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株式会社クオーマ

  • IT/Web・通信・インターネット系

大手に劣らぬ技術力が武器。エンジニアが設立した、エンジニアが気持ちよく開発に集中できる会社

企業について

株式会社クオーマは、名古屋と東京にオフィスを構え、業務系から制御系まで幅広い分野のシステム開発に従事するIT企業だ。受注案件は大手SIerの一次請けが100%。客先常駐型の大規模プロジェクトに上流工程から携わる。

同社の設立は2003年12月。代表取締役・村田昌浩氏を中心とする創業メンバーが資金を出し合い、エンジニアのための会社として設立された。36協定に基づき残業時間は1カ月上限60時間に設定。実績としては平均20時間を実現している。また有給休暇は半数以上の社員が消化率100%に達している。また、リーマンショックの時でさえ、会社都合による離職者は1人も出していない。

クオーマ社設立以来、村田氏らが目指し続けているのは、エンジニアがより働きやすい環境を作ることだ。エンジニアの働きやすさとは、「積極的に技術向上を目指し、なおかつ当たり前の権利を持つことができる」ことである。その背景には、創業メンバー自身の創業前の体験があった。

話は1990年代にまで遡る。大阪本社のソフトハウスにエンジニアとして勤務していた村田氏は、設立されたばかりの名古屋支店の責任者に任命された。5名からスタートし、短期間で、社員数30名、パートナー30名の規模にまで成長させた。ところが、本体の経営不振の影響から、社員の待遇改善にはつながらず、社員の不満が募っていった。

そこで村田氏は知人の経営者に相談。資金提供を受けて会社を設立し、その会社の社長に就任した。こちらも順調に事業を成長させていったが、3年目に入ると、突如オーナーが会社の運営に口を出し始め、社員の働き方に厳しいルールを設け始めた。その内容は、社員の開発へのモチベーションを下げ、向上心を削ぐものばかりだった。例えば社員の働き方。「公休と有給休暇をつなげて取ってはいけない」「稼働日数が少ない月は、出向先の勤務が終了後、オフィスに戻って作業する」「自分が終わっていたら人の仕事を手伝う」などなど。そういった状況下、社員の不満は募り、最終的には資金を出し合って、自分たちで会社を作ることとなったのである。

こういった経緯があるため、村田氏は社員のモチベーションを下げるようなルールを沢山作るようなことは絶対にしないと決め、経営を続けてきた。

「健全な生活が出来てこそ仕事に集中し、高いモチベーションを持続させることができます。弊社が目指し続ける働きやすい環境は至って普通のことです。しかし普通であり続けることは非常に難しく、それだけに素晴らしいことです。弊社はそれを崩さないようにしてきました。労働基準法などの法律もきちんと守り、どこに出ても怪しまれないような会社でありたいと考えています」。(村田氏)

ただ、労働時間と収入はトレードオフの関係にある。特にシステム開発業界は、延べ人月が多ければ多いほど業績が上がる収益構造になっている。労働時間の短さは、その分、収入にも反映される。もちろん給与は家庭を持ち子育てもきちんとできる水準だし、不況下でも雇用を守ってきた実績もある。要するに何を第一に優先したいかという価値観の問題だ。収入以前に、開発に集中し、長く働くことができる環境こそ、同社が大切に守り続けている価値観なのである。

設立から約15年間、クオーマ社は地道かつ堅実な経営を貫いてきた。受注案件は特定の分野に絞らず、Web・オープン系、組込・制御系、大型汎用系、ネットワーク系など幅を広げることで安定を保った。特に、景気の波を受けにくい制御系の比率は4割以上確保してきた。自社内で行う受託開発を抑えているのも、売上の回収リスクを減らすためだ。自社内開発に力を入れ、社内のエンジニアで自社パッケージの開発販売で一時は成功したかに見えたものの、継続できずに解散に至った開発会社も、村田氏は実際に見て来た。

同社の地道な経営を支えるのは、同社が大手にも負けないと自負する技術力の高さである。これまで携わった案件は、自動車メーカーや産業機器メーカーなどの大型プロジェクトばかり。しかもその中で、同社のSEはプロジェクトマネージャー(PM)やプロジェクトリーダー(PL)などの立場で参画している。

創業にジョインした社員は、開発の仕事が好きで、なおかつ想像力とコミュニケーション力に富み、若手の頃にみっちりと基礎を築いてきた優秀なエンジニアたちだ。その基礎の上に経験を重ねながら、新しい技術を獲得し続け、40代、50代のベテランとなった現在も、第一線の開発現場で活躍している。

一方、同社は新卒者や経験の浅い若手エンジニアの採用にも積極的に取り組んでいる。そういった未経験者や経験の浅い若年エンジニアに対しては、採用後、最長半年間に渡り、社内で徹底的に基礎を教え込んでから現場に送り出す。しかも1人で送ることはしない。必ず同社のベテランエンジニアがPMやPLとして出向している現場にチーム単位でアサインする。実務の中で、ベテランエンジニアの指導を受けながら最先端の技術を獲得しているのである。

「新しい技術は突然出てくるわけではありません。必ずベースとなる技術があります。従って基礎が身についていれば、例えばJAVAやWEB系を作ったことがある人はクラウドやAndroidの技術習得も難しくはありません。制御系ならC言語が身についていれば、C++などへ次から次へと派生していくことが出来ます」。(村田氏)

同社の既存の取引先には、取引が長期に及び、同社のエンジニアを手放したくないと考えているSIerが数多く存在する。最近は特に、エンジニアの増員を求めてくる取引先も増えている。

そこで課題となっているのが、若手エンジニアの確保だ。リーマンショック後も雇用を守ったとはいえ、他者同様、クオーマも積極的な採用は控えざるを得なかった。それが近年になって、顧客からの増員要請が一気に増えた。本社を置く東海地方だけではなく、これまで少人数で運営してきた東京や、未開拓だった福岡でも、見込み案件が急増する事態を迎えている。そこで、ベテランSEとチームを組み、彼らが蓄積した技術を受け継ぐ、若手または中堅のエンジニアを積極的に採用し始めたところである。

QUOMA”という社名は、「Quality」「Originality」「Mastership」の3つの単語を組み合わせた造語だ。その社名のもと、高品質、独創性、職人魂にこだわってきた。

そんな同社が社員に求めることは、同社の経営方針に共感できた上で、「物作り」が好きであることだ。そして「自由な発想力」を持っていることだ。好奇心と自由な発想があれば、スタート地点で経験が足りていなくても、エンジニアとしていくらでも伸びていけると村田氏は断言する。

「弊社では1人ひとりがエンジンだと考えています。それがまさに“マスターシップ”です。職人は歯車になってはいけません。歯車が作る作品など必要とはされません。自ら良いものを追求していく必要があります。常に良い仕事をして、良い物を作り、みんなでワクワクして欲しい。それが願いです。作っている時は大変です。しかし、苦労して作って良いものが作れた時の嬉しさは何物にも代えられません。その達成感がエンジニアの醍醐味です」(村田氏)

当たり前のように休みが取れる。残業も義務ではない。そういった環境を整えれば、そこで生まれた余暇は自分が好きなことに使える。物作りが好きエンジニアなら新しい技術の獲得に邁進するはずだ。事実、同社のエンジニアはそのようにして技術を身に着けている。

「年齢も関係ありません。新しい技術に追いつけるかどうかは好奇心を持ち続けられるかどうかによります。現在、弊社の最高齢エンジニアは57歳です。それが今でもトップを走っています。また、集中力も大事です。例えば大学の授業で1科目を1年間勉強しても30時間ぐらいしかありません。仕事なら1週間で40時間、1カ月で160時間ぐらいにはなります。それだけの時間集中力を持って臨めば、身につかないことなどありません。実践で常に好奇心を持って接することが出来れば、どんどん吸収していけるのです」・(村田氏)

また、一流のエンジニアになるにはコミュニケーション力も重要だという。エンジニアは1人で成長できる職業ではない。エンジニア同士のつながりはもちろん、顧客の意見を聞いたり、反対に自分の意見を伝えたりすることで更なる高みへと進むことができる。そうやって外に向けた発信ができるエンジニアは、メンタル面で問題を抱えるリスクも少ない。仕事でストレスを抱えたら、休日に友達と遊んで発散するのが一番だと村田氏は語る。

「クオーマにはとても優秀なエンジニアが多数在籍しています。好奇心を持って、彼らの教えを受けながら仕事に取り組めば、いくらでも成長し続けることが出来ます。実際、入社2年目でAndroidのシステム開発を任される新卒社員も存在します」。(村田氏)

普段は客先に常駐している社員たちだが、月に一度は帰社してお互いに情報交換を行う。また、恒例行事として忘年会やバーベキューといったイベントもある。バーベキューには、家族のいる社員は、家族連れで参加する。

2018年春に向けて社内開発も再開すべく準備中だ。将来的には2割程度にしていきたい考えだ。それによりさらにエンジニアとしての働き方やスキルアップの幅も広がっていくことだろう。東海、東京、福岡と、勤務地の選択肢も広い。東京と福岡ではこれから採用する人材が中心的な存在を担うこととなる。同社の価値観を共有できるエンジニアなら、話を聞いてみる価値はあるだろう。

企業情報

会社名

株式会社クオーマ

業界

IT/Web・通信・インターネット系 > システムインテグレータ・ソフトハウス

資本金

3600万円

設立年月

2003年12月

代表者氏名

代表取締役 村田 昌浩

事業内容

■システムのコンサルティング・設計・ソフトウェア作成
■システム機器の販売
■ハードウエアの設計・製造およびコンサルティング

株式公開(証券取引所)

従業員数

23人

本社住所

愛知県名古屋市中村区名駅南1-17-29 広小路ESビル2F

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