日本の基幹産業である製造業に、AIの力で “フェアで持続可能な、誇れるものづくり”を
匠技研工業株式会社
IT/Web・通信・インターネット系 > ソフトウェア/パッケージベンダ
1億円
2020年02月
前田 将太
弊社の主力事業は、製造業に特化したクラウド型AI見積支援システム「匠フォース」の開発・提供です。中小部品加工業や金属加工業では、見積業務が熟練者の経験に依存しやすく、属人化、効率低下、価格設定のばらつきといった課題が深刻です。「匠フォース」は、図面管理・原価計算・見積書作成を一括し、AIによる原価自動算出を可能にしたVertical SaaSとして、これらの課題に真正面から挑んでいます。
特徴的な機能としては、AI類似図面検索、OCRによる図面内文字認識、見積テンプレート、図面への書き込み共有機能などがあり、どれも「効率化」「標準化」「適正化」を支える設計です。特に、テンプレート機能により若手社員でも適切な見積作成が可能となり、属人化を解消しながら技術継承も進めます。
導入効果の事例(※企業名非公開):
・Excelベースで属人化していた見積作業が、導入により 作業時間を約3分の1に短縮。OCR活用で入力作業が減り、外出先からでも即時対応が可能に。
・見積リードタイムが「4~5日」から 1~2日程度 へ短縮。顧客対応スピードが飛躍的に向上。
・類似図面検索によって見積作業時間が 20分から30秒 に短縮。見積回答率は 100% に到達し、依頼件数も増加。
・ベテラン1名体制だった見積業務を若手2名を含む3名体制へ移行し、技術継承と業務標準化を同時に実現。
これらの効果から、「匠フォース」は単なる業務効率化ツールに留まらず、見積精度の向上、リードタイム短縮、回答率向上、組織体制強化といった多面的な価値をもたらすことが分かります。
現在は「Vertical AI」への進化を掲げ、見積業務の自動化に加え、最適加工方法の提案、需要予測、サプライチェーン連携といった高度機能の開発も進行中です。これにより、現場だけでなく経営判断の領域にも価値を広げ、製造業の競争力強化に貢献します。
弊社は、“ものづくり現場の見積業務に革命を起こし、製造業全体の持続可能性と競争力を高める”という大きなビジョンを掲げ、AIとクラウド技術で現場を変える事業を展開しています。実際に数字で示せる効果と社会的意義、その両方を兼ね備えたソリューションこそが、弊社の最大の魅力です。
非上場
【主要投資家様】 ファーストライト・キャピタル様 Angel Bridge様 静岡キャピタル様 ジェネシア・ベンチャーズ様 アニマルスピリッツ様
70人
33歳
東京都文京区本郷3-43-16 コア本郷ビル8階A室