代表取締役社長 林　秀治

キャッシュレス業界について教えてください

日本は世界に遅れながらも積極的にキャッシュレス決済を推進しています。 2021年のデータになりますが、民間の最終消費支出は現金を入れて292兆円。キャッシュレスは104兆円あると言われており、独自ペイだけで3.5兆円の規模となっています。バリューデザインは、その中でも1兆円の決済額になり、独自ペイの市場だけで30％を占めています。2022年のキャッシュレス決済比率は、36.0％と年々比率は上がっているるため、今後もキャッシュレス化は進んでいくと予想されています。

バリューデザインが手掛けるキャッシュレス決済について教えてください。

弊社は、創業して1９年目になりました。キャッシュレス決済の『独自ペイ（ハウス電子マネー）』という分野では、国内シェアNO１、1000社11万店舗に利用していただいています。 キャッシュレス決済は様々な種類があります。共通決済と言われるクレジットカードやデビットカード、SuicaやPASUMOなどのプリペイド式決済、PayPayなどのコード決済など様々な場所で汎用的に利用ができるものと、その企業でしか使えない決済『独自ペイ（ハウス電子マネー）』です。例えば「UNIQLOPay」「FamiPay」「カルディカード」「モスカード」などがあります。 私たちが提供しているサービスは、『独自ペイ（ハウス電子マネー）』になります。『独自ペイ（ハウス電子マネー）』には2種類ありますが、1つ目は、「UNIQLOPay」や「FamiPay」のように銀行口座やクレジットカードと紐づけて支払う場合と、2つ目は、「カルディカード」「モスカード」のように事前にチャージを行いそのチャージ分で決済を行うもので、バリューデザインは、これになります。 「Value Card」というサービス名で展開をしています。 「Value Card」は、事前にチャージされることで店舗のキャッシュフローが改善されます。さらに、自社ブランドのみで利用ができるキャッシュレス決済なので、どのお客様がどれぐらい支払っているかやチャージしたのかもデータから読み取れます。それぞれのお客様の好みに合わせたクーポンの発行もできるので、自社ブランドのファンを増やすことができます。決済とユーザデータを掛け合わせたマーケティングが可能となっているのが特徴的です。

今後の展開を教えてください。

キャッシュレス決済は、お店にとってメリットはあるものの手数料がかかるなどのコスト面において懸念点が挙げられます。また、クレジットカードやQRコード決済などの共通決済は、ユーザーのデータが取れないので、マーケティングに活かすことが難しいと言われています。 「Value Card」は、今までチャージをするのに入金機や店舗での現金でチャージを行う方法でしたが、今後はチャージ手段を多様化して、クレジットカードや銀行口座から店舗のコスト負担を抑えながら提供する予定です。 そして、現在増えているスマートフォンでのデジタル会員証には、お店に必要な販売促進機能を追加して、分析機能も強化していきます。 その他にも、地域マネーなどの自治体向けのキャッシュレス決済サービスを強化することも進めています。それに合わせて、バリューデザインの独自Pay発行サービスを全国200万店舗で利用可能なiD(NTTドコモが提供する電子マネー※要確認)のネットワークが利用できるような新たなサービスを開始します。

バリューデザイン社で働く魅力を教えて下さい。

私たちが顧客に提供をしているのは決済システムですが行っているサービスは、顧客の課題を解決することです。人手不足に悩んでいる経営者に寄り添いキャッシュレス決済を取り入れつつマーケティングを強化するといったように、システムを導入をして終わるのではなく、そこから長い期間顧客との関係が始まります。接する顧客は企業経営者も多く、課題も多種多様です。難しい課題も多いのですが、信頼していただき顧客の課題解決を一緒に取り組めるのはやりがいがある仕事ではないでしょうか。 社内では、中途入社のメンバーがほとんどです。それぞれ違う業界からバリューデザインに入社してくれていますがその道のプロフェッショナルが集まっているため、幅広い知識を持ったメンバーと人間関係の構築ができます。 チームで一緒に成し遂げたいと思っている方や、新しいことにチャレンジしたいと思っている方にはぜひお越しいただきたいですね。