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インタビュー画像代表取締役 清水史浩氏

御社は「笑顔」、「おもてなし」など5つの価値観を掲げています。そこに込めた思いを教えてください。

当社は人の良さを大事に考えていて、その会社の良し悪しや、その会社が成長するかどうかは、最後はそこで働いている人で決まると信じています。頭の良い人が集まった会社が永続的に続くかというと、そうではない。ピンチに直面して買収されたり、潰れたりするケースは珍しくありません。だから当社は、人として相手を思いやるサービスをしようと、常に人の部分にフォーカスして経営してきました。その甲斐あって、社外の皆さんから「エストの人はいいよね」とよく言われます。 仕事とは、第三者に対してサービスを提供するためのもの。お金を稼ぐためという面ももちろんありますが、お客様に喜んでもらえれば自然と売上が上がり、給料も上がります。稼ぐために最初にすることは、相手に喜んでもらうサービスをつくることだと思うのです。 人が良ければ不思議と色々なチャンスが舞い込みます。「あの人にこのチャンスを与えよう」、「おいしい話があるから、あの人に話そう」となりますからね。出世も、自分一人の力で出世するのではなく、周りの人が「その人が上に立つべき」と認めているからこそで、周りに押し上げられるというのが正しい表現だと思います。 仕事では「人」が土台である。だから当社はおもてなしと笑顔をとにかく大事に考えているのです。

最後に、社員への思いと社長ご自身の夢をお聞かせください。

人生は一回限りなので、自分の夢を確実に実現してほしいと思っています。会社を起こしたい、サービスを創出したい、お金を稼ぎたい―そう思っているメンバーが多いので、それを絶対に実現してほしい。確実にそれをつかめる人間にまで自分を成長させてほしいと、心から思います。 僕自身は一生涯、世界中に対して、求められているサービスを提供し続けるのが夢。そのためには、この会社を早く一兆円企業にしなければならないと思っています。今はたかがベンチャーですが、私自身もまだ30才なので、これからです。あと30年以内に一兆円企業にもっていきます。 会社を退いてからやりたいことは、世界の子どもたちに、夢をつかむための教育をする学校を財団で立ち上げること。僕自身は家が貧しくて、でも日本に生れたから会社を起こせたのですが、世界には少なからず、生まれた環境のせいで夢をつかめない子がいます。そういう子たちに対してチャンスをあげたい。第一線を退いたら実現したいですね。例えば、ストリートチルドレンの靴みがきにしても、わざと骨折して同情を引いく子もいるけども、そんなことをしなくても、本当にお金を稼ぎたいなら、最高の笑顔とおもてなしで注文をとれるはずなのです。そんなお金の稼ぎ方、ビジネスの起こし方、会社の立ち上げ方を教えてあげたいですね。それは昔から考えていることです。

医療という領域を選び、会社を創業されていますね。その経緯を教えてください。

小学校の頃から会社を起こしたいという夢がありました。中学生になると、こういう業種が流行るのでは、こういう分野が面白いのではとビジネスノートを作り、大学ではデイトレーディングを始めたり、会社四季報で色々な会社を研究したり。そのなかで次第に医療に注目するようになりました。経済情勢がどうあろうとも打撃がなく、なおかつ参入障壁は高いけども、入った後は成長曲線を描きやすい。私自身、父をがんで亡くし、身近に医療に接する機会があったことも影響しています。 勝負をするなら医療の世界でと気持ちもかたまり、会社をやるにはまず営業力が大事ということで、大学4年の夏以降はインターンで、医療機関に向けて求人媒体の営業をしていました。その中で、自分のビジネスのために、現場のニーズなども探っていたのです。そこで、2008年に新しい健康診断の制度が始まることを知りました。新制度では、従来は紙で提出していた健診情報を、全部電子化して提出しなければいけなくなる。これは医療機関にとって、診療報酬の改定云々よりはるかに大きな問題だと直感しました。ならば自分がそのチャンスを活かそうと、電子化を代行する会社を立ち上げたのです。

会社は最初から順調だったのですか。

いえ、スタートは本当に大変でした。経営は色々と学んできましたが、医療情報のシステム開発は一切やったことがありません。システム開発と医療機関の営業開拓。まず、この2点で悩みました。 システム開発は、紙の健康診断データを厚生労働省に電子化報告するにあたり、国から仕様書が出ていたのですが、これで外注したら、「何を書いているのかわからない。これでは作れない」と言われてしまいました。必死に読み解きながら、打ち合わせを重ねましたが、外注費がとにかく高い。個人情報の最上位のものを扱うので、すごく難易度が高くセキュアな、大手のシステム開発会社でないと作れないような仕様なのです。外注費がどんどんかさみ、開業から一年で5000万円近くの借金をすることに。 そして次は営業開拓ですが、医療機関が突然行って会ってくれるわけもなく、テレアポ、飛び込み、DM、しまいには学会に潜入して先生方への接触を試みましたが、それもダメ。最後の手段で、特定健診の新制度を説明する無償のセミナーを開いたのです。そうしたら意外にも多くの人数が集まり、セミナーの最後に電子化義務についても触れ、当社で1枚数百円の従量課金で電子化代行もします、という話をしました。すると「ぜひお願いしたい」という声が相次ぎ、そこから一気に広まったのです。 セミナーには医師会の理事の方も見えていて、その方からの提案で、医師会を窓口に一気に依頼をとりまとめるという当社独自のモデルも構築できました。苦労を重ねて、本当に最後のタイミングで、最高のスタートを切れたのです。が、ここからがまた壮絶で…。 事業をスタートしたものの、データを受け取る側の課題もありタート当初、我々が苦労して作ったデータが受理されないということもありました。処理はどんどん膨らむのに、受理されないからお金が入らず、当然、国から医療機関への支払いもストップし、当社を相手に訴訟を起こす医師会も現れてと、本当に参りましたね。制度スタートから半年の10月に、ようやくデータが受理され、売上が立つようになり、それでもしばらくはお金の面で本当に苦労しましたが、その後はようやく成長軌道に乗り始めたのです。

そして今、医療と福祉の分野で次々と新サービスを打ち出していますね。

社名のエストは、最上級の「~est」の意味で、世の中にない最高のもの、最上級のものを提供するという決意を込めています。この考え方の下、現在は医療と福祉の領域で、常に医療機関や行政、福祉施設の困っている課題は何か、ユーザーの困っている課題は何かとディスカッションして、新サービスを作っています。そこで生まれたものの一つが、病院予約サイトの『エストドック』です。 今は飲食店も美容院も、みんなネットで予約する時代です。医療機関だけが予約できず、長い待ち時間を余儀なくされている。「なんで予約ができないの」と、患者さんからもクレームが来ます。ユーザー側はもちろん、先生方の中にも予約をやってみたいという声があり、ならば当社が予約の文化を作ろうと、今、頑張っているところです。 まずは歯科からスタートし、おかげさまで登録医院もユーザーの利用頻度も順調に伸びています。リピート率も高く、満足度も高く使っていただいています。歯科で成功モデルを作り、今後は内科、小児科、皮膚科と導入を進め、いずれは全診療項目を網羅するネットワークを作りたい。まずは2年以内に、診療予約と言えば『エストドック』というブランディングを確立していきます。 この領域でも当社はパイオニアであり、競合はまったくありません。我々にとって一番の課題は、初めてのサービスをいかに市場に浸透させるか。常にこれが一番の肝となっています。

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