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インタビュー画像DX事業本部 鈴木隆行

御社の中でDXをどのように捉えているのかについて教えてください。

弊社では、基幹事業であるRIZAP事業やグループ各社の主力である小売事業において、リアルな「店舗」と、トレーナーや店舗スタッフなどの「人」によって支えられている事業を行っています。しかし新型コロナウィルスの影響もあり、非対面・非接触が求められるなど、社会的に大きな変化が起こっています。 そうした社会的な変化を踏まえ、リアルでの「店舗」「人」「ブランド」の強さを活かしながら、そこにデジタルやデータを融合させることで、既存事業や業務のダイナミックな変革や、新しい事業サービスを創り出していくことを、我々が取り組むべきDXとして位置付けています。 今後弊社が飛躍的に成長できるかどうかは、リアルとデジタルを融合させたDXができるかどうかにかかっており、経営上の最重要テーマだと捉えています。 その皮切りになるのが、「DXの3本の柱」になります。

DX事業本部の3本の柱について一つずつ内容を教えてください!

第一の柱は、メインであるパーソナルトレーニングジム「RIZAP」のDXです。 当社では「自己実現ビジネス」と呼んでいますが、これを現在よりもより幅広い層の方々に提供し、RIZAPの価値を感じていただこうとしています。 RIZAPではこれまで、パーソナルトレーナーとリアル店舗を通じて、店舗でのトレーニングやアプリを通じた日々の食事管理、生活習慣改善のサポートを行うことで、お客様の自己実現に寄り添ってきました。 RIZAPは、言ってみれば「パーソナルトレーナー」と「店舗」に依存した事業モデルです。価格も高額で、サービスをご提供できるお客様の数はどうしても限られています。現状の形のままではRIZAPの顧客数を劇的に増やすのは難しいため、DXで変革しようとしているわけです。デジタルやデータを用いてコストパフォーマンスを高め、RIZAPの価値をより多くの人に提供していく予定です。 今後は、アプリやWEBでのサービスを大幅に強化していきます。現在、ライブ配信や動画コンテンツ、チャットなどにより、家でもどこでもお客様が日々のトレーニングや生活習慣改善に取り組めるサービスを、既存ゲスト向けにトライアルで提供しています。 また、上記の取り組み以外にも、今後アプリやWEBを通じた新しい価値を提供していくための準備を進めています。 これまで蓄積してきた、RIZAPのブランド、店舗、トレーナー、結果にコミットするためのノウハウなどを活かしながら、そこにデジタルとデータを組み合わせることで、RIZAPが提供してきた価値を、物理的な制約を超えてより多くの人に提供していくことを目指しています。 また、ヘルスケア領域のDXでは、トレーニングに加えて、血液検査やウェアラブルなどを活用したデータによるオリジナルプログラムの作成も行っています。 そうしたトレーニングデータ、ウェアラブルなどで取得した健康データ、食事の記録データなどに基づいたレポートを作成し、医師のアドバイスを受けるという、ヘルスケアに重きを置いたシニア向けのサービスの展開を始めています。今後は、こうしたヘルスケア領域の取り組みもさらに拡大させていきます。

2つ目の柱についてはいかがですか?

もう一つの柱は、「リテール事業」です。 当社はM&Aに積極的で、RIZAPグループとしてさまざまな企業が数十社以上集まっています。その中で特に小売、リテール事業を取り扱うREXT株式会社のDXに注力しようとしています。 同社には、例えばカジュアルウェアのJEANSmateやインテリア雑貨のHPIiNS、ゲームや音楽などのエンターテイメント専門店WonderGOOなどのブランドがあります。 EC事業はファッションやインテリア雑貨などで、2018年度から2022年度にかけて約18倍と、大きく売り上げを伸ばしています。 2022年6月頃にこれらのブランドの統廃合を行い、新業態の立ち上げに向けて始動しているところです。 例えばECの強化として、ECとリアル店舗を融合させたOMO(Online Merges with Offline)や、キャッシュレスといった事業にも取り組んでいきたいと思っています。

では、3つ目のDXの柱について教えてください。

最後の柱は、「BPX(ビジネス・プロセス・トランスフォーメーション)」です。 M&Aを通してバラバラになってしまった85事業70社のシステムや各社(子会社)のデータベースとシステムを統合し、効率化することによって顧客への価値提供へリソースを展開していくことが目的です。 そのために2022年4月の段階で、人事、経理、情報システム、各グループの人材情報を統合させたRBI(RIZAPビジネスイノベーション)という企業を立ち上げました。 今後は本格的に人・業務を統合していき、効率化やノウハウの横展開を推進していきます。

改めて今後RIZAPが目指す未来について教えてください。

メイン事業はRIZAPなので、基本的には医者や病院を利用する人ができるだけ少なくなるように、「健康的な人を増やしていくこと」が大前提にある目標です。 今後日本が超高齢化社会を迎えることを踏まえると、医療費を削減し、「健康的に生きる」部分で多くの方に経済を回してもらったほうが、社会的にも好影響を与えられるでしょう。 一方で、これまでのRIZAPに対しては「死ぬほど大変なトレーニングと食事管理をして痩せる」「ごく一部の人にしか達成できない」というイメージを持っている方も多いでしょう。しかし当社が実際に行っているのは、週2回のパーソナルトレーニングと、日々の食事管理だけです。決して特殊なことではありません。 仮にそこまでの努力をしないにしても、例えば1日2秒筋トレをするだけでも、人は少しずつ変わっていくことができます。「やるか」「やらないか」だけが、大きな違いを生むわけです。そういった点を踏まえて、今後より気軽にコスパ良く続けて健康になれるような方法を、RIZAPが作っていけたら嬉しいですね。

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