「宅配買取」で不要になった品物をまとめて手早く片づけられるメリットを提供
石川県金沢市を本拠地として、ネット型リユースショップを運営している株式会社山徳。買取・販売サイトの構築、Webマーケティング、業務システム開発などを完全な内製体制で行っている同社ではWebデザイナーや社内SEを求めている。
同社が取り扱うジャンルは、トレーディングカード(トレカ)、ゲーム、ジャニーズグッズ、着物、レコード、ブランド品、貴金属の7領域。それぞれにおいて専門買取ページを設けている。買い取った商材は、ヤフオク!や自社ECサイト、楽天市場などのチャネルで販売。目下、約50%と最大の売り上げ比率を占めているのはトレカだ。
「トレカ市場はこの10年で倍増していると言われています。当社では『トレトク』というトレカ専門買取サイトを開設していますが、マニアの間ではかなり認知度が高まってきています」と代表取締役社長の岩瀨裕真氏は言う。
同社サービスの特徴は"宅配買取"にある。品物の買い取りを希望するユーザーに無料の宅配キットを送り、ユーザーは品物を詰めてコンビニなどから送り返すだけで、同社が1点1点査定を行い買取代金を支払うというシステム。
「当社をご利用されるお客様は、トレカやゲームなどから“卒業”し、不要になった品物を捨てるには惜しいので買取処分したいという方が中心です。フリマアプリの場合は、アプリへの画像や説明文などのアップや購入希望者とのやり取り、商品の配送といった手間が発生しますが、当社の場合は全部まとめて手早く処分が可能です。しかも、買取対象に他社のような制約を設けず、状態が悪い品物でも引き取ります。お客様にとっては、早く片付くという利点があると思います」(岩瀨氏)
サイトには「マイページ」を用意し、本人確認資料をアップロードできるようにするなど、非対面での手続を可能にしている。このようなシステム化による使い勝手の良さが、同社サービスの大きな特長といえる。WebデザイナーやSEを社内に持ち内製しているからこそ、このようなサービスをスピード感を持って運営できるのだ。
なお、同社ではメイン事業であるネット型リユース業のほかに、金沢市内に貴金属専門の買取ショップを2店舗運営している。このサービスは、石川県内を中心とするテレビCMで知られている。