株式会社サイプレス・ソリューションズ

1974年に設立以来、独立系のSIベンダーとして市場に価値を提供し、安定的な地位を築き上げてきた株式会社コンピュータパック。創業以来、無借金の堅実経営を貫き、安定的な成長を続けている。30年以上にわたる実績と人材を強みに、企業が求める各種ITサービスのワンストップソリューションを提供している同社。2009年には経済産業省からSI登録企業としての認定を取得した。

Web系、オープン系、基幹系と幅広い分野に対応し、金融、製造、流通、官公庁と顧客の裾野が広いのが特徴。ソフトウェア開発のほか、インフラ構築・運用支援、大手システム開発会社の販売代理店として業務系パッケージ製品の導入支援・アドオン開発や、BPO（ビジネスプロセスアウトソーシング）、人材派遣なども行なっている。

顧客の求めるサービスにきめ細かく対応できる体制を整えるだけでなく、ITサービスを提供するのは常に「人」であるという考え方から、充実した教育研修制度で人材を育成、顧客の満足度を高めている。

売上の多くが顧客との直接契約によるものだという同社。顧客から「IT分野でのビジネスパートナー」として認められ、常に提案を求められる立場にある。同社のエンジニアたちは、そのような環境で仕事をしているからこそ、技術力・マネジメント力の双方を磨いて成長していく。

同社では、新卒・中途ともに継続的に採用を行なっている。その事実には同社の人材に対する考え方が表れている。企業が成長を続けるためには、常に新しい人材を迎え入れ、育てていく必要があるのだ。同社では、長年にわたって独自に築き上げてきた教育ノウハウにより、経験の浅い人でも一人前のエンジニアとして育て上げる。

実際、エンジニアの教育予算には手厚い投資している。階層別研修や社外セミナーへの参加費用の負担、資格取得者に対する報奨金制度などを用意し、社員の成長意欲に応えている。

また、社員と経営者が向き合って言葉を交わし、意志疎通を図ることも重要視している。定期的に役員対社員の個人面談を実施し、業務や職場の状況を把握するほか、意見交換や要望の共有を行なう。面談は、経営サイドからの一方的な命令でなく、社員からの積極的な意見やアイデアの発信を求める場でもあり、より良い会社を創っていこうという会社の姿勢の表れなのだ。

社員達の声を聞いていると、「役員は身近な存在」という言葉がたびたび発せられる。役職名ではなく「さん」づけで呼ぶのは当然のこと、普段からのコミュニケーションにより強い信頼関係で結ばれているからこそ、安心して発言したり、挑戦したりすることも可能になってくるのだろう。採用面接で出会う役員の人柄に触れて入社を決める人も多いという。これらのエピソードからも、同社の安定した事業基盤を作っているのは間違いなく「人」ということができるだろう。

今後、エンジニアとして成長していきたいと考えている人にとっては、最適な環境が整っている。しかし、もちろん受け身でいては何も始まらない。これからのエンジニアの在り方を真剣に考え、どのように成長していきたいのか、どうしたら実現できるのかということをプレゼンテーションできる人が求められている。その力をも、同社では磨いていけるのではないだろうか。