株式会社 キャナルのインタビュー

御社における仕事のやりがいや楽しさはどういったところにあるのでしょうか？

同じ営業でも、特定の商材を売るのではなく、アフィリエイトASPというプラットフォームを売るわけですから、取り扱う案件が常に新しいという特徴があります。ですから、やっていて飽きることがないんですね。このため、一つの案件が厳しくなっても仕事全体が行き詰まるということはありません。新しい案件はいくらでもあるわけですから、常に気分をリフレッシュして取り組む中で、難しい案件を打開する切り口も見つかったりします。

また、クライアント様やメディア様の方と会食する機会が多く、人脈が広がりますね。そうした中で、ステップアップできる転職先が見つかるという社員もいます。私は社員の前向きな転職にはポジティブですが、当社での経験は次でも大いに生かせる財産になるのではと思います。

例えば、ゲームアプリの広告に関わるうちにゲーム会社で運用業務を手掛けたくなったという社員がいます。そういう場合は、そのゲーム会社の広告を任せてもらうなど、退職後も良好な関係を保つように心がけています。

その仕事では、どういった力がつくでしょうか？

毎日毎日、クライアント様やメディア様の方々と接して話をまとめていくわけですから、コミュニケーション力や交渉力、提案力が鍛えられますね。もっとも、性格的にどうしても交渉が苦手な人もいます。

当社では基本的にクライアント様側、メディア様側のどちらかを担当し、両方できる社員には両方やってもらうというやり方を取っています。したがって、交渉が苦手な人にはメディア様担当に専念してリレーション構築に力を発揮してもらうということも可能です。

また、営業だけでなくデザイナーやメディア運営、さらには子会社の芸能プロダクションという仕事もあります。できるだけ本人の得意、不得意を把握して、適材適所によるキャリアアップを心がけています。

新社長となっての目指す組織像をお聞かせください。

現在、デザイナーや経理担当が1人しかいません。もっぱら外部の制作会社などに業務をお願いしているのですが、一つのポジションに複数の担当者を置いてよりしっかりした体制にしていきたいと考えています。そうすることで、休みやすくもなりますから。もちろん、現在社内の大半を占める営業も増員します。そして、企業としての体制を整えたいと思っています。

一方で、育児休暇や介護休暇などの制度を整え、就業規則も充実させました。また、2014年から社員旅行を始めています。最近はご両親が子どもの就職先を気にするというケースが増えているので、どなたにも安心していただける会社にしていきたいですね。

これから入社する人材への期待感をお話しください。

当社はどれだけしっかりした体制にしても、ベンチャー精神は決して失わせたくないと思っています。私は一般社員として入社し社長になりましたが、デキる人は入った次の年に役員就任、ということもアリだと考えています。年功序列などでは全くなく、誰にでも平等かつ正当なチャンスがある、オープンな風土にしたいですね。ボーナスでも成果に見合ってしっかり還元していますし、一番年次の低い社員が最高額を取ることも普通にあり得ます。ですから、意欲や向上心をぜひ発揮してほしいと思っていますし、そういう社員が入ってきたら面白くなるだろうなと感じています。

最後に、吉岡さんの略歴をお教えください。

高校卒業後、ファッション雑貨卸の会社を皮切りにいくつか転職し、アパレル会社に入りました。まさに天職、と思ったのですが、出産して残業などができなくなり、やむなく退職しました。そして出産後半年で、帝人グループのインフォコムというソリューションサービスの上場会社に入社します。そこでは、サイトの企画や運営を手掛けていたのですが、広告代理店ビジネスをやりたくなったんですね。「自分ならもっとこうするのに」と思えて。そこで、2009年に当社に転職したという経緯です。

当社ではずっと営業に携わってきました。中でも、メディアの開拓とリレーション構築には力を入れましたね。仲良くなることで、当社のお願いをなんでも聞いてもらえるようになり、さらにお仲間まで紹介してくれるようになるんです。こうして当社のアフィリエイトASPのネットワークを広げてきました。

当社では、まだ子どもが小さい頃、インフルエンザにかかった時に社員に助けてもらったり、どうしても会議をしなければならないのに身動きができない時、自宅で会議を開いてみんなに来てもらったこともあります（笑）。そのまま、自宅で飲み会をやって。そんなふうに、まさに“アットホーム”な会社だと思いますよ。