起業の際、社長が感じていた不動産業界の問題点とはどういうものだったのですか?
一番の問題点は「人を大切にしていない」ということでした。それは、働いている従業員に対してもそうでしたし、マンションをご購入いただくお客様に対しても同じです。当時は「売ってやる」という精神で、仕事しているところがあったんです。 でも、普通に考えればおかしな話ですよね。一生に一度の買い物をしていただくお客様に対して、きちんとした対応をしていない。ご購入後に問題が発生してもまともに対策を講じない。これはおかしいぞ、と思ったのがこの業界への違和感のはじまりです。お客様を第一に考えるというのはどんな業種業界でも当たり前のことなのですが、不動産業界には大きく欠けていた点でした。
不動産業界で働くことの魅力を教えてください。
わかりやすく言えば、「地図に残る」仕事だということです。地図を眺めていて、担当した物件を目にしたときはやはり感動しますよね。頑張った甲斐があったなあと思える瞬間ではないでしょうか。 また、昨年の忘年会のとき、当社が1年間に手がけた物件と社員たちが働いている姿をまとめたDVDを制作したんです。制作、といっても私が一週間かけて手作りしたんですが(笑)。そのDVDを忘年会の席で流したんです。すると、みんなすごく喜んでくれて。地図に限らず、自分たちの成果が目に見える形で残る。そのことにみんなやりがいを感じてくれているようです。
社長にとって仕事とは?
少し抽象的な言い方ですが、自分の存在価値を他人に感じていただくことではないでしょうか。つまり、それは「生きている証」ということなんですが、そのためには自分のことばかり考えるのではなく、いかに人のために行動するかを考える必要があるでしょう。それこそまさに“人間力”を高めることだと思います。 また、フリーランスで仕事をするのと違い、会社で働く人間にとって同僚は家族よりも長い時間を共有することになります。その人たちと仕事を円滑にするためには自分のことばかりではどうしようもありません。 お客様に対しても同僚に対しても、自分自身を表現することで喜んでもらう。それが仕事の本質だと思います。
最後に求職者の皆さんへメッセージをお願いします。
分譲マンションは、構想から完成まで何年もかけて出来上がるものです。それまでにいろんな人たちが関わり、それぞれに魂を込めて作業を行っています。その方たちの魂をお客様に伝えることが私たちに託された役割なんです。ですから、単にお客様を満足させるだけではなく、そういう想いを背負いながら取り組んでいただきたいと思います。 また、就職とは結婚と同じようなもの。同じ価値観をもつ会社と社員が結ばれれば、必ずハッピーになれると思います。少しでも私たちの仕事に興味をもち、その理念に共感していただけるならぜひ一緒に幸せになりましょう。あなたの成長を当社が責任をもってバックアップいたします。