データテクノロジー株式会社

株式会社データテクノロジーは、組込みシステム開発環境の提供からハードウェア／ソフトウェアの受託開発まで、組込開発に関わる全てのサービスをトータルに提供できる「ワンストップソリューション」を展開している。1993年に組込み開発環境の総合商社として設立された同社。これまで、組込み機器開発を行う国内メーカーのエンジニアに対し、コンパイラ、マイコン開発ツール（ICE／JTAG）、リアルタイムOS、統合開発環境（IDE）、評価ボード等様々な製品を提供してきた。

2000年には初の自社ブランド「FileSystem」ミドルウェアを開発。その後、2001年に組込開発の総合ブランド「Cente」(セント)を立上げ、μITRON対応の自主開発ソフトウェアモジュール「Centeミドルウェアシリーズ」を中心に、様々な開発環境を提供している。

ハードウェアからミドルウェア、アプリケーションのみならず、システム開発のコンサルティングや技術サポートまで、組込み開発に必要なあらゆる「技術」を提供している同社。顧客の望むものを、的確かつ迅速に提供し続けることで、国内「組込機器開発」業界での確固たる地位を確立しており、「Cente」の採用企業には、名だたるハイテクメーカーの名前がずらりと並ぶ。

現在の同社の主力製品は、「Cente」ミドルウェアシリーズである。この製品は、組込み開発に幅広い知識と経験を持つエンジニアが、実際の機器やシステムを開発する中で培った技術とノウハウを集結し、満を持して開発したもの。「DataTechnologyの英語の頭文字”D”から一歩進んだ会社を目指す」という想いと、「自社製品と共に組込業界への新たな提案を行なっていく」という想いとを「C enterprise」(Cエンタープライズ)と表し、それを短縮して「Cente」(セント)と名づけられた。

同社は、「Cente」を組込業界のトップブランドとして確立させるべく、プロモーションを強化しており、同製品の業界でのライセンス数はトップレベルを誇る。また、公式なマーケット調査会社(株式会社富士経済)による調査資料においても、ミドルウェアの平均順位は総合約20社中の3位～4位を確保している。
高度な組込み技術やノウハウを日本の組込み技術者に安心して使用してもらうことを基本ポリシーとしてミドルウェア製品を開発している同社。単にミドルウェアを提供するだけではなく、自ら開発した評価ボードで動作を確認し、高度な品質を追求している。
特に、高信頼／高品質の製品を開発していくうえで、ブラックボックスになる部分があってはいけないという考え方から、情報公開には常に気を配っており、ソースコードでの提供をはじめとし、バージョン情報もすべてWebで公開。また、評価ボードは回路図もすべて公開することで、評価だけではなく、そのまま量産システムに採用されたものもある。

より最適な開発環境を提供できる体制で顧客にとって頼りがいのある開発パートナーとして、高い評価を得ている同社。自社ブランド製品に加え、総合商社として開発製品の高機能・高性能化、さらには開発期間の短縮と、さまざまな厳しい開発要求に迅速に対応することで、付加価値の高いサービスを顧客に提供すべく、社内一丸となって日々努力しているという。

今後は、μiTRON搭載の組込み機器全般からネットワーク機器、FA製品、オートモーティブ製品まで現在の経験と実績を中心に、各種RTOSへの展開をマルチプラットフォームとしてソリューションの展開をしていく予定だ。

これから益々発展するだろうユビキタスコンピューティング社会。その核となる技術の研究開発や製品のプロモーションに大きく関わる同社のビジネスも、今後さらに重要度が増していくことは間違いない。そのような環境で新しいものを創造していくことは、エンジニアにとっては、何よりも大きなやりがいを感じられるだろう。
開発現場では、非常に厳しい要求を強いられることも少なくない。しかし、技術をベースに常に様々な創意工夫を凝らすと共に、何事にも常に誠意を持って対処することが品質や満足度の向上に繋がり、またエンジニア自身の大きな成長にも繋がっているという。

そんな同社が求めるのは、ユビキタス社会の発展のために、そして自己スキル向上のために自ら積極的に活動できる意欲のある人材。仕事が大好きで、志の高いメンバーの参画を待ち望んでいる。