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インタビュー画像佐藤 勇也氏 ソフトウェアエンジニア 大学時代から北海道に住み、現在も札幌からリモートで開発に参加するフルスタックなエンジニア。Web開発会社や事業会社でWebシステムの開発に従事。2021年12月、QunaSysの新規事業であるDMS事業の第一号エンジニアとしてジョイン。チームリーダーとしてプロジェクトを牽引している。子供が生まれたばかりで、育児休暇明け。趣味のスキーは、育児が落ち着くまで封印しているとか。

QunaSysへ入社するまでの経歴と入社の理由は?

情報系の大学を卒業後、Web開発会社や事業会社でWebシステムの開発をしてきました。防災系の地図アプリや電力発電所の計測システム、旅行サイト等、様々なシステム・サービスの開発を手掛けました。 QunaSysの新規事業にジョインしたきっかけは、私が書いていた技術ブログ。Electronでのデスクトップアプリの開発に関する記事を、QunaSysのメンバーが読み、仕事のオファーをもらいました。化学メーカーの材料開発で、材料を量って登録するアプリを作るのに、私のデスクトップアプリの開発経験が生かせる感じだったので、最初は副業で参加しました。プロダクト開発が走り始めた段階で、新規事業にメインで携わるエンジニアがいなかったこともあって、QunaSysへの入社を決めました。

QunaSysではどんな仕事をしていますか?

化学メーカーで量子コンピュータを活用するに当たって、DXが課題となっています。材料開発の研究者と共にデータ管理・データ活用のアプリケーションを作り、それを検証する。この繰り返しで開発を進めています。計算・実験の工程で発生するデータを集めるアプリが一先ずできあがり、現在はデータ活用のアプリを開発と併行して対象となる材料の種類を増やすため、実験と計算のデータを一元管理するプラットフォームの開発をQunaSysの新規事業として進めています。 量子コンピュータを素材開発に利用するためのソフトウェアとアルゴリズム開発がQunaSysのメイン事業です。材料開発のプロセスを変える方法論として注目を集める「マテリアルズ・インフォマティクス」のひとつの将来性のある事業です。材料科学と情報科学の融合といわれており、量子化学計算でシミュレーションしたデータはAIによる膨大なデータ処理やディープラーニングの学習データとして材料開発に応用したり、プロセスの効率化や最適化を実現します。私が関わる新規事業のデータマネジメントサービス(DMS)は、「マテリアルズ・インフォマティクス」を推進するために必要な土台作りです。

QunaSysで働くには、量子コンピュータの知識が必要ですか?

入社するまで私に量子コンピュータの知識は、ほぼありませんでした。QunaSysに入社してから量子コンピュータに関する情報に触れ、ワクワクするようになりました。実用化までまだ長い道のりがある技術領域かもしれませんが、「Googleが量子超越に成功した」といったニュースを見ていると、少しずつテクノロジーは進化しているのだと感じます。 入社を検討している時は、未来のテクノロジーで勝負する会社とあって、腰が引ける部分もあったのですが、私が所属する部署は量子コンピュータのソフトウェア開発ではなく材料開発のデータを扱うサービスです。量子コンピュータの知識は必要ないと言われ、安心して入社しました。実際に仕事で量子コンピュータの知識を求められことはなく、Webシステム開発の経験があれば問題ありません。とはいえ、社内には量子コンピュータのソフトウェアを開発するエンジニアと研究者がおり、身近にテクノロジーの最先端を感じながら働いています。

QunaSysで働くメリットを教えてください。

私は札幌在住で、フルリモートで開発に参加しています。採用の選考もオンラインで進められたのは、遠方に住んでいる身としては助かりました。半年に一回、社員が集合する機会があり、その時にほかのメンバーとコミュニケーションを深めています。転職してすぐに子供が生まれ、1カ月間の育児休暇を取りました。今も子育てしながら働いていますが、リモートワークで助かっている部分が沢山あります。 最先端技術の開発をしている会社というのもあり、社内の雰囲気は「研究室」のような感じです。エンジニアがみんな自由に好きな仕事を楽しんでいます。私のチームはエンジニアが3名、セールス担当が1名の体制で仕事を進めています。小さな組織なので、決められた業務を進めるだけでなく、主体的に動いて意見やアイデアを積極的に発信してくれるエンジニアと働きたいと思っています。フルリモートでの働き方となりますが、それぞれの強みを活かしつつメンバーみんなでサポートし合いながら開発を進めていきたいです。

QunaSysの企業カルチャーを教えてください。

QunaSysはエンジニアや研究者が働きやすい環境を大切に考えてくれる企業です。ガジェット手当を利用して開発環境を整え、テクノロジーの勉強をするために書籍を購入しました。社内でソフトウェア開発の勉強会も開いており、互いに得意な技術や新たに学んだ技術について教え合います。私も「SQLのアンチパターン」や「マイクロサービス」について勉強してスピーカーを務めました。週の労働時間の10%を使って、業務に直接関係ない技術を使って遊ぶ「ワクワクタイム」というのもあります。 QunaSysは、量子コンピュータで新しい材料開発の可能性を発掘するコミュニティ『QPARC』を運営しています。材料開発の第一線で活躍する企業研究者を対象として、勉強会やユースケース探索のための活躍の場を提供しています。スピーカーは量子コンピュータの業界で研究を続けている人達で、コミュニティのメンバーである企業は、どこも名立たるメーカーです。私達の部署で開発を進めているDMSの開発パートナーも有名な素材メーカーで、プラントを訪問して実験の様子を見学させてもらう等、一般のITエンジニアにはない経験を沢山積むことができています。

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