オリックス生命保険株式会社

オリックス生命理念「想いを、心に響くカタチに。」を体現することで、「オリックス生命を選んで良かった」とお客さまにご満足いただくことを目指し、日々お客さま本位の保険を考え続けるオリックス生命保険。設立は1991年。100年企業も珍しくない生保業界にあってはまだまだ若い企業だが、30年超の期間を経て、約480万件のご契約をお預かりする会社へと成長している。

同社は、2006年に「医療保険CURE」を発売して以降、医療保険などの第三分野と呼ばれる領域を中心に業容を拡大してきたが、近年においては、保険本来の役割をもって、お客さまの人生における安心を更に支えるためにも、第三分野だけでなく、死亡保険（第一分野）の強化に取組んでいる。

長崎ビジネスセンターは、本社機能の一部を担う地方初の拠点として2016年10月に長崎市に開設。現在は約420名の社員が働いており、本社のある首都圏に大きな自然災害が起きたときでも、お客さまの大切なご契約をお守りし、保険金・給付金等の支払業務やお客さまからの問合わせ対応業務等のサービスを継続的かつ安定的に提供するための体制を整えている。今後はさらに業容拡大を進め、将来的には「第⼆本社」としての機能の確⽴を⽬指しており、今後さらに重要度が増していく拠点だ。

長崎ビジネスセンターは、JR長崎駅から徒歩8分、倉庫街跡地を活用して大規模な都市再開発が進むベイサイドエリアの一角にある。オフィスは2019年に竣工した地上11階建てのビルの6階から11階まで、6フロアを占めており、「ITユーザーエンゲージメント部 長崎IT運用チーム」は6階にある。
業務内容は、インフラ運用からアプリケーション運用、OA機器領域まで多岐にわたる。一般に、事業会社のIT部門ではシステム運用やメンテナンス管理の実務を外部ベンダーや協力会社に一任するケースも少なくないが、長崎IT運用チームでは社員自ら手を動かすことを必須としており、以下の実践的なスキルの取得が期待できる。

・保険業務の工程(募集/申込、新契約査定、保全/保険金・給付金支払/料金収納)ごとに使用されるシステムの理解
・本番稼働システム障害時の対応スキル(障害リカバリー、ユーザー対応、発生原因分析、再発防止策策定など)
・社内のさまざまなシステム（基幹系・事務系・フロント系）の運用・保守を経験し、OSからミドルウェアまでの幅広い専門性
・オンプレ機器運用からプライベートクラウド運用まで、プラットフォームに依存しない運用の知見
・コンテナ基盤を運用するのに必要となるスキル（Linux、docker、Kubernetes等）
・課題解決、業務効率化に向けた取組み、ツール導入といった計画の立案から実行までの一連の流れの経験
・80を超える部門・支社を持つ企業におけるIT資産の運用・保守方法
・先進的な技術やOSアップデートなど、最新のIT事情に関する知識

長崎に腰を据えて、全国規模の事業会社における全社的なIT業務に取組み、大規模なプロジェクトが経験できる。日常的に、他拠点とオンラインミーティングを行うが、ユーザーとの距離が近いことも長崎IT運用チームのメリットの1つ。長崎ビジネスセンターにはコンタクトセンター部門と事務部門もあるため、システムに関する問題点や改善点を対面で聞くことも可能。

また、同社ではIT社員を専門人材と位置付け、2020年10月に「IT専門職制度」を導入。業務に必要なスキルを数値化したI技能判定基準を策定し、スキルに見合った公平な評価・処遇を実現している。IT人材目線で見ると、管理職に就かなくとも、技術者としてより高いステージを目指せる人事体制が整っていると言える。なお、「IT専門職制度」導入にあたり、IT分野において効果的なビジネスモデルの構築・促進を実現した企業を表彰する「IT賞（マネジメント領域）」を受賞している。（2021年度、公益社団法人企業情報化協会主催）

公平な評価体系に加えて教育制度も手厚く、IT人材のスキルアップを後押ししている。資格取得については、基本情報技術者や応用情報技術者といったIT系資格はもちろん、生命保険関連の資格についても、取得費用を会社が負担する。生命保険関連の資格は、生命保険一般課程試験から生命保険応用課程試験等、多岐にわたるが、社内SEとして必要不可欠な業務知識の習得を目指す意味でも、資格取得は必須である。なおIT系資格では、一定のキャリアを積んだ後にITサービスマネージャ、テータベーススペシャリストといった高難易度の上級資格にチャレンジすることもできる。

また会社が設定した必須の研修のほか、自ら学び成長するために必要な研修を社員が選択し受講することができる。（受講費用は会社負担）
さらには年2回の個別面談を通じ、社員一人ひとりに対してきめ細かな目標管理とキャリアサポートを行っているため、5年先、10年先を見据えたライフプランを立てやすい点も見逃せない。

ワークライフバランスも良好だ。年間休日120日に加え、通常の有給休暇とは別に連続5日間取得できる「リフレッシュ休暇取得推進制度」があり、毎年取得できる上に5万円の奨励金が支給される。産休・育休、介護休暇や看護休暇等の特別休暇も多彩で、日数等全て法定基準を上回っている。このように、待遇・処遇の随所にオリックスグループのスケールメリットが見て取れる。

自己啓発からスポーツまで、さまざまな福利厚生メニューから自由に選べる「カフェテリアプラン」を導入する等、福利厚生制度も充実している。 「長崎でいちばん笑顔になれるオフィス」を目指す快適な職場環境も要チェックだ。最上階（11 階）の「BAKUBAKUカフェ」は、マッサージチェアも備えたリフレッシュスペース。長崎港を見下ろし、女神大橋を速望しながらランチを楽しめるのも、社員の特権だ。毎年7月の「みなとまつり」では花火鑑賞の特等席となるため、社員の多くが家族同伴で楽しんでいる。

長崎IT運用チームは転居を伴う異動はないが、首都圏勤務社員と同じくキャリアアップの制限はない。地元長崎でIT人材としてじっくりと実力を磨きたい、さらに成長したい、そんな方達にとって魅力的な職場であると言えよう。