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インタビュー画像代表取締役 阿部 嘉明氏 20代前半でフリーランスになった、たたき上げのエンジニア社長。自身の考えや理念をより広げたいと考え、知人と三人で株式会社ディライトテクノロジーを創業。IT×モノづくりで世の中に貢献し、クライアントと共に発展していきたいという思いのもと、最近は若手エンジニアの育成にも力を注ぐ。クライアントから絶大な信頼を寄せられている人物で、自らの経験とノウハウを活かしつつ、後進のために道を切り開いている。1964年生まれの58歳。

ディライトテクノロジーを立ち上げるまでの経歴は?

学生時代は、専門学校で英語を勉強していたこともあり、最初は海外関係の仕事を考えていましたが、就職活動を進める中で、IT関係の仕事(当時はまだコンピューター関係と呼ばれていました)が今後最も伸びるのではないかと思い、この業界に飛び込みました。 入社したのは社員10名程度のソフトハウスでしたが、大手電機メーカーの現場につてがあったため、入社直後からそこに派遣されエンジニアのキャリアをスタートさせました。最初に担当した仕事は、大学間のシステムをネットワークでつなぐ仕事です。当時はまだインターネットがなく、その前身となるARPANETと同じような仕組みでネットワークを組んでいました。プログラムを書くのがメインの仕事なのですが、プログラムもネットワークも知識ゼロから始めたため、毎日夜遅くまで残業して勉強しました。とにかく相当に苦労した記憶があります。その後、UNIXサーバの構築やATMのネットワーク、MicrosoftのActive Directory等、いろいろな仕事に関わりましたが、大学間ネットワークの仕事自体が当時最先端の仕事だったこともあり、その後も比較的目新しい仕事を任されていました。 20代のころから漠然と独立して会社を立ち上げたいという願望があったこともあり、途中から個人事業主として独立してフリーランサーとして働き始めました。30代を過ぎたころ、知り合いから「放送局がインターネット時代を見据えて、ネット活用の部隊を立ち上げる仕事があるが来ないか?」というお誘いを受けて、放送局へ仕事の場を移しました。2000年になるちょっと前です。 今まで習得した経験や技術がかなり重宝がられたこともあり、これならば会社を立ち上げても大丈夫だと思い、そこから3年後に当社を創業しました。

ディライトテクノロジーを創業した理由は?

当社を設立したのは、個人的に起業したいという夢があったこともありますが、やはり一番は、当社の理念にもなっている、ITの力で世の中に貢献したいという気持ちが強くなったことです。 当時はお客さんの要望に応えたくても、システム環境が整わなかったり、製品自体が海外で作られているため、システム改修もままならず、どうしても痒い所に手が届かないということがよくありました。その中でも、唯一ソフトウェア開発の領域、特にスクラッチ開発だけは、いくらでもお客さんの要望に応えることができるので、やり甲斐のある仕事だと感じていました。 ただ、一人ではできる範囲も限られてしまうのと、発注する側も個人相手ではなかなか仕事が頼みづらいだろうなと思いました。会社組織であればお客さんも安心でしょうし、自分が積んできた経験やノウハウ、人脈等をほかのエンジニアとも共有できるため、より広い範囲で価値を提供できます。お客さんと長く良い関係を続け、共に発展していくためには、やはり会社組織を作るのが最適解と思うようになりました。 そんな思いを大手電機メーカー時代の仲間に相談したところ、二人が面白そうだ!ぜひ一緒にやろう!と起業に参加する運びとなりました。私は放送局、二人は大手電機メーカーの仕事をしていましたが、独立に際して当時の大手電機メーカーの部長に相談したところ「起業して会社組織にするならば仕事を発注するから、ぜひ頑張って!」と背中を押され、当社は船出しました。

創業20年を超える社史の中で、ターニングポイントはありましたか?

ターニングポイントはいくつかありますが、最近でいうと新型コロナウィルスの感染拡大です。 日本で新型コロナウイルスの感染が大きく広がったのは2020年1月あたりからですが、その直後の3月に弊社はフルテレワーク体制に移行しました。もともとIT会社である上に、当時すでにTeamsなどのチャットツールを利用していたということもあり、かなりスムースにフルテレワーク体制に移行できたと思います。 当初は事業継続のために従業員の感染を予防するというのが、フルテレワーク体制に移行した一番の目的でした。そして同時に一番の心配事が、フルテレワーク体制でも出勤時の体制と同じ成果を出せるのかということでした。 最初の半年間は新型コロナウィルスのショックで、世の中全体が完全に止まった状態になってしまったため、成果をとやかく言う状態ではなかったのですが、その後その状態に慣れてくるにつれ、社員がものすごい成果を出してくれるようになったのです(弊社では時間あたりの生産性を計測していますが、その値が出社勤務時を上回るようになりました)。 フルテレワークが始まってから約一年後、このままでも事業継続を続けることが出来ると確信したため、契約していた事務所を解約し今の事務所に移転しました。事務所面積を大幅に縮小したため、今では全員が同時に出社することが出来ない状態になっていますが、出社が必要になればまた事務所は拡大すれば良いと考えています。 また2022年からは、地方に在住しながらフルテレワークで仕事をする働き方にもチャレンジしており、昨年の新卒採用のうち2名が現在その状態で働いてくれています。今のところこの新しい試みもうまくいっており、完全にフルテレワーク体制をモノにしたのではないかと思います。 実は、当社では新型コロナウィルスの感染拡大以前から、働き方改革には着手していましたが、正直一進一退という状況でした。それが新型コロナウィルスの感染拡大を機に働き方が一気に変わり、今では以前の状態に戻すという発想はなくなりました。まさに社長の私をはじめ全員のマインドにパラダイムシフトが起きたのだと思います。

会社の舵取りをする上で大切にしていることは?

世の中全体の流れを見極めることです。 進化論を提唱したチャールズ・ダーウィンの有名な言葉に「生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは変化に最もよく適応したものだ。」というのがあります。 中小企業の最大の弱みは、経済情勢が変化し、経営環境も大きく変わってきているのに、社長を始めとする経営者・部門責任者の思考や行動がその流れに追いついていけないことだと思います。 ですから私の仕事は、時代の流れやお客さんの進む方向と、会社の進む方向とのギャップを埋めることです。現状に満足せず、固執せず、常に新たな戦略を考えるべきと思います。 そうすれば自ずと会社は発展していくでしょう。私は当社を50年、100年続く企業にしたいと考えています。そのためには若い社員たちにこの考え方(理念)を理解してもらう必要があります。幸い当社は理念とともに成長したきた会社ですし、この理念はこの先も変わらないと思います。

趣味は何ですか?

趣味は、読書、スポーツ、音楽などです。 読書は乱読派で、年に100冊以上は読みます。ほとんどはビジネス本ですが、自分では思いつかない人の考え方やノウハウを学べるので、社長業にも役に立っていると思います。 スポーツは、定期的に仲間と集まってバスケットボールを楽しんでいます。ゴルフもよくやりますし、毎週バドミントンもやっています。スポーツの良いところは、気持ちがリフレッシュすることもそうですが、集中力や体力がつくため、仕事にもプラスの面が多いと考えています。周りから見れば、かなりアクティブなおじさんだと思いますが、まだまだスポーツは続けていきたいです。 音楽は、おじさん仲間とバンドを組んでいます。70年代~80年代あたりの洋楽の演奏がメインで、年に1回ほどライブをやったりしています。自分はギターとボーカル、ピアノの担当です。 趣味が多くて時間のやりくりが大変だねと言われることもありますが、人生一度きりですから、めいっぱい楽しむのが良いと思っています。社長がいつも楽しそうなほうが、社員もアクティブな気持ちになれるかなと勝手に思っています。 仕事をきっちりこなし、プライベートの時間も楽しむ。どちらも大切ですが、仕事の充実が人生を豊かにするための一つの要素であることに間違いはありません。エンジニアが生き生きと働き、豊かになれる会社を今後も追及していきたいと思います。

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