株式会社パワー・インタラクティブ

「顧客育成を実現する」をコンセプトに企業のWebサイトのプランニング・コンサルティングから構築・プロモーション・効果測定とトータルにサポートしている株式会社パワー・インタラクティブ。「アクセスログ活用」「ウェブ制作」「集客・CRM」という3つの事業のノウハウを集積し、各企業にあわせた最適な顧客育成コンサルティングを提供している。

同社は経営コンサルタントだった代表の岡本氏が「これからのコンサルティングにはインターネットを活用したマーケティングが不可欠」という考えから、ネット・マーケティングの専門コンサルティング会社として1997年に創業。以来、インターネットを活用したマーケティングの新しい可能性を追求してきた。

同社が掲げる「顧客育成」は非顧客との接点をもつことからスタートする。非顧客から見込み客、そして顧客へと“育成”するまでを一つの流れとし、各社にあったマーケティングフローを提案。さらにはリピーター、ファン客へと育成していく。各フェーズに対応した課題の明確化、評価指標の設計、施策の立案、さらにはそれぞれのプランを実行するためのマーケティングサービスの提供を通じて、マーケティングにおける課題の解決をサポートする。

また、マーケティングサービスとしてはWeb診断・アクセスログ分析はもちろん、それに基づくWeb戦略のプランニングからWebサイト構築・運営まで幅広く実施。顧客育成に欠かせないマーケティングシステムの提供にも力を入れており、自社開発ツールとして顧客の行動を可視化するアクセスログ解析ツール「PowerROI」を提供している。

同社の特徴は、何といってもその総合力にある。従来の一般的なマーケティング会社はアクセスログを解析し、レポートを提出するだけで、その結果をどのようにウェブサイト改善や顧客育成へとつなげるかという具体的な施策の提案にまでは至らなかった。

同社の場合は、立ち上げ当初からマーケティングのみならずWeb制作にも注力してきたため、インターネットを効果的にマーケティング活動と連動させるノウハウを実践を通して培ってきた。このため、Webサイトの企画立案・構築、プロモーション活動の展開、システムツールの導入など、ログ解析レポートを元に「どのようにアクションを起こすべきか」を総合的に判断し、明確に提案できるのだ。このことこそが、同社ならではの強みといえるだろう。

また、同社のWebマーケティング力は「コクヨS&T」「江崎グリコ」「NTT」「コープこうべ」など大手有名企業との取引実績にも裏付けられる。コクヨS&Tを例に挙げると、オフィス向けのソリューションページの再構成をはじめ、SEO対策を含めた集客サイトの構築によりトップページからの離脱率の低減に大きく貢献した。

これら大手顧客との接点となるのが自社で開催しているセミナーである。このセミナーでは、最新のWebマーケティングの動向および同社での事例をわかりやすく紹介。Webマーケティングに関心のある企業が概要をおさえるには最適な内容となっている。また、企業のWeb担当者を対象とした有料セミナーはアクセス解析、SEO対策、リスティング広告、メールマーケティングといったWebマーケティングに必須の知識、ノウハウが身につく内容となっている。

セミナーを効果的に使い、Webマーケティングの必要性を企業に啓蒙する地道な活動が、今日の同社の成長を支える礎となってきた。

「アクセスログ解析元年」と位置づけられた2009年。今後、本格的にWebマーケティングに取り組む企業が増えることは間違いない。そんな中、同社が求めているのは、自分の可能性を信じ、新しいことにチャレンジできるバイタリティあふれる人材だ。

「これからは専門性だけでなく、総合性をもつ人材が必要とされる時代になる」という取締役の遠藤氏。例えばWeb制作者はアクセスログも、営業担当者はWebサイト運営も理解し、担当できて当たり前の時代が来るだろう。そういう時代に立ち向かえるポテンシャル豊かな人材と、これからの同社を築いていきたいという。

また、コミュニケーション能力は必須となるが、ただ四角四面に言葉を受け取るだけでなく、相手が伝えようとする文脈を正しく理解する「聞く力」をもった人を求めている。言われたことだけを素直に受け取るのではなく、今、自分に何が求められているかを感じ、行動できるような人に今後の同社を担ってもらいたいとのことだ。

この春には手狭になってきた東京オフィスを拡張したという同社。今を第二創業期として同社自体が身をもって新たな顧客育成に取り組んでいく。その中心となって活躍する、意欲あふれる人材の参画に同社は期待をしている。

これからの時代、企業が経営戦略を考える上でWebマーケティングは欠かせない要素になるだろう。Webマーケティングをフィールドとしてキャリアを構築していきたいなら、黎明期から取り組んできた同社でノウハウを学び、ぜひ活躍の場を広げてもらいたい。