博報堂アイ・スタジオ経営ビジョン“VISION 2025”を新たに制定。 ~デジタルを通じ、次の時代の暮らしを、感動を、実行を、DESIGNする決意を表明~
博報堂アイ・スタジオは、2000年8月1日事業を開始し、2008年から「世界とつながる、Digital Experience創造企業」を10年ビジョンに掲げ、文字通り世界を舞台にデジタルによる体験を創造し提供し続けることで、クライアント企業のビジネス課題や、社会が抱える課題の解決に寄与してまいりました。
アドテクやマーケティングツールなど、テクノロジーが進歩し、クライアント企業のデジタルシフトが加速する近年、我々は、生活者発想を起点に培ってきた「実現力」を武器に、オンスクリーンの「枠」を超えたマルチタッチポイントでのデジタルコミュニケーションを作ってきました。
今回、今までのデジタルコミュニケーションの「枠」を超え、クライアント企業のビジネス課題解決に向けた新しい挑戦をしていくため、新ビジョンを策定しました。
新ビジョン「DESIGN,DESIGN,DESIGN. 暮らしを、感動を、実行を。」には、次の時代の暮らし、感動、実行を、デジタルを通じてDESIGNすることを使命とし、そのために世界中の誰よりも深く考え、技術とネットワークを駆使して実現していく決意を込めています。
また、ステートメントでは、デザインの語源である “課題解決のために、設計し、形にする”に立脚し、表面的な装飾にとどまらず、課題からアウトプットまでの一連に責任を持つことを宣言しています。
ステートメント
デザインとは、困っている誰かを救うこと。
デザインとは、課題を見つけ解決すること。
デザインとは、仲間が繋がりチームになること。
デザインとは、社会と暮らしの道標を描くこと。
デザインとは、想像を創造に変えていくこと。
デザインとは、新しい常識をつくること。
デザインとは、生きとし生けるものを見つめること。
私たちは、デザインする。
ビジネスを、世の中を、暮らしを。
関心を、快適を、感動を。
革新的なコンセプトを、コンセンサスを、実行を。
今後も博報堂アイ・スタジオの強みである「実現力」と新ビジョンを胸に、デジタルクリエイティブカンパニーとして未来を見据えたビジネス創造と、クライアント企業や世の中の課題解決にドライブをかけてまいります。
■ビジョン:DESIGN,DESIGN,DESIGN 暮らしを、感動を、実行を。
~マーケティングオートメーションが流行する中、デジタルプロダクションで働く意義とは~
博報堂アイ・スタジオ(通称アイスタ)はもともとWebサイトの制作会社からスタートしました。
それは今も主な事業の一つですが、近年は多彩なデジタル体験を創造する企業へと大きく変わってきています。
スマートフォンはもちろん、デジタルを介したタッチポイントはますます増え、もはやディスプレイ上に限りません。
このデジタルを介したタッチポイントがスタンダードになっていくことによって、企業活動に欠かせないマーケティングという活動もオートメーション化が進み、MAツールが急速に普及し始めました。
このような状況の中、情報を分かりやすく伝えるだけではなく、博報堂DYグループのDNAである「生活者発想」をもとにいかに生活者の気持ちを理解し、動かし行動に結びつけるか、つまりデジタル体験を通した行動設計自体が求められていて、我々もそこに注力しています。
従来は企業の宣伝・広報に関わる方からの仕事がほとんどでしたが、この5年くらいでマーケティング、情報システム、人事、営業など幅広い部門からご依頼をいただくことがとても増えてきました。
私たちの役割として、クライアント企業の商品やサービスを理解して宣伝・広報のお手伝いをすることだけではなく、時には企業の戦略や経営全般という領域にまで踏み込むグロースハック的な視点も求められるようになってきました。
手法も領域も多様化する中で多彩なデジタル体験を創るには、幅広いスキルセットが必要になります。
例えば技術力。なぜブラウザでWebサイトを閲覧できるのかとか、なぜメールが届くのかとか、そういった普遍的なテクノロジーに関する知識は、我々のような企業では全員が理解していなくてはいけないと思います。
その上で、この先2〜3年で起こり得るテクノロジーの変化に常にアンテナを伸ばし、クライアント企業からご相談をいただいたときにすぐに対応できるよう研究開発と投資を進めていくことが、組織にとって非常に大切なことになっています。
このように変化の激しい業界で、クライアント企業のニーズ・課題に合わせ、テクノロジーをはじめとする様々な知識を結集し、クライアント企業の先にいるエンドユーザーの皆様の心を動かす体験を創出する。
「デジタル業界」と一口に言っても事業形態は様々ですが、最終的にエンドユーザーとの接点となるのは、私たちがつくる「クリエイティブ」です。
目に見えたり、肌で感じることができる「クリエイティブ」を通して、人との最終的な接点を担うことができる。
これは、プロダクションである私たちの仕事の一番の魅力だと思います。
また、あらゆる業種がテクノロジーという横串で結び付くこれからの将来、我々がその企業間のハブとなり新しい価値を提供できるのではないか、と考えています。
クリエイティブについての考え方
世の中がデジタル化し、変わりゆくトレンドの渦中で、発想と実現力の起点はいつでもクリエイティブ。
日々の変化に惑わされるのではなく、世の中の進化とシンクロしながら楽しむことができるクリエイティブを。
人の感性に訴えかけるもの、データに裏づけられた人の行動から導き出されたもの、全ては人の行動を創造するため。
私たちは、どんな時代でも、課題解決に向けて新たなクリエイティブを生み出します。