生命保険市場は、少子高齢化の進行、ライフスタイルの多様化による死亡保障ニーズの後退、景気低迷による家計リストラ等の影響により、保険料収入も保有契約高も減少が続くと言われている。生保各社が、従来からの高額死亡保障から、少子高齢化・長生きリスクなどの影響を受けてニーズの高まる、第三分野保険(医療保険やガン保険など)、および公的年金にプラスアルファとなる個人年金といった商品へのシフトで対応を図る中、創立10周年を迎えたあいおい生命保険株式会社は毎年2桁の増収を続けており、保有契約高も順調に拡大している。現在は、この成長をさらに飛躍させるための組織拡充を目指している。<br /><br />社名の「あいおい」を「IOI」と表記し「101」と読み、営業開始日でもあることから、毎年10月を「あいおいの月」として、戸木田 智秀社長自ら社員懇談会を催し、若い社員と直接会話をして現場の声を経営に活かす方策を打っているという。<br /><br />外資系の躍進、銀行窓販などのチャネル多様化により競争に拍車がかかる生保業界だが、同社はあいおい損害保険株式会社と密接な連携を図りながらグループの戦略部門である生命保険事業を担っている。死亡・医療の両方に備えつつ、金利変動にも対応できるという積み立て利率変動型終身総合保険「新スーパー終身プレミアム」を筆頭に、多様化する顧客のニーズに合わせて充実した商品群を揃える。