新規ECの立ち上げから、ローンチECの収益最大化までを担う
株式会社swimmyは、D2Cを中心とするECに特化したデジタルデザインスタジオ。2018年5月の創業であるが、既にキューピー、カルビー、UCC、FANCL、ポーラ・オルビスホールディングス、東急、Valextra、SHIRO、SUPER STUDIOといった食品やコスメ、ファッション雑貨等の著名ブランドと直契約し、サービスを提供しているところに実力の一端が表れている。
同社の事業内容は、新規ECを立ち上げるクリエイティブ事業と、ローンチしたECの収益最大化を目指すグロース事業。「いずれも、クライアントの事業パートナーとなることを目指し、二人三脚でベストプラクティスを追求している」とCEOの臼田聖司氏は言う。
ナショナルクライアントにおいては、例えばFANCLにおいては男性用フレグランスをサブスクリプションモデルで販売するといった新機軸を打ち出すサイトを任されるケースが多い。
「クライアントは商品に対して高度な専門知識を持ち、素晴らしい商品に仕上げる力は持っているものの、エンドユーザーに対してその魅力を伝えるスペックやストーリーをどのようなUI/UXで提供すればいいか、といったサイトの設計や表現は専門外という場合が多くあります。そこで、当社が商材を理解した上で、『ecforce』や『Shopify』の公式パートナーとしての技術的な裏付けと共にその新機軸のアウトラインを提案し、構築しています。こうしたスタイルが特徴であり、強みであると自負しています」(臼田氏)。
仕様の指示を受けていきなりサイトをつくるのではなく、ヒアリングを重ねて商品の魅力やその販売方法を掘り下げ、エンドユーザーに最上の購買体験を届ける提案を行う。ここが同社のクリエイティブの真骨頂だ。新規EC構築案件は、年間30件ほどを数える。
なお、グロース事業は現在売上の10%を占める程度の初期段階にあり、この「Green」でマーケッターの採用も強化し、レベニューシェアの導入も含めて本格化させていく構えだ。
「現在コミットできるのはCVRだけ。さらに収益金額まで踏み込んでいきたいと考えています。クライアントにとって費用対効果が見えやすく付加価値が高いサービスなので、特に力を入れて伸ばしていきたいですね」と臼田氏は意気込む。