1985年に設立、独立系ソフトウェア会社
日本コムシンクは、コンサルからシステム構築・運用・保守まで一貫して請け負う独立系のソフトウェアハウスである。汎用系システムの開発から始まり、オープン・Web系システム、制御・組込みシステム、IT基盤構築、モバイルアプリケーション開発まで幅広い分野に携わる。
社名である「COMTHINK」の「COM」には「COMPUTER(コンピューター)」と「COMMUNICATION(コミュニケーション)」、「THINK」にはさまざまな領域の専門家を集めて、問題や未来の課題を研究する期間である「シンクタンク」を意味している。お客様としっかりとコミュニケーションを図り、ユーザー企業の発展を目指したシステムを開発するという同社の想いが込められている。
経営を支える確かな専門性と信頼力
同社の取引先は大手企業が多い。特に生保系のシステムやクレジットカードなど金融分野に強みを持っている。
「当社のプロジェクトは、専門性を武器に、一つの企業にじっくり入り込み、長く請け負うスタイルで行っています。
これができるのも、30年を超える歴史の中で培ったノウハウを持っているからなのです」と
東京事業部 専務取締役の櫻田氏は語る。
また、同社はこのスタイルを維持するため、むやみに取引先を増やしたりはしないのだ。
「取引先を広げるメリットはもちろんわかっていますが、当社は一つの企業に対してしっかりとしたパフォーマンスをあげることにより、信頼を積み重ね、再度依頼をいただくということを非常に大事にし、顧客の信頼を得てきました。このスタイルは今後も変わりません」と同氏。
取引先を限定してはいるが、同社の技術が評価されており、取引先内からのプロジェクト依頼の引き合いが多いという。近年、同社が新たに進出したIT基盤構築やモバイルアプリケーションの案件も、こうした既存顧客からのニーズに応えたものである。
設立以来積み重ねてきた専門性の高いノウハウと信頼力が同社の成長を支えている。
社員の更なる成長促進のため、新たな制度を導入
同社では『キャリアプラン制度』が新たにスタートした。
「会社の掲げるビジョンを、より具体的に社員に示したものがキャリアプラン制度。経営職・管理職を目指すか、あるいは専門職を目指すのかを各自が考え、成長するには何を身につけ、どのように行動すればよいかを判断できるように設計しています」と、j取締役の米坂氏は語る。この制度は、『社員が自律的に成長するための支援ツール』だという。
次々に新たな技術が生まれるIT業界において、挑戦し成長を続けること、現状から学び、次の成功へ繋げていく力は必要不可欠なのだ。
櫻田氏はこう言う。
「当社の社員には自主性という意味では、さらに高いレベルを求めています。我々が20年先までを見据えた際に、さらなる飛躍を遂げるためには、現状のままではいけないのだという危機感を常に抱いています。そのために、新しい風を当社に吹き込んでくれる人材を求めているのです」。
創造から実践へ ~脱ソフトウェアハウス~
「いつまでも同じことをやっていては変わることはできません。我々が目指すべきところは、ソフトウェアハウスではなくシステムインテグレーターとしての立場です。システム構築から導入支援まで、システム企画立案を手がけることを視野にいれ、業務を展開していきます。また、今までは取引先の範囲を絞って展開をしてきましたが、さらなる飛躍のためにはある程度広げていく必要があるでしょう。顧客を大事にしながら付加価値を提案できる企業を見据えています。テーマは創造から実践です」
と櫻田氏は力強く語る。
最後に櫻田氏はこのようなコメントを残した。
「我々は今から新しいイノベーションを起こそうと思っています。魅力あるプロジェクトも多くありますし、新しい技術が身につく環境も存在します。少しでも興味があるなら当社に足を運んで欲しい。そして、直接、我々の想いを伝えさせて欲しいですね」。