パールマーケティングソリューションズ株式会社

パールマーケティングソリューションズ株式会社は、パチンコ業界に特化したマーケティング、CRM関連サービスを提供する企業だ。

前身となる会社でサービスを開始してから、15年以上の間、同社は徐々に事業を発展・成長させてきた。そして現在、加盟店は250店舗、会員数60万人を誇っており、パチンコ業界の活性化に大きく貢献している。

同社では、パチンコ業界を盛り上げる顧客管理・顧客満足度向上策などの仕組みを導入・運営するほか、マーケティング調査企画、広告・宣伝企画、イベント景品の卸販売、情報処理に関連する受託開発なども行なっており、トータルでパチンコ業界のニーズに応えている。これが、専門特化しているからこその強みであり、同社が業界に与える影響も大きい。

同社の主力となるサービスは、「パールカード」と呼ばれている。余り玉に着目した通販形式の景品交換サービスで、顧客のリピート促進、会員獲得、来店促進、景品仕入コスト削減などの効果を生む。いずれのサービスも法令を遵守し、同社の顧客であるパチンコ店が安心して導入できるようにしている。

単なる会員管理ではなく、会員の利用活性化のための提案から、会員の問い合わせ対応まで、きめ細かく一貫して事業をサポートする点が、競合企業と異なる同社の優位点であり、それが上記のような実績につながっているのだ。

また、2007年7月には、財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)よりプライバシーマークを取得した。これは業界初であり、個人情報保護に関して適正な管理が徹底され、取引先や顧客の信用拡大につながっている。

18兆円という大きなマーケットであるパチンコ業界に対して、大手通販会社やIT企業などの業界企業と提携をしながら新しい付加価値を提供している同社。今後の展開についてもパチンコ業界におけるシェアを拡大していくともに、積極的に業界外の提携も行なっていく。

社内には、顧客の課題を解決し、すそ野を拡げる提案営業部門を中心に、サービスの企画・マーケティング、戦略の立案・実行を行なうマーケティング部、実際の会員向けサービスに携わるサービス運用部、システム部などがあるが、それ以外にも新規事業部があり、新規事業も積極的に行なうという。

直近の例としては、2010年5月にホテル・旅館運営事業を開始。第1号施設として、仙台の奥座敷と云われる作並温泉『かたくりの宿』の運営を開始している。

同社の新規事業に対するこだわりは、他の企業では成功していない事業に挑戦していくことだという。日々社内で議論が重ねられている。同社の場合、エンタテインメント業界に深く携わるだけに、「楽しさ」「他にはない新しさ」という要素をはたらくのかもしれない。

同社は、東京本社のほか、名古屋・大阪にも営業所を構えるが、社員数わずか50名弱の少数精鋭で運営を行なっている。それだけに、一人ひとりの活躍が見えやすく、逆にそれがなければ会社の成長は実現できない。

社内の雰囲気は「和気あいあい」だと社長の竹村氏は語る。顧客であるぱちんこ店を通して、最終的には会員を楽しませるエンタテインメント業界に深く携わるだけに、「楽しさ」という要素をはたらく人も持っているのかもしれない。また、顧客・会員・パチンコ業界を取り巻くその他の業界・同社のすべてが繁栄するように、同社は日々の営業活動を行なっている。

社内には、新規顧客を開拓する営業統括部をはじめ、顧客の課題を解決し、サービスの企画・マーケティングを行うカスタマーサポート部、実際の会員向けサービスに携わる業務推進部、エンドユーザー(会員)からの問い合わせに答えるコールセンター部などがある。また、システム部も存在しており、顧客へのシステム対応を自社内で行なっている。

そのほか、ぱちんこ業界以外の新規事業に携わるビジネスインキュベーション本部なども存在し、常に新しい風を取り入れているようだ。

メンバー全員が常に「お客さま」の方を向き、真摯に仕事に向き合っている。そんな団結した組織では気持ちよくはたらけるのではないだろうか。同社では、誰もが幅広い仕事と大きな責任を持ち、会社の成長を支えていく主役だ。