ライフネット生命保険株式会社

ライフネット生命保険株式会社は、インターネットを主要な販売チャネルとする生命保険会社です。
2008年5月の開業以来、ライフネットの生命保険マニフェスト「正直に、わかりやすく、安くて、便利に。」（以下、マニフェスト）に基づき、一貫してお客さま視点に立った事業運営を行っています。
デジタルテクノロジーを駆使して、保険相談、申し込み、保険金の支払いまで、お客さま視点に立った商品・サービスを提供し、市場の拡大をリードすることで
2024年3月に保有契約件数は60万945件（前年比105.6%）に到達。5年前（2019年3月）と比較すると約2倍の契約数となり、保有契約年換算保険料は前年度末比で120%成長しました。

2024年5月、当社を取り巻く事業環境の変化を踏まえて新たな経営方針及び2024年度から2028年度までの5年間の中期計画を策定し、経営方針等を通じて当社が実現したい社会をアウトカム目標として定めました。

目指す姿は「生命保険の未来をつくるオンライン生保のリーディングカンパニー」。
実現したい社会は「安心して、未来世代を育てられる社会」です。
開業以来時間帯を問わず手続きができるなどオンライン生命保険の特徴を活かし、子育て世代を中心に支持を得て事業を拡大してきました。現在では中高齢層にも顧客層が広がっています。一方で様々なITサービスが進化し続ける現代で事業規模を拡大するためには、お客さまの行動様式に適応し、若年層に選ばれることが重要であると考えています。

そのために、成長戦略の重点領域として下記3つを掲げました。
1, Tech & Services
・AI やマイナンバー制度をはじめ様々な IT サービスを活用することで、お客さまの利便性を追求する。
2, Rebranding
・今の時代やお客さまの価値観にあわせて、ライフネットブランドを再構築する。
3, Embedded
・パートナー企業とともに、保険やサービスをシームレスに届ける。

これらの目標を達成するためには、デジタルテクノロジーをいかに駆使できるかが成功の鍵となります。
当社内の開発やインフラ構築を担うシステム部門ではこれまで協力会社の支援を受けて開発を行っていましたが、これを機により柔軟かつスピーディにサービス開発を進めていけるよう一部内製化を推進していきます。

IT領域を担うシステム部門へご参画くださる皆さまにはこの戦略の中核を担い、プロジェクトに参加いただきます。
具体的には、ユーザビリティの向上を目指し、ストレスフリーな体験を提供するためのシステム開発およびインフラの構築をリードしていただきます。
ライフネット生命で、共に未来の生命保険を創造する一員となりませんか？

当社にエンジニアとして参画するメリットの一つに「仕事の手触り感」があります。

システム部門は、システム企画部（13名）とシステム運用部（8名）、IT戦略部（3名）で構成されており
システムは顧客が触れる”フロント”と自社オペレーションを支える”バックオフィス”に分かれています。

システム企画部では、顧客が直接触れるフロントの領域での内製化を促進し、2021年に刷新したシステムを基にアジャイル開発を取り入れ、迅速な対応を実現し、さらに強化しようとしています。
システム運用部では、クラウド化やSaaSを活用し、社内外のサービスを組み合わせたシステム形態へのシフトを進めています。
また、24時間365日稼働するシステムの安定性を確保するためのセキュリティ強化も重要なテーマです。

システム部門の社員はほとんどが中途入社です。
「事業会社で自分の担当するサービスを持ち、顧客の反応を見届けたい」という強い思いを持っており、受注した案件を開発・納品するだけでは満足できないエンジニアが集まっています。
「ローンチ後に成果を数字で確認し、ユーザーの反応を直に感じられること」
これが当社のシステム部門における仕事の面白みです。

以前「様々な手続きをネットで完結させたい」というお客さまの要望に応えローンチしたところ、紙手続きが必要だった顧客の6割がWEBでの手続きを選択するようになり、結果的に郵送手続きが省けて保険の成約率も上昇したことがありました。
このような成果をリアルタイムかつダイレクトに把握できるのは、自社サービスならではの魅力です。
また、お客さま視点の提案であれば、システム改善のチャンスが多い点も魅力の一つです。
例えばお客さまが申込後、成立・謝絶の結果が通知されるまで、画面が“申込中”になっていることに違和感を覚えた開発担当者がいました。
「ショッピングサイトでは購入後に”出荷済”や“今○○まで配達中”等、経過が分かるようになっているのに、保険の契約でそれがないのはおかしい」
そう感じた担当者は、すぐさま社内で承認を取り、プロジェクトを進めました。新機能「申込状況確認画面」は、2022年1月5日に無事ローンチされています。

ユーザーは社外のお客さまだけではありません。
自社オペレーションを支える有志で集まった若手社員2名が、社内の業務効率化のために半年で2つのシステムを開発したという例もあります。

所属する部門や年齢、立場に関係なく自社のためのアイディアを実現でき
自分のアクションが、誰の何になったのか実感できる環境がここにあります。

システム部門のメンバーはそれぞれ異なるバックグラウンドを持ち、価値観も多様です。
個々人の価値観は違っていて当然であるからこそ、大切なのは、価値観が違う者同士が一体感を持ち、一つの方向に進むことです。
『正直に、わかりやすく、安くて、便利に。』という当社のマニフェストは、そのための基盤になると考えます。

当社では、社員一人ひとりが自分なりの考えを持ち、それを実現する方法を模索しています。
社員の価値観や考え方は千差万別ですが、その違いが会社の発展にポジティブに作用しているのです。
社員の数だけ「こうしたらよいのでは？」という意見が集まることが当社の強みです。

当社では指示を待つのではなく、自ら手を挙げて動く社員が活躍しています。

例えば、「ニューカマープレゼンテーション」という制度では、入社後3カ月頃に新入社員が役員に対して、
前職の経験を活かした改善・改革提案をしています。
その場で役員より実行可否の判断が行われ、承認された提案は役員の指示でワーキンググループが
早期に組成されます。

四半期毎の全社ミーティングでは、経営に関する共有内容について誰でも質問でき、役員がその場で回答しています。
月1回の1on1、チャットでのコミュニケーションなど意見を伝えやすい風土が醸成されています。
また「役職」は「役割」でしかないという考えが浸透しているので、サービスや会社を良くするために、入社年次、役職など一切関係なく意見を伝え合うことができます。