最新技術を習得して付加価値向上を図る。そして将来的には、現在の常駐開発から受託開発へのシフト、そして独自サービスの開発だ。
「現在はメンバーがやりたいことを持ち寄り、独自サービスの計画も話し始めました。夢の実現に向け、みんなで力を合わせていきたいと思っています」と岩瀬氏は話す。
年齢を重ねても長く働ける会社に

社名にもあるクラウドは、システムのクラウドではなく、"雲"を意味している。自由な発想でいろいろな人の役に立つ存在になりたいという想いが込められている。

今後は常駐開発から受託開発や自社サービス開発へとシフトし、より社員の働きやすい環境を整えようとしているという。
前述のとおり、中堅システム開発会社で取締役を務めていた岩瀬氏。
その一方で、組織のしがらみに悩まされる日々が続いた。そんな岩瀬氏に、親しい仲間たちが「新しい会社をつくってください。
一緒に頑張ります」と持ち掛ける。
「40歳を過ぎ、次はどうしようかと考えていたタイミングでした。そのように言ってくれる仲間がいるなら、こうした信頼できるメンバーと楽しく仕事ができる会社をつくるのもいいかもしれないと、起業の道を選んだのです」と岩瀬氏は同社設立の経緯を話す。
社名の“ハイクラウド”は、システムの“クラウド”のことよりも、“雲”をイメージしての命名。岩瀬氏は次のように説明する。
「空に浮かぶ雲は、夏に太陽の光をさえぎって人々を涼しくさせたり、雨を降らせて実りをもたらしたり、いろいろな役割を演じています。そして、大空を自由に流れていたり。そんな雲のように、自由な発想でいろいろな人の役に立つ存在になりたいといった思いで、この社名をつけました」(岩瀬氏)
開発チームの平均年齢が38歳ということもあり、メンバーが年齢を重ねても長く働ける会社にしていく方針を掲げている。
「そのこともあって、常駐開発から受託開発の比率を増やしていきたいと考えている」と岩瀬氏。受託開発を増やすことで、働き方の自由度が増し、ひいては人材採用にも好影響を及ぼせる。さらに、技術を自社内に蓄積しやすくなり、自社独自サービス開発にも
有利という計算もある。
「50人ぐらいの規模感を目指して拡大させながら、まずは常駐開発と受託開発を半々ぐらいの割合で手がける事業戦略を進めていきます」と岩瀬氏は意気込む。
誰もが自由に意見や提案が言えるオープンかつフラットなカルチャー

システム開発の経験が浅い人でも、3ヶ月の研修やベテラン社員とのOJTで一人前に育てる制度も用意。

現在のメンバーは非常に仲が良く、関係性も良好。スキルよりも人間性を重視し、会社の文化を大切にしていきたいとのこと。
目指す企業風土は、誰もが自由に意見や提案が言えるオープンかつフラットな社風。
「何でも遠慮なく言ってもらえる会社にしていきたいと思っています。
現在の8名によるコアメンバーの関係性を、そのまま広げていくイメージですね」(岩瀬氏)
月1回程度の帰社日を設けて全員が集まり、営業状況の共有をはじめ、各現場の状況共有やアドバイス、独自サービス企画・開発の検討、親睦イベントの企画といったことを話し合う。また、普段はそれぞれのロケーションで常駐していても、常にチャットツールで連絡を取り合っているので、一体感を感じる事ができるという。
チームとしての結束を深める機会としては、設立初年度から社員旅行で海外に出かけたり、食事会などを行っている。
「こうしたイベントに、なるべく予算を割きたいと思っています」と岩瀬氏は話す。
なお、人材採用にあたっては、システム開発の経験が浅い人でも歓迎する意向だ。未経験者については毎年採用枠を設けており、3ヵ月ほど外部の技術研修にて基礎技術を習得してもらい、現場のベテランエンジニアの下でOJTを積みながら実力を身につけていく育成施策を準備している。
設立されたばかりでまだ小規模であるが、それだけにアットホームな社風がある。そして、これから自社サービス開発という夢に向かってチャレンジしていく段階にある。今、ジョインすることで、コアメンバーとして会社と共に成長していける醍醐味が味わえるに違いない。
もっと見るexpand_more