株式会社日本コンバース

Comverse Technology, Inc.（コンバース）は、1984年の設立以来、世界中の固定・移動体通信網コミュニケーション事業者に対してソリューションを提供し続けている。機器によらず、誰もが快適な環境で通信できる世の中を目指し、積極的な開発投資を行なって独自のサービスを広めてきた同社。音声通話のほか、マルチメディア・ボイスメッセージング、e-mail、テキスト、インスタントメッセージ、コンファレンスなど、最適なものに自在にアクセスできる手段を提供する。

通常、一般消費者（通信サービス加入者）は通信事業者と契約を結ぶため、同社が表に出ることはない。しかし、同社の技術を駆使したサービスが、通信事業者を通じて加入者に提供されることから、私たちは気づかない内に様々な形で同社のコミュニケーション技術の恩恵を受けていることになる。

世界130カ国、500社以上の固定・移動体通信事業者を介して同社のサービスを利用する加入者は、20億人にも及ぶ。また、40カ国以上に配置された90の現地サポートオフィスが、間断ないコミュニケーション環境を支えている。

同社では、通信事業者向けに「付加価値サービス」、「ビリングおよびアクティブ顧客管理」、「IPコミュニケーション」の三つのカテゴリーのサービスを提供している。

「付加価値サービス」とは、具体的には、音声通話、メッセージング、モバイル・インターネット、モバイル広告といったサービスメニューを指す。これらを導入した通信事業者は、加入者の利便性やコミュニケーションの幅を広げる選択肢を提供することができ、結果的に収益を増大させることが可能となる。

同社では、これらを「COMVERSE HUB」と呼ばれる一つのプラットフォームとして提供している。（それぞれのメニューを単一サービスとしても利用可能。）特に、ボイスメールシステムにおいては世界トップクラスのシェアを握っており、その強みを生かして次世代型ボイスメール、ビジュアルボイスメール、完了呼、呼出音などのサービスを統合して提供する。このほか、即時性やターゲティングのしやすさから注目を浴びているモバイル広告についても、広告の投入からキャンペーン管理、対象設定、レポートまでを一貫してサポートするシステムとして提供している。

「ビリングおよびアクティブ顧客管理」（Comverse ONE）は、通信事業者を深く理解する同社が開発した業務システムである。顧客管理から売上管理にいたるまでを一元的にサポート。統合データモデルを活用することで、リアルタイムの顧客管理を可能にしている。このシステムを導入した通信事業者は、たとえば、プリペイドとポストペイドの両方の請求を統合できたり、あるいは顧客満足度の高いサービスを提供したりといったことができるようになる。

通信業者間の競争は昨今、激化しており、その市場で勝ち抜くためには、コストを抑えつつ、利益を最大化するための様々な方策を練る必要がある。そんな中で、顧客の管理やプロモーションといった課題に対して、同社のComverse ONEは、解決策を提示することになる。

「IPコミュニケーション」（Comverse Netcentrex）では、通信事業者がIP電話等を提供できるようにするためのIPベースの音声・映像ソリューションを提供する。IP電話、統合型通信、固定・ 移動電話用IP Centrex、トリプルプレイ、クアドラプレイ、IMS ソリューションなど豊富な製品群を擁しており、世界中に700万以上のVoIPラインを設置した実績がある。
また、2007年には、International Engineering Consortiumによる「最高VoIP サービス賞」を受賞している。

このように同社では、多くの顧客に対して高い技術力に裏づけされた高付加価値のサービスを提供しており、強い優位性を持っている。その一因としては、同社の研究開発への取り組みがある。同社では、全従業員のうち約1,600名を研究開発スタッフにあてると共に、毎年、売上の25％を製品の性能向上と最新技術の開発のために投資している。今後も同社では、通信業界に特化した強みを生かして、ますます広がりを見せる通信分野を技術力でリードしていく。

同社の日本オフィスには、イスラエルの研究開発拠点から日本に駐在している外国人スタッフをはじめとして、多くの外国人スタッフがおり、 国際的な雰囲気がある。もちろん、コンバース日本オフィス設立時に参画した日本人スタッフもおり、個性あふれるチームとなっている。外資系らしいカジュアルさの中に も、それぞれがプロとして自立しており、互いを尊重しあいながら刺激し合う雰囲気の職場だ。各部署では電話会議が多く、社長ほか外国人スタッフとの会議、ランチなど英語を使う機会も多く、様々な面でスキルアップが期待できる。
世界40ヶ国以上で事業を展開する同社。テル・アビブ、アジアパシフィック各国などにいる同僚達とも切磋琢磨しながら、成長していきたい人の応募を待っている。