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インタビュー画像代表取締役社長 CEO 福井 仁美氏 東京の有名私立大学在学中、女子大生タレントとしてスカウトされ芸能界入り。卒業後もスポーツキャスターやモデルとして活動。2008年から2015年まで情報バラエティ番組のリポーターを務め、高いリポーター力を発揮する。 2016年に芸能界を引退し、各種美容サロンをオーナー経営。2019年、国内初の化粧品登録実績となる「ブロウリフト」商材の開発に成功。2020年6月、株式会社JULIA IVY(ジュリア・アイビー)を立ち上げる。

ハリウッドブロウリフト(HBL)開発のきっかけは?

2016年から美容サロン経営に携わっていましたが、美容業界は競争が激しく、プレイヤーが飽和状態にありました。同業との差別化を図るために注目したのが眉毛でした。欧米には「眉毛サロン」があり、ブロウアーティストという職業の人々が活躍しています。サロンで眉毛を整えることが一般的で、憧れの存在となるブロウアーティストがいることも知っていました。そこで、日本で「眉毛サロン」を広めることが差別化に繋がると考え、眉毛に着目しました。 私が目を付けたのは、「ブロウラミネーション」と呼ばれる施術です。眉毛の毛流れを整えやすくする眉毛パーマで、ラミネート加工を施したような仕上がりになることから、この名前が付けられたそうです。欧米では眉毛サロンで施術が行われ、セレブやモデルの影響で人気が高まっていました。日本でもブロウラミネーションを導入しようと考えましたが、大きな壁にぶつかりました。一つは施術に使う溶剤が、日本人の肌には強すぎたことです。欧米の人々と比べて日本人の肌はデリケートであり、従来の溶剤では施術に耐えられませんでした。そしてもう一つが薬機法の規制です。欧米では眉毛の毛流れを改善するためにパーマ液が使われていますが、日本では薬機法によって、頭髪以外へのパーマ液の使用が禁止されていました。

ハリウッドブロウリフト(HBL)のオリジナル溶剤開発で苦労した点は?

日本でブロウラミネーションの施術を行うのは難しいと諦めかけていた頃、日本国内で試行錯誤しながらブロウラミネーションに挑戦しているサロンを見つけ、その取り組みに衝撃を受けました。薬機法をクリアできる低刺激な国産クリームを開発すれば、日本人にもブロウラミネーションの施術が可能になると考え、オリジナル溶剤の開発を決意しました。 全国の化粧品工場へ開発協力を打診しましたが、どこからも前向きな返答は得られませんでした。美容業界の関係者からは「無謀」とまで言われ、日本の美容業界では「眉毛」はアンタッチャブルな領域とされていました。日本の女性は眉毛に強いこだわりを持っており、画一的なサービスは浸透しづらいと考えられていたのです。しかし、日本ではこれまで眉毛を抜いたり剃ったりし、その上からアイブロウメイクを施すのが一般的でした。もしブロウラミネーションが可能になれば、よりナチュラルなアイブロウメイクが広まると確信していました。 いくつもの工場に断られながらも、ようやく私の商品企画に興味を持ってくれる企業を見つけ、その会社とともにオリジナル溶剤の開発に着手しました。試行錯誤を重ね、ついにオリジナル溶剤の完成にこぎ着けました。開発の過程で、私の眉毛はすべて溶けてなくなり、サロンのスタッフの眉毛も借りながら改良を続けました。

株式会社JULIA IVYを設立した背景は?

当初、ハリウッドブロウリフト(HBL)は、自らのサロンで提供する目的でオリジナル溶剤の開発を進めていました。溶剤の完成後、計画通りサロンでサービス提供を開始すると、瞬く間に人気が広がりました。「目論見通り!」と喜んでいたのも束の間、新たな課題が浮上しました。一つは同業者によるスパイ行為です。悪質なサロンでは誤った施術方法でブロウラミネーションが行われており、正しい施術方法を広める必要性を痛感しました。もう一つは、工場への発注ロット数の問題です。コストを考えると1万個単位での生産が必要な計算となり、とても自社サロン単体では消費しきれませんでした。 そこで、HBLを広めるために当社を設立しました。HBLの施術を導入したいサロン経営者向けに講習を実施し、そこで資格を取得した人のみが液剤を購入できるビジネスモデルを構築しました。B to Bの形態ではありますが、先にB to Cのブランディングとマーケティングを行った点は、業界内で新たな試みでした。従来の流れでは、メーカーがサロンに宣伝し、サロンが顧客へアプローチする構造でしたが、それでは認知に時間がかかるため、SNSを活用したB to Cへのアプローチを優先しました。また、従来の商流ではメーカーが卸売業者を介してサロンへ製品を流通させる形でしたが、私たちはECを通じてサロンへ直販する方法を採用しました。

福井CEOが、HBL事業を通して「見たい景色」とは?

ヘアーカットやネイルアートと同じように、男女や年齢を問わず、誰もが気軽に「眉毛サロン」に通う世界を実現したいと考えています。ネイルサロンは眉毛サロンの良きお手本です。20年前、人々は自分でマニキュアを塗っており、ネイルケアを専門のサロンで受けるという発想はありませんでした。「付け爪」の登場によってネイルアートというジャンルが生まれ、今では誰もが気軽にネイルサロンを訪れるようになりました。眉毛サロンもネイルサロンのように、人々にとって身近な存在となる日を夢見ています。憧れの職業ランキングに「ブロウアーティスト」が登場する日が来れば、私たちの努力も報われるはずです。 眉毛は、その人の人生を変える力を持っています。小学生の子どもが母親に連れられてHBLの施術を受けに来たことがありました。その子は眉毛に強いコンプレックスを持っており、前髪で隠して生活していました。しかし、HBLによって自分の眉毛に自信を持つことができ、オールバックで過ごすようになり、性格も大きく変わり、友達がたくさんできたと聞いています。当社の事業は「美容」の枠組みに収められがちですが、眉毛サロンが社会に浸透することで、コミュニケーションのあり方を変え、社会全体の活性化に繋がると考えています。

仕事をする上で、大切にしていることは?

普通のことをしない。それが私の信念です。独創的なアイデアにこそ価値があると考えているため、メンバーにも他の人が思いつかないような発想で仕事をしてほしいと思っています。入社時には、「普通のことを提案したら絶対に“NO”と言う」とはっきりと伝えています。私たちは、日本にまだ広まっていない「眉毛サロン文化」を築こうとしている会社です。だからこそ、当たり前にとらわれず、自由な発想で新しいカルチャーをともにつくっていきたいのです。 綺麗なプレゼン資料を作る時間があるなら、もう一歩踏み込んで考えてほしい。「べき論」に陥らず、物事の本質をつかみ取り、そこから創造的にアイデアを展開させる。それが大切です。例えば、LINE配信のタイトルに「新しい商品の入荷のお知らせ」と書いても、それは他社からも毎日届く情報であり、消費者の目に留まりません。LINE配信やメールマガジン、ブログ等はAIでも書ける時代ですが、どこかで見たことのある文章では人の心は動かせません。AIを仕事で活用するのは素晴らしいことですが、AIにはできない仕事をしなければ、その人自身の価値が失われてしまいます。だからこそ、失敗を恐れず、前例のないチャレンジをしてほしいと考えています。

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