経営戦略・IT戦略の推進・実現を支援する「ITコンサルティング/ITアーキテクトファーム」
株式会社アクシスウェアは、業務システムアプリケーション基盤の設計構築からシステム開発、運用保守や、データベースコンサルティング、仮想化導入支援など情報システム基盤の設計構築、運用保守のほか、ソフトウェア開発のためのSES事業や教育ソリューションの提供なども行っている。
だが、同社をもっとも特徴づけているのは、「クライアントの経営戦略・IT戦略の実現を支援するITコンサルティング/ITアーキテクトファーム」と打ち出しているとおり、最上流工程における圧倒的なパフォーマンスの高さだ。メンバーは上流工程の経験に富み、IT企画や業務分析・要件定義フェーズから携わるプロジェクトが非常に多い。
2006年の設立当時は、SIerを間にはさんだ2次請け、3次請け案件も少なくなかったが、同社の実力を認めたクライアントのほうから「一緒にやりましょう」と声をかけられることが多く、現在では6割以上がプライム案件、つまりクライアントとの直接契約案件となっている。
「2次請け、3次請けでは、プロジェクトのコントロールという点において、どうしても制限があり、お客様に提供できる価値が限られてしまいます。当社が持てる力を存分に発揮して、お客様の経営戦略やIT戦略の推進・実現に貢献するには、直接やりとりできる環境が必要でした。そのため、意識的にプライム案件を増やしてきたという経緯があります」(代表取締役社長・松野公生氏)
直接契約を結んでいる取引先には、広告代理店、不動産会社、IT企業、電機メーカーなど、誰もがその名を知っている大手企業がズラリと並んでいる。しかも、「このプロジェクトもお願いできないか」といった相談が次々と入ってくる状況が続いており、「ありがたいことですが、プロジェクト内容をこちらで吟味して受ける案件を選ばせていただいている」状態だという。この一点だけを取り上げてみても、上流工程における同社の実力の高さとクライアントの信頼の深さががわかるというものだ。
充実した教育環境と個別に落とし込んだキャリア形成で、エンジニアの成長を支援する。
創業から右肩上がりで成長を続ける株式会社アクシスウェアが、人員増にも関わらず社員の質を落とさずにいられるのは、同社の教育力が非常に高いことが挙げられる。7割近くのメンバーが学生時代にプログラミングの経験がないそうだが、現在では全員がプログラマー、SE、PLなどとして現場で活躍している。
教育事業部を社内で有しており、新卒だけではなく中途入社者の教育もしているからこその結果であるが、それだけはないと松野氏は語る。
「新卒の場合は入社後、3カ月間にわたってみっちり座学で学んでから現場に出てもらいますし、中途も研修を経てから経験を積んでもらうことになります。これだけでは他社と変わりないと思うかもしれませんが、当社が違うのは、社員一人ひとりが自己実現に向けて成長できる環境づくりに力を入れているところです」(松野氏)
アクシスウェアの企業理念が「社員の成長が会社の成長」となっている通り、
同社のキャリア形成は、社長自らが社員のやりたいことの全貌を聞くところから始まる。そのうち、やったことのないものについては、まず1回リーダーや社長自らやってみせるのだという。一方、多少なりともやったことのあるものについては、とりあえずやらせてみることを大切にしている。
「必ず1回目に成功体験をつくってあげます。人は自信をつければ、積極的になります。もっと上流をしたい、お客様と直接会話したい、自分のアイデアを提案したいなどと、仕事に対する前向きさが出てくるのです。その意欲が成長を促してくれます。その結果任されたミッションを達成できれば、さらに自信を深めることに。このサイクルをいかに生み出すかが大切なのです」(松野氏)
こう語るだけに、松野氏は約100名の全社員の目標を把握しているという。また、これほどきめ細やかなところまで気を配って育成するからこそ、社員が着実に成長できるのだ。そして、成長と自己実現ができているという実感を得られるからこそ、創業からの15年の離職率は平均でわずか6%という社員満足度の高さにつながっているのだろう。
ただ、会社が整える環境を活かすかどうかは本人次第である。そのため、「上昇志向の強い人」を求めていると松野氏は強調する。「会社と一緒に自分も成長していきたい、上を目指したいと思う人がいいですね。あとはITに対して夢を感じられる人、話すことが好きな人であってほしいとも思っています。当社が得意とする上流工程はお客様とのコミュニケーションで成り立っていますから、パソコンの前で黙々と作業しているだけで満足というのでは困ってしまいます」
創業から15年、更なる挑戦フェーズへ。
株式会社アクシスウェアは、最上流工程から参画することによってクライアントの開発基盤から携わることができている。それが、クライアントとの長期的な付き合いにつながっており、新たなプロジェクトが立ち上がったとき、最上流工程からの参画を打診される理由の一つにもなっている。
そんな同社だが、2021年2月1日に東証一部上場企業である飛島建設株式会社との資本業務提携を結んでいる。
様々な企業との取引があり、企業経営における安定性に関しても問題ない同社が何故このタイミングで資本業務提携を結んだのか。そこには松野氏が考える「エンジニアの成長」を意識した背景があった。
「あくまで私が意識していたのは『エンジニアにとってワクワク出来るような案件』を取りに行く」ということです。各業界がDXを推し進めていく中で飛島建設が建設業界のDX化に向けて真摯に向き合っており、その考えからタッグを組むことを決断しました。」(松野氏)
飛島建設では土木・建築のDXを社内で推し進めていくだけに留まらず、建設業界全体へDXを波及させようとしている。その一助としてアクシスウェアがその伴走をしていくという。一方で松野氏はこう続ける。
「ただ、飛島建設からも『既存のお客様は引き続き関係性を築いて言ってください』と言う言葉を頂いておりますので、既存の案件でエンジニアが成長できるような案件については継続して行っていきます。また、ゆくゆくは新規事業に対しても挑戦をすることでお客様、ひいては社会へ提供する価値も大きくなっていくと考えています。そのためには、自社でサービスを立ち上げ市場に展開していく経験が欠かせません。自分たちで考えて、つくって、運営して、たとえ失敗したとしてもいいんです。そこから次につながる何かを吸収して、成功に近づいていけばいいのですから」
2021年4月に創業15周年を迎え、独立系SIerからユーザー系SIerへの転身をしたアクシスウェア。
既存の案件を進めながらも飛島建設株式会社とタッグを組み「新たな挑戦」を推し進めていく。エンジニアの成長を第一に考え、お客様へ価値提供を行いたいと思う人にとってはまたとない環境があると言えよう。
株式会社 アクシスウェアの社員の声

20代後半
2013年04月入社

20代前半
2018年04月入社

30代前半
2015年08月入社
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