ご入社後はどのような業務を経験してきましたか。現在担っておられる役割についてもお話しください。
私は当社に入社後、営業部に配属され、約20年間、戸建てや集合住宅等の個人宅を中心とした営業活動に従事してきました。永平寺町へエリア拡張する際には、営業として、プロジェクトリーダーを担当しました。その他にも、地デジBSとインターネットをセットにした『バリューパック』の商品開発でプロジェクトチームリーダーを務め、サービス設計や料金の立て付け等を主導しました。その商材が武器となり、現在、インターネットの契約件数が急伸しているところです。 その後、2年前に発足した事業開発部に異動となり、さらに、お客様センターである業務課での経験も経て、2025年8月に現在の総務部へ異動し、事業開発担当部長として業務に当たっています。 営業、新規事業開発、お客様窓口、そして総務という複数の部門を渡り歩く中で、近隣エリアの同業者とネットワークを築いてきたことや、社内各部署の運用の実態、特徴を誰よりも熟知していることが私の強みになっていると自負しています。 またエリア拡張や『バリューパック』のプロジェクトが象徴するとおり、大企業のように何段階もの決裁を待つ必要がなく、自分が「これが良い、地域のためになる」と信じたアイデアを、スピード感を持って直接経営陣に提案し、実現できる風土は、当社の大きな魅力です。現場の社員が主体性を持って声を上げ、自ら形にしていくボトムアップの文化が根付くことで、「自らの手で事業を動かす手応え」を感じながら働けます。
光ケーブル(FTTH)化の推進や、BtoG・地域DXといった新規事業へ注力されている背景と展望を教えてください。
ケーブルテレビ業界では、従来のテレビや固定電話サービスはトレンドとして成熟期を迎えています。現在好調に伸びているインターネット回線についても、進めている光ケーブル(FTTH)への全面移行工事が完了目標である2028年3月に収束すれば、お客様との物理的な接触機会が減り、獲得数の伸びも鈍化することが想定されます。そのため、次の未来を支える新たな収益源の創出が現在の喫緊の課題です。 この課題を解決するため、現在注力しているのが「BtoG(自治体向け)」や「新規事業」の領域です。具体的には、自治体と連携して水位・温度・湿度等の「センサー系技術」を地域インフラに整備する取り組みや、防犯・監視カメラ事業、格安SIM(MVNO事業)等を進めています。最近の豪雨の際には、水位確認用の「河川カメラ」へのアクセスが急増し、当社公式LINE「けーぶるちゃん。LINE」等を通じて多くの住民の皆様に安心と安全を直接お届けするという、インフラ本来の役割を果たしました。 また、学校等において、10Gbps(10ギガ)等の広帯域かつ高い同時接続性をもって、提供することも重要なテーマです。今後はコンシューマー市場をベースとしつつ、賃貸マンションの一棟一括契約等、企業向け「BtoB」取引の開拓・拡大も強力に推進する計画です。
本年度、新たにミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を策定された背景と、そこに込めた思いを教えてください。
当社にはこれまで、会社の存在意義を明文化した共通の企業理念がありませんでした。しかし、新たな変化を求められる過渡期において、私達が一体「何のために存在し、何を目指すのか」を示す共通の旗印が不可欠であると考え、「ミッション、ビジョン、バリュー(MVV)」を今年度に策定いたしました。今後、新規の事業やサービスを展開する際に、「これは本当に当社が取り扱うべきサービスなのか」という判断の基準としても不可欠なものです。 今回定めたミッションは「ケーブルで、つなぎ、つくり、成長する。」、ビジョンは「挑戦を楽しみ、成長し、ワクワクが広がる会社へ」です。そして、それを日常的に体現するためのバリューとして「変化と挑戦」「やり切る責任感」「成長と育成」「組織力」「顧客起点」の五つの項目を定めました。 特に「変化と挑戦」や「やり切る責任感」という言葉には、私自身も大切にしている「絶対に諦めずにやり遂げる(ネバーギブアップ)精神」が深く込められています。どんな課題に直面しても、途中で投げ出さずにやり切る姿勢こそが、人を最も大きく成長させると信じています。現在は、このMVVを単なるスローガンに終わらせず、個人の定量的・定性的な目標と成果、そして報酬が連動するような、新しい人事評価制度への落とし込みを進めているところです。
現在、キャリア採用に注力する背景をお話しください。
2023年にケーブルテレビを含めたテレビ全体の市場がピークアウトを迎えて下降傾向にある一方で、インターネットは、光にかかわらず、一貫して右肩上がりの状態が続いています。テレビの収益が減った分をインターネットが受け皿として補っている状態です。おかげさまで業績は右肩上がりですが、今後は固定電話も下がっていくことが想定されますので、既に始まっている格安SIM(MVNO事業)や新規事業でいかに売上を伸ばしていくかが課題となっています。 そこで求められるのが新しいことへの挑戦です。2年前に事業開発部を立ち上げたのもそのためです。一方、これまでは少数精鋭体制で、なるべく人を増やさずに既存のメンバーで頑張る方針を採ってきましたが、今後は新しい風を取り入れていく必要があります。特に既成概念にとらわれない価値観を持った若い人材や、新しいことに積極的に挑戦する気持ちが強い人材、AIをはじめとするデジタル領域の経験や知見を持った人材が重要になってきます。これまで培った経験を生かして、会社の新たなチャレンジを支えていただける方を採用したいと考えています。
求職者の方へメッセージをお願いします。
新しくお迎えする仲間に期待することは、各部署の役割は違えども、日々の業務や新たな課題に対して“諦めずに挑戦する姿勢”です。変化の過渡期にある今、私達は若い世代ならではの新しい視点や、アグレッシブに挑戦するエネルギーを強く求めています。また、AIの利活用等の最新テクノロジーに関する知識や、当社に不足しているエンジニア的な知見をお持ちの方であれば、中心的な役割を果たしていただけるはずです。 当社で働く最大の魅力は、全社員が約46名という“大きすぎない組織規模”にあります。経営層との物理的・心理的距離が非常に近く、自分の出した意見や現場の要望がダイレクトに会社に届き、スピーディーに反映される風通しの良さがあります。 また12万世帯という圧倒的な顧客基盤は、失敗を恐れず、個人の主体的なアイデアを乗せて新しいビジネスの創出にチャレンジする安心感と自由度にも繋がっています。長く安心して働きながら、自分の手で仕事を動かす醍醐味をぜひ味わっていただきたいです。