建築の専門知識と3DCG・xR技術の融合による先進のクリエイティビティ
株式会社積木製作は、建築CGパースやCGアニメーション、VR(Virtual Reality)・AR(Augmented Reality)の制作分野で高い技術力を発揮している会社だ。一級建築士事務所でもあり、空間デザイン・企画、景観シミュレーション制作、建築設計、施工管理、空撮・スチール撮影なども行っている。直近ではMR(Mixed Reality)の開発にも注力しており、
頭の中のイメージをカタチとして創り上げ、表現する「提案型の制作」に特徴がある。建築の専門知識に加え画のクオリティーにも定評があり、“建築に特化したCG制作会社”としてマンションやオフィス、公共事業などのCG完成予想図を数多く受託している。
マイクロソフト社から「Microsoft Mixed Realityパートナー」として正式に認定されている。
一級建築士でもある城戸太郎氏が2003年9月に設立し、既存顧客との関係性を大切にする営業方針で売上高は順調に推移。2015年度は1億2000万円と大台を突破し、2016年度は1億4000万円、2017年度は2億円、2018年度は3億円を突破。右肩上がりで成長している。現在は技術力を磨くことに注力し、積極的な営業はしていないものの継続的な取引関係と、展示会などへの積極的な出展が功を奏している形だ。
建築空間を自在に歩き回れるコンテンツのニーズに対応するため、2012年頃からVR事業に着手。「OculusRift」の登場によるVR需要の高まりという追い風や、日本のVR分野の先行企業である点が高く評価され、建築や不動産の分野だけでなくセールスプロモーション用VRやエンターテインメント分野、教育・訓練など多岐にわたる業績を残してきた。現在は建築系のCG制作とVRコンテンツ制作、更にはBIMの3本柱により、安定して事業を拡大している。
今後の展開としては、培ってきた技術を活かしてジャンルにとらわれない作品を制作していく計画。建築における専門知識を強みに、VR・ARの高い技術をあわせ持つクリエイターを採用・育成していく考えだ。特にビジネス分野でのxR技術の導入を推進しており、海外展開も視野に入れている。
【主要取引先】デンソー、JR東日本、富士電機、大林組、竹中工務店、清水建設、日建設計、三菱地所設計、JR東日本設計、明電舎、JVCケンウッドデザイン、そのほか建築・建設業、製造業界にクライアント多数。
建築CG、VR・AR、BIMの3事業体制によるワンストップソリューション
積木製作の強みは、建築分野の専門性を活かしたCG制作のクオリティーの高さと表現力、そして、VR分野での蓄積の多さだろう。建築分野では10年以上の実績があり、VRではVRブーム到来以前から開発に取り組み、日本のVR分野をリードする存在として知られている。飛躍のきっかけは、「東京モーターショー2015」に展示した「Jatco CVT Virtual Driving」、「FUSO AERO VR THEATER」の2作品で、その後2016年には100社を超える問合せがあり、50社以上が来社。マーケティングをすることなく、興味を持つクライアントからニーズを吸い上げる体制が、自然にできている。
建築CG、VR・AR、さらにBIM(Building Information Modeling)の3事業体制で、それぞれの分野がシナジーを発揮するワンストップサービスを指向する積木製作。現状、建築設計の分野では3D設計が標準化されつつあり、それに応じてBIMソフトウェアの普及も進んでいる。BIMによる3次元データを、CGパースやVRといったビジュアライズツールで表現する実績の一つが、「Archi Tours」だ。限りなく実写に近い美麗なグラフィックで空間内を自由に歩き回ることができ、竣工前の物件や世界の名建築を目の当たりにすることができる。
また、積木製作は教育や研修、訓練の領域でも新しいフロンティアを開拓している。
その一つが「VROX_SafetyExperienceVRTraining」で、実物に限りなく近いリアルな体験を、教育の分野で実現している。
主な実績として、株式会社明電舎には「安全体感教育VR」、株式会社大林組には「施工管理者向けVR教育システム」を
それぞれ納入し、大きな成果を挙げている。
そのほかの業績としては、自社開発の恐竜体験VRエンターテインメント「恐竜戯画」がある。サムスンのヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」など必要機材はすべてレンタル対応し、全国のイベント会場での使用を想定している。また、オリジナルのシューティングVRゲーム「Blast×Blast」はVRライドシミュレータ「SIMVR」に標準対応し、4軸制御のモーション駆動により細やかな挙動までリアルに再現する。
アットホームな社風のもと、建築CG、VR・ARの高スキル人材を目指せる環境
積木製作の社員数は25名(2020年2月12日現在)で、社内体制はCGチーム、VRチーム、BIMチームの3体制。平均年齢は32歳。新卒採用者も2名在籍している。離職率が低く家族的な社風で、「一生付き合っていけるような仲間」として接し、ただシンプルにカッコイイものを作ることことに専念して顧客と一緒にプロジェクトを作り上げることに喜びを感じている。
オフィスはJR総武線・錦糸町駅から徒歩4分ほどの所にあり、通勤には非常に便利。全社の月例ミーティングが月1回、部署ごとにも月1回のミーティングがあり、毎朝部署ごとに簡単なスケジュール確認も行っている。休みは土日祝休みの週休2日制で、夏冬の長期休暇もきっちり取るようにしており、メリハリをつけて仕事に集中して取り組むスタイルだ。
在宅勤務やフレックスタイムの導入、意思疎通にはSNSの活用等、激しい時代の変化に対応する為、柔軟に働き方をアップデートしている。
研修制度としては、さまざまな経歴を持つ人材が集まる関係で各自に合った方法でその都度対応していく方針。役員とのマンツーマン面談が半期ごとに行われ、スキルアップ支援や実力に応じた評価を行っているため、画一的な研修や処遇よりも実態に即したものとなっている。福利厚生は各種社会保険の加入や定期健康診断のほか、あんしん財団や中小企業退職金制度に加入しており、長く務める勤務先として将来的にも安心できる。社内行事は忘・新年会や暑気払い、歓送迎会などが中心で、自由参加ながらほぼ100パーセントの出席率。クラブ活動としては、有志によるボルダリング部、テニス部が稼働している。また会社が費用を補填してジムで体を動かすといった事も奨励している。
建築CGは3dsMax、UnrealEngineを使用。VR・AR開発エンジニアの場合、ソフトウェアは主にUnityを使用。
BIMでは主にRevitを使用し、LUMIONやRhinocerosも活用している。
VR・AR開発でのUnreaEngineの使用機会も増加している。今まで中途入社した人は、同業であるCGパース業界や映像業界からの転職者が多いが、プログラミングなどの実務経験があれば、どんな業界からでも広く採用する方針。これからニーズがさらに高まる分野で、やりたいことがしっかりあり、向上心がある人なら自分なりに創意工夫することができ、成長できる環境だ。
株式会社 積木製作の社員の声

20代後半
2018年06月入社

20代後半
2019年01月入社

20代後半
2019年03月入社
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