ITサービスカンパニーとしてのクロス・ヘッド
クロス・ヘッドは、1992年の創業以来、お客様のビジネスを支える基盤情報システムに向けた総合的なITサービスを提供している。同社のミッションはITによってお客様のビジネス競争力を強化するということです。そのために二つのことを大事にしている。ひとつはお客様のビジネスの基盤である情報システムを全体に安全運用していくということ。そしてもうひとつは最先端IT技術に挑戦することで、お客様により優れた情報システムを提供していくということです。
『最先端ITへの挑戦と情熱』
ITは、ビジネスを支える基盤であると同時に、絶え間なく変化していくビジネス環境において競争力を維持・強化していくための戦略そのものです。いまや最先端のITが企業の成功を決定づけると言っても過言ではありません。しかしながらそこには大いなる可能性と同時に未知のリスクも存在します。私たちはこれまでお客様のビジネスを革新する可能性に満ちた先端IT分野へ、技術集団として情熱をもって挑戦してまいりました。お客様が最先端ITを採用する際の様々なリスクを可能な限り低減し、その革新的なメリットを享受していただくことは私たちのミッションであり存在意義です。ここ数年は、仮想技術による様々なソリューション開発や、情報漏えい対策のためのセキュリティ技術、あるいは、SDN(ソフトウェア・デファインド・ネットワーキング)といった先端分野に多くの投資をしてまいりました。IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)、VR(仮想現実)等、ITは決して進化することを止めません。今後もクロス・ヘッドは、情熱をもって最先端のIT技術に挑戦し、お客様のお役に立ちたいと考えております。と代表取締役の関根尚氏は語る。
未経験者をも一人前に育てる研修制度を用意
教育事業を手掛けていることを利点に、社内の人材教育を充実させているのも同社の特長。社外でも活躍する講師が人材教育にも当たっているのだ。未経験者あるいは初級者には「ネットワーク基礎研修」と呼ばれる一ヶ月の基礎研修を施す。そこではネットワークの基礎からサーバの応用まで「浅く広く」多くの情報を吸収することが可能だ。
「もともとは、どうしてもネットワークエンジニアになりたい、文系出身だけどもPCが好きでIT業界に入りたい、そういった人材も採用していくためのスキームでした。お客様向けの教育ビジネスを遂行しているプロが教育を担当することで、別業界出身の未経験者であっても、インフラ系エンジニアのスタートラインに立てるぐらいにはなります」。また中上級者向けには、クロスアカデミーと称するE-Learning講座を用意している。そのほかTech道場・ライトニングトーク・エンジニア主催の各種勉強会・社内アイデアソンの開催など、エンジニア全体の底上げを図っている。
部活動も盛んだ。ロボ部、フットサル、トレイルウォーキング、サバイバルゲーム、ビリヤード、音楽部、ボードゲーム部など12の認定部活動が現在は運営されている。部員が5人以上集まることと、他条件を満たせば公式部活動として承認される。毎月所属人数に応じた一定額が活動補助費として支給されるという。
「公式の部活動のほかにも、社内SNS上で趣味のコミュニティをつくっているエンジニアが多いですね。例えば、車やバイク好きが集まるコミュニティ、歴史好きが集まるコミュニティ、アニメ好きやコミケに出展するようなひとが参加するコミュニティetc。多くの社員が、こうした集まりに参加することで、案件外でのふれあいを持っています」
「人間的魅力」の上に技術力を積み重ねてほしい
創業以来、「人の魅力を重視している」という同社。営業活動も「人のつながり」によるところが大きい。顧客企業の担当者が同じ社内の別の部署へ紹介する、あるいは担当者が転職先でまた同社に声をかける、この繰り返しで顧客を増やしてきた。そのため採用活動においても「人間的魅力」を重視する。人事総務部長の関氏も「エンジニアとしての向上心は持っていてほしい」としながら「コアのところでは、"いい人"にきていただきたい。人に好かれる人には、何かしら内面から出てくる魅力があります。それを持った上で、技術力を積んでいってほしいですね」と語る。
裏を返せば、その人間的魅力さえ備えていれば、業界未経験者であっても採用のチャンスありと考えていいようだ。実際のところ、別業界から転身し、同社のなかで経験を積んで一人前になっていったパターンのエンジニアが多いのだという。
「もちろん即戦力として入社するエンジニアもいますが、いっぽうでは、自衛隊出身もいれば、元宅配便のドライバーもいます。技術統括部長の1人は一級建築士の免許を持っていたり、また1人は呉服店の営業担当だったり。ですから、エンジニアとしての経験や出身業界は気にせずに来ていただきたいと思います。ユーザーレベルでしかPCに触ったことがないという方でも構いません。ただし、完全に当社にお任せの状態でいらっしゃると、続かないのではないかと思います。要求される技術はどんどん進歩していきます。その技術は当社で身につけていただくにしても、『インフラ系エンジニアになりたい』という強い思いだけは持ってきていただきたい。それがあれば、きっと伸びていけると思います」
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