高橋代表は前職で、マーケティングに関する特許を三つも取っているんですね!
はい。そのうちの一つの特許は、店頭のPOSデータ等をデジタルマーケティングに活用する仕組みです。例えばですが、とある人がコンビニやスーパーでコーラを買うと、翌日にその人のスマホにコーラの広告が出るようになるんです。マーケティングの主流になっているデジタルの領域に、店舗で行われる一瞬の貴重な購買情報を紐付けることで、さらに強固なものにできると考えました。 私はずっと「まだこの世にないマーケティングの形を見つけたい」という思いをずっと持っていました。そこから生まれた発明の有用性が、国からお墨付きをもらえたようなものです。自分のやってきたことや、思い描いていた未来は間違っていなかったのだと、心から喜べる瞬間でした。 また、ビジネスサイドの人間で特許を持っている人は、まだまだ珍しいのではないでしょうか。マーケティングに関わる企業の経営者としての自信にも繋がっています。
経営者として、他にも目指していたものはありますか
組織づくりにおいて、「メンバーが早いうちから活躍できる環境をつくりたい」という思いはかねてからありました。というのも、私は新卒で大手企業も経験しています。大手企業には大手企業の強みがありますが、やはりキャリアアップを考えると、勤続年数や経験年数に縛られてしまう印象がありました。 しかし、例えば現在課長であるメンバーが既に部長レベルの仕事ができるなら、若くても経験が浅くても、部長になるべきだと思いませんか。 だから当社では、経験ではなく「能力と実績」で評価します。実際にとあるメンバーは、インターン生から新卒入社して4年目頃からクライアントマネージャーに近しい仕事を任せています。 市場においても組織においても、目まぐるしい変化に適応し、自ら考え、しっかりとクライアントの売上という結果を生み出す。これができる人は、当社では際限なくポジションアップしていくと思います。
そういった活躍をする上で、高橋代表が選考で重視していることがあれば教えてください
現在の面接には、基本的に私が出て候補者と話をしています。そこで、当社の仕事が決して楽なものではないこと、そしてその先で成し遂げられること等を伝えています。 また選考では、「当社のバリューが候補者の心に響くか」も大切にしています。当社では「Beyond The Cutting Edge」というビジョンを掲げており、その1語である「Beyond」の頭文字六つからVALUE「Bolt/Expertise/Youthful/Oneness/Noble/Dynamism」を作りました。ある意味、これが「求める人物像」と言えますね。 例えば一つ目の「bolt」は、「稲妻よりも早く動け」という意味を込めています。また「expertise」は、クライアントの課題を解決する専門性を磨いてほしいという意図が込められています。 この六つのバリュー全て、入社時点で共感する必要はありません。どれか一つでも心に刺さるものがあれば、ぜひ当社の扉を叩いていただきたいです。
高橋代表は経営の他、実際のプロジェクトにも関わっているそうですね
はい。もちろんメインの仕事はメンバーに任せますが、クライアントとの商談や定例会にも参加しています。理由としては、やはり私自身もプロジェクトの現場が好きということが一つ。そしてもう一つは、自身のこれまでの経験や知見を生かして、メンバーに背中を見せたいという思いもあります。 企業によって社長は経営に振り切り、現場はもちろんオフィスでも顔を合わせないということもあるかもしれません。そう考えると、私は正反対と言えるほどメンバーの中に入り込んでいますね。 また社内のチャットツールでは、私は全てのグループに参加しています。そうすることで全ての案件の進捗を把握できますし、困っているメンバーがいたら声をかけることもできます。私からだけでなく、社員から相談に来ることも多いですね。今後はさらに組織を拡大させ、各部門の体制も強固なものにしていきます。ですが、私もできる限りのことはしたいと考えています。
素敵な組織づくりですね。一人ひとりが安心して思い切り挑戦できそうです!
私はこれまでのキャリアの中で、競争の激しい世界に身を置いてきました。しかし当社では、必要以上の競争をさせる気はありません。「競う」というよりも、ラグビーのような「スクラムを組む」ような感覚ですね。スポーツチームや家族のような一体感を持ち、みんなで切磋琢磨して成長していく組織が理想です。 家族と言えば、立ち上げ1年目には家族も呼んで労う宿泊イベントなども実施。次期の会社や各部門の事業計画やありたい姿を共有し、一緒に会社を良いものにしていこうと話し合います。またその後は、食事会等も行って楽しんでいます。 こうして、「社員還元型」の企業にしたいんですよね。一人ひとりの頑張りが報われて、家族も幸せにできる、今後もそんな組織を目指していきます。