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インタビュー画像インスタイル株式会社 代表取締役CEO 西村 豪庸氏 大学在学中に19歳で飲食店を開業。レストラン、カフェ、バーなど約100店舗に拡大した後、仲間と不協和音が生じたことをきっかけに手を引く。その後、経営コンサルタントとして多くの企業を支援する傍ら、飲食、美容、アパレル、芸能、不動産、コンサルティング、ベンチャーキャピタル、スマートフォンなど多岐にわたる事業会社を経営。グループ総勢500人ほどのインスタイルグループを率いている。

社長のご経歴と、インスタイルグループの成り立ちを教えてください。

16歳のときに漫画の『ソムリエ』を読んで、ソムリエになろうと決心して、10日後に一人でパリに行きました。おかしな人ですよね(笑)。でも、ちゃんとソムリエになって、そこから10年はどっぷり飲食業です。飲食業を選んだのは、「仲間うちでワイワイ楽しくやれるのは飲食業だけだから」と、先輩に言われたから。 当時から今も、結局、僕がやりたいのはそれです。業種業態は何であれ、みんなで楽しく仕事ができて生きていければいい。飲食業は、100店舗ほど展開した後にバイアウトしました。その後、ほかのビジネスをやるようになって、「飲食じゃなくても、チームで楽しく仕事ができるんだ」と知り、そこからですね。業種業態を選ばなくなったのは。 不動産が好きな社長にコンサルタントになれとは言わないし、アパレルが好きな社長に不動産を売れとは言いません。やりたいことを勝手にやればいい。そのような感じで勝手につながって広がって、今のインスタイルグループの形になりました。結局、人が起点で「こいつがいるから、こんなことができるね」とか、「お前なら、こんなことができるんじゃない?」とアドバイスしたり、サポートしたりという具合です。 僕は『モンスターハンター』が好きで、昨日も朝までやっていたのですが(笑)、仕事も同じこと。仕事が遊びで、遊びが仕事になっている。みんなにもそうあってほしいと思っています。

例えば「不動産をやりたいです」という人がやって来て、事業が始まる具合ですか。

そうですね。なかには「俺、ビッグになりたいです」と言うので、こちらから「じゃあ、お前はこれが向いてるんじゃない?」と提案するような始まり方もあります。 やりたいこと、やれることがわからないのは仕方ないと思います。だってほとんどの人が、多種多様な仕事の経験をしたこともなければ、同じ職種でも様々な会社に勤めた経験もない状態で、「一生の仕事を決めなさい」とか「これをやりなさい」とか言われるのですから。僕はコンサルティングで色々な会社に行きますが、普通は1社か2社の文化や業種業態しか知りません。その状況で起業なり就職なりするのは、きついですよね。 醤油と味噌しか食べたことがないのに、一生の愛するラーメンを決めなくてはいけなくて、「え?豚骨?坦々?」と混乱するような(笑)。ウチに来れば、色々なラーメンを食べさせてあげることができるし、何だったら蕎麦だってある。仕事に関して言えば、それくらいみんな狭い世界で生きていると思います。すべての人は自分のフレームで生きざるを得ないし、大抵の人のフレームは小さく、偏っています。その点、インスタイルはグループの中に色々な職種、業種業態があるので、フレームに縛られない可能性は提示できる環境だと思います。

インスタイルグループに来れば、色々な仕事ができる可能性があるということですか。

できますね。実際、この会社、この仕事と決めてやっている人もいれば、あちこちを行き来しながら色々な仕事をしたい人もいます。様々なので、その辺りは面接時に僕がヒアリングをします。3年後、5年後、10年後、20年後にどうしたいのかを聞いて、その答えの良し悪しで採用、不採用を決めるということではなく、インスタイルグループでの実現の可能性を考えるのです。「その仕事は、今はウチにないけど、3年後までに作ってあげる」なのか、「それは多分、ウチではこの先もやらないと思うから、代わりにこの人を紹介してあげる」なのかわかりませんが、何らかの道を示したいと思います。 社員もアルバイトも含めてグループの全員を、僕はファミリーと呼んでいるのですが、ファミリーのみんなが、やりたいことだけをやって生きていけばいい。実際、僕だってそうしていますから。 「苦労しろ」とか「苦手なことも克服しろ」と言う人もいますが、僕は、それは全力で否定します。だって不得意な科目を何とか頑張ったとして、相当な努力家でも取れる点数は100点が限界でしょう。大抵の人は頑張っても90点。でも一歩社会に出れば、ほかは0点だけど一つだけ200点、300点と取れる人がいて、その人にしか仕事は任されません。努力しようがしまいが関係なく、90点の人はお呼びでない。それが市場原理です。だから、苦手をなくす努力は、「効率が悪い」という話ではなく、本当に意味がないのです。得意なことを伸ばすほうがずっといい。そのように得意なこと、好きなことを「やりたいです」という人が集まって、この多種多様なグループができているのです。

どんな人と一緒に働きたいですか。

満たされていない人は採りませんね。癒されていない人、と表現してもいいと思います。以前、飲食業をやっていた頃は、自分で言うのもなんですが、カリスマ経営者で(笑)、「俺についてこい」的な、癒されていない人も「俺が何とかしてやる」というスタンスでした。でも冷静に考えれば、最初から癒されている人と仕事をしたほうが楽ですよね。マイナスからのスタートじゃないから。マイナスを満たしても、やっとゼロにしかなりません。僕はセラピストではないので、マイナスをゼロにするのは、僕の仕事ではありません。 例えば「この世界を変えたい」という思いにも、「今も楽しくて幸せだけど、こうすればもっと楽しくなるんじゃないか」という情熱と、「世の中クソだよね、何とかしたいよね、ロック!」みたいな怨念の両方がある。僕は、後者の考え方にはまったく共感できません。ここまで来るのに、どれだけの先人たちの血と汗と努力があったか。『Always 三丁目の夕日』を見て、あの頃は良かったと言うけど、今は犯罪発生率も乳児死亡率も、あの頃よりずっと低いです。今がいちばん安心、安全で、暮らしやすい。十分、幸せなはずです。だから、一緒に仕事をするなら「今も素晴らしいけど、少しアレンジすることによってもっと素晴らしくしたい」というスタンスの人ですね。「癒されている」とは、そういうニュアンスです。 面接でも言います。「お前、もう少し癒されてからウチにおいで」と。実際、長い人だとそうやって3年くらい、たまに食事をしながら話をして、「これなら大丈夫」というところでウチに来た人もいますよ。

最後に社長の仕事観や、世の中に提供したい価値を教えてください。

ありません(笑)。ウチのような、年商1000億円もいかない中小企業なんて、世の中に対するインパクトは何もないですから。景気も関係ありません。「景気が悪くて、売上が上がらない」的な話もよく聞きますが、何を言っているのだろうと思います。マクロ経済が影響するサイズではありません。大半のシェアを取っているわけでもないのだから、自分たちのサービスや商品が選ばれるか、選ばれないか、それだけです。景気と関連づけるのは、僕にしてみれば、「私、彼氏できないんだよね。少子高齢化だから」と言っているくらい滑稽に聞こえます。 僕は、ファミリーの人たちに対しては全力で頑張るし、ファミリーのみんなは、まずは自分のために働けばいいと思います。衣食足りて礼節を知るのが人間なので、ハッピーに働いて、買い物でも食事でも旅行でも、自分のやりたいことをやる。自分が満たされて、そこからあふれ出た分を、お客様に向ければいい。だから、満たされてない人とは仕事をしないのです。 シャンパンタワーは、すべてのグラスが満たされていれば、上から注ぐと均等にオーバーフローするはずですが、1カ所に空のグラスがあると、そこに流れが集中して澱んでしまいます。そのグラスを、職人技でサッと変えるのが僕の仕事。それは僕にしかできないことです。そんな役割を果たしながら、みんなが本当に好きに働いて力を出せるグループでありたいですね。

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