株式会社ディライトテクノロジー

株式会社ディライトテクノロジーは、2002年11月に代表とその仲間３人で設立されたIT企業です。

創業以来、ソフトウェア開発を主力事業としてきましたが、取引先の要望に応える形で徐々に事業領域を拡大させており、今ではソフトウェア開発からシステム構築までトータルで対応するIT企業となっています。ここ3年ほどは、テレワークの広がりもあり、特にMicrosoft365のクラウド構築事業が急成長を遂げています。企業におけるクラウドの利用は、以前に比べて格段に進んでおり、現在同社が最も力をいれている事業の一つです。

同社が掲げるビジョンは「IＴ　✕　モノづくりで世の中に貢献していく」。
ITの力が世の中を席巻していることは周知の事実ですが、そのITとモノづくりを融合した世界を作りたいというのが、同社のビジョンです。

ディライトテクノロジー創業のきっかけは、代表の阿部がシステムエンジニア時代に感じた違和感だったといいます。エンドユーザに対しシステム提案から構築までを担当していましたが、細部に至る部分でどうしても顧客の要望に応えられない部分があったとのこと。「パッケージソフトや既製品の組み合わせでは、どうしても対応できない」と感じた阿部はスクラッチ開発のソフトウェアであれば、お客さんの要望に応えられるのではないかと考え会社を立ち上げました。

同社が目指すシステムのイメージは、オーダーメイドのスーツのようなものです。
袖を通した瞬間、自分の体にフィットし、さらにオーダーメイドながらではの丁寧な作りこみを感じられる。日本人の感性にやどる繊細な心、一歩進んだおもてなしの気持ち。「神は細部に宿る」と言いますが、そういったものを提供する会社を目指しています。

「本来、ＩＴは本来そこで働く人たちを楽にしたり、働く時間を短くしたりするものです。しかしながら、現実には現場の業務にジャストフィットしたシステムが構築できず、現場は無理を強いられていることが多い。ＩＴ本来の力を発揮できていないと思います。現場と最先端の技術を紐づける。会社を立ち上げて以来、そんな存在になりたいとずっと思っています。」（代表取締役社長 阿部 嘉明氏）」

同社が考える組織の理想像はどんなものでしょうか。
「まずは、個人の役割を明確にすること。そしてルールでガチガチに縛るのではなく、各個人の自主性を尊重すること」
ITの進化により変革のスピードが早いこの時代、誰かが正解を持っているわけではありません。昔ながらのピラミッド型の組織体制で正解を追い求めていくのではなく、社員一人ひとりが自主の精神を持ち、その状況に応じた的確な判断をくだせる組織体制が理想です。

そうなると、当然社員一人ひとりに求められる期待値は大きくなりますが、その分やりがいのある仕事に出会える機会は増えることになります。また、チーム全体で力を発揮できるよう、デジタルツールの取り込みも積極的に行っています。一昔前の働き方に慣れている人には最初は違和感があるかも知れませんが、一度その働き方に慣れてしまえば、きわめて高い生産性を叩き出すことが出来るでしょう。

「私は、取引先と共に成長していく会社を創りたいと思っています。」（阿部氏）

同社の理念の１つにもなっている共存共栄。長い間、取引先と良好な関係を結び続け、お互いに成長していくことは一筋縄ではいかないことですが、ビジョンに共感した若手メンバー達が会社の中心となって、新しい時代を築こうとしているのも現実です。