システム開発部　課長 荒田 浩祐氏 2017年入社。熊本県内のシステム開発会社2社を経て、同社へ

アネストシステムで働くことになった経緯を教えていただけますか？

知人の紹介で入社しました。「こんな会社がエンジニアを探しているようだけど、どう？」という感じで声をかけていただき、あとは自然な流れで、今に至ります。入社の決め手は何と言っても、自社プロダクトに関われる魅力です。熊本県内のシステム開発会社の多くが派遣・常駐スタイルで、前職でも約10年間お客様先に常駐。当時からPLやPMを任され、やりがいもありましたが、自社プロダクトの魅力が勝りました。 入社時は、ちょうど『GrowthBOX』のクラウド化が始まろうとしていた時期。私もプロジェクトにPMのポジションで加えていただき、PHPやAWS等ソフトウェアとインフラの両面で、クラウドに関する知見をイチから勉強しながら、忘れもしない2019年10月に、1年がかりで発売開始にこぎつけました。借りものじゃない、自分達のシステムを自分達の力で形にする。ずっとやりたいと思っていた仕事を、入社早々経験できました。同じPMという立場でも、受託案件と自社プロダクトではこうも違うものか…と思いましたね。

自社プロダクトを手掛ける面白さとは、どのようなものでしょうか？

育てる面白さ、ですね。受託開発案件は、納品してしまえばひとまず完了。一方で自社プロダクトの場合、発売開始したてのシステムは新生児のようなもので、機能追加やバージョンアップを重ねて鍛えていく必要があります。この育てるプロセスは自社プロダクトならではのもので、育てば育つほど愛着が深まるのを実感しています。 この1年でも、Amazon Web Serviceを活用したテレビ通話録画機能、スマホ通話録音機能等、追加機能の開発事例はいくつもあります。点呼機能では、クラウドにおける顔認証技術の基礎から勉強して、開発に取り組みました。 開発の方向性、例えば「次は録音録画だ」といった開発テーマに大枠を設定しますが、実際の開発内容はプロジェクトメンバーで議論、というより雑談に近いフリートークを重ねるうちに自然と見えてくるという流れです。 ヒトの成長フェーズでいうと、当社の四つのSaaSは今、10代半ばの育ち盛り。エンジニア一同、いい意味で楽しみながら夢中で育てています。

エンジニアとして、アネストシステムでどんなスキルが身に付きますか？

先ほどお話しした録音録画機能や顔認証機能でもそうですが、新しい案件に取り組むたびに知見が広がり、経験値が確実にアップします。またクラウドに加えてローカルやスマホアプリの開発に携わるチャンスも豊富で、多様な開発手法が体得できます。 それとは別に、SaaS運営の全体像を学べるところも、SaaSの「作り手」であり「送り手」でもある当社ならではの大きなメリットです。プロダクト戦略、ファイナンス、事業計画、マーケティング、もちろん開発…　なるほどSaaSとはこのように体制を構築して、これだけの人が関わって初めて、ユーザーの評価に足るレベルまで持っていけるのか…といった運営手法全体が、日々の業務を通じて自然と理解できる。個々のプロジェクトを包括する、より大きなプロジェクトの全体像を俯瞰的に理解する視点が持てる、と言い換えてもいいでしょう。個人的には、当社の規模感でこれだけの知見が得られること自体が、かなり贅沢なことだと思いますね。

システム開発部の空気感はいかがですか。貴社のカルチャーと合わせて教えてください。

クラウド化以降の当社は、業績も社員数も年々目に見えて増える成長モードに入っています。私が入社した2017年、総勢十数人だった頃を思うと、感慨深いものがありますね。社員は70名に増えましたが、当然のことながら社歴5年以下の若手が主流。システム開発部のエンジニアも20代が一番多く、会社の成長期と若いメンバーの成長意欲の相乗効果でしょうか、部内はとても明るく活気に満ちています。 とはいえ、全員が一つにまとまって…というような熱過ぎる雰囲気でもなく、服装も自由ですし、少人数で進めるプロジェクト内はいたって自由な空気感。堅苦しい上下関係や、キャリアや年齢の壁をもないので、多くのメンバーが働きやすさを実感しているようです。もちろん私もそう。最近も、毎月１度全社員が誰か一人の社員に感謝や尊敬の思いを匿名で伝え合うサンクスギフトで、「相談に乗ってくれてありがとう」というコメントとともにギフトカードを頂きました。一体誰が…コールセンターをはじめ、他部署のメンバーとも日常的に関わっているので、誰かは分からないけど、こういうのもなかなかいいものだな、と実感しました。もちろん私も毎月、頑張っている若手に励ましとエールを、ギフトとともに贈っています。

ワークライフバランスはどうですか？休日の過ごし方もお聞きしたいです。

土日休みの週休二日制で、残業は月20時間前後。年に何度か、土曜日に出社することもありますが、有給休暇もしっかり取れますし、オンとオフがちょうどいいバランスだと思います。 オフタイムを使う社内イベントは基本ありませんが、社内旅行は毎年実施されていて、去年は沖縄に行きました。また、メンバーのプライベートは関知していませんが、開発の若手の中には、よく集まってゲームをしている人も多いようです。あとは、会社近くの体育館に出かけてバドミントンをやっているメンバーも目立ちますね。とにかく人それぞれ、自由気ままにプライベートの時間を過ごしています。 私自身は、最近、よくキャンプに出かけています。阿蘇方面が多いですね。 プライベートといえば、自宅でテレビを見ていると、誰でも商品名を知っている会計ソフト等、SaaSのCMが頻繁に流れます。それを見るたびに、今はSaaSの時代だな、時代の旬の領域のど真ん中に、自分も立っているんだな、と。この感覚も、当社だからこそ得られた財産の一つです。