代表取締役社長 大森 崇光氏

ご略歴をお教えください。

2007年の大学卒業後に、エネルギー会社系のシステム開発ベンダーに入社しました。当初はものづくりに関心があって、就活ではメーカーを回っていたのですが、ある時ふと文系の自分はもっとほかにやりたいことがあるかもしれないと思い直し、IT系に着目したのです。当時は意識していなかったのですが、エンジニアである父親の背中を見て育った影響があったかもしれないと今は思っています。 そのシステム開発会社では、親会社向けではなく外販部門に配属され、エンジニアとして金融機関向けのシステム開発に従事します。すると、2年後にその外販部門が分社化されるとともに、私はその資質を見込まれたのか、営業になることを勧められて転向することにしたのです。すると、自社ソリューションの新規営業担当として全国の地方銀行を飛び回ることになりました。 2012年に会社がM&Aの対象となり、大手SIerのグループ企業となって会社ごと私も移ることになります。2014年には親会社である大手SIerに1年間ほど出向したりと貴重な経験をさせていただきました。 そして、2018年に当社の創業社長である父親から、承継含みで入社することを求められ、応じることにしました。私としても、結婚して生活環境が変わったことや、地方のシステム開発会社も面白そうに思えたので前向きに同意しました。 入社後は営業や人材採用責任者として動き、2024年7月に父親から会社を承継し、2代目の代表取締役社長に就任しました。

新社長として、御社をどんな会社にしていきたいと考えていますか？

お客様を訪問すると、父親が培ってきた信頼関係の厚みをひしひしと感じています。これは当社の非常に重要な資産として大切に継承する一方、変化する時代に応じて組織運営も変えていきたいです。特に最近は新卒採用に力を入れ、毎年10名程度の新人を採用しており、社員の半数は20代という若い会社になっています。私もまだ40歳なので、若手との距離を縮め、何でも発言できるフラットな組織風土をつくっていきたいですね。 また、最新の技術トレンドもキャッチアップし、お客様から言われたことだけをするのではなく、お客様に対してシステムや製品をより良いものに変えていく提案をもっと積極的にしていきたいと思っています。 求職者の方へのメッセージとしては、当社は大手のお客様と直取引による働きがいがある会社だということを強調したいですね。直取引により、上流から下流までのあらゆる工程に一貫して携わることができますし、フルスタック的に幅広い業務にタッチできます。また、安定性が高いこともあってガツガツ、セカセカしたところがなく、腰を据えて落ち着いて仕事に取り組める風土もあります。そんな環境でじっくり仕事をしたい方は、ぜひご応募いただきたいです。

そのために社員に対して期待することや、どう活躍してほしいかといった思いをお聞かせください。

主体性を持って仕事をしてほしいと思っています。何事によらず、主体的に行うことでより楽しくなり、やりがいも増すからです。そして、そういう楽しい仕事をすることで、自ずと人生は豊かになると思います。仕事に就く時間が一日の3分の1という最も多くを占めているわけですから。また、そんな仕事ができる会社にしていくことが、私の責任でもあります。

大森さんの仕事観をお聞かせください。

私は何をやるにしても、ポジティブに楽しい面を見つけ、楽しく感じながらやりたいと思って臨んでいるタイプです。そのためには、先述のとおり主体的であることが大事なわけですが、受け身的に指示に従っているだけでなく、これをやることにどんな意味があるのか、これをやることで何が得られるのかを考えて取り組む方が何倍も成果に繋がると思っています。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

ゴルフが好きなのですが、家庭も持っているのでラウンドは月1～2回といったところですね。 主には、妻と6歳の息子と過ごす時間を大切にしています。最近は周辺のキャンプ場に行って野外生活を楽しんでいます。息子が自然の中でいろいろなことを学ぶにもいいことだと思いますし。なお、息子を近所にできたボルダリングの練習場に連れて行ったら、ハマってしまいました。ボルダーとしての将来を楽しみに思っています。