代表取締役社長　関屋 賢介氏

ご略歴をお教えください。

かっこいいものに興味関心があり、大学はデザイン系の学科に進学し、卒業後は制作希望で制作部がある印刷会社に入社しました。ところが積極的な態度を買われてか営業配属となり、それでも営業で学べる事が多くあると思い約2年ほど勤めましたが、やはり制作をやりたいという思いが強く、機器メーカーのインハウスデザイナーに転じました。 転職した機器メーカーは社内全ての制作をインハウス化にしている会社で、当時営業手法も先進的で顧客先にダイレクトメールを送りその反響から受注をとるインバウンド営業を主体に行っていました。つまりダイレクトメールが営業の生命線、制作部門が業績に直結する社内でもとても重要なポジションでした。今思うとその経験が後の自分の強みとなりました。営業と一体となって、1枚のフライヤーに情報を詰め込み、どう伝えれば魅力的に見えるか。表現を思考錯誤する、一度作ったものを作り直すなどザラにありました。毎日毎日その繰り返しで、何をどう優先してどう伝えるかべきか、そこでデザイン思考のスキルを徹底的に磨き込めたと思っています。13年ほど従事しましたが、そのほか、製品カタログや店舗デザイン等、取扱説明書やプロダクトデザインも含め本当に広い領域のデザイン・制作物に携わる事ができました。 制作部門に長い間身を置くうちに、新しいものをつくるには何が必要なのかをもっと上流の立場で知りたいと思うようになりました。その後広告代理業を手掛ける数名のベンチャーに営業として転職し、そこで新規営業を1年経験し、制作経験と営業経験の双方を生かそうと、2018年に綜合キャリアオプションに入社しました。 綜合キャリアグループではデザイン領域に関わる仕組み作りデジタルクリエイティブの内製体制を拡充し事業化。それが東京デザインアーツとして分社化しました。そして代表取締役社長に就任する運びとなった次第です。

東京デザインアーツを、社員にとってどんな会社にしていきたいと考えていますか？

創る事の楽しさが実感できる会社にしていきたいと思います。創るとはいろんな意味があって、デザインをつくる、サービスを作る、事業をつくる。すべてのメンバーが一緒に作っている事を感じられるような、意義が感じられるような環境をつくっていきたいと思っています。

関屋さんの仕事観をお聞かせください。

前述のとおり、どうせ仕事をするのならば、楽しく有意義にやりたい。“やらされ感”を感じながらノルマをこなすようなやり方ではなく、自分のやりたいことだと捉えて取り組むようにすれば有意義なものになると考えています。仕事は捉え方次第です。例えば、「これをやってほしい」と依頼された時。「こういう手段もあるが、その方がこういうメリットが期待できるのではないか？」「ならばこうした方がよいのでは？」と上流に踏み込んで自分なりに調べ、考え、提案する。そうすることで、人からのタスクであっても“自分ごと化”できる。受け身でこなすのとは歴然とした差があると思います。 私が機器メーカーのデザイナーとして感じたのは、自分は医者のような立場だということ。仕事を依頼する営業（クライアント）は患者と見立て、症状を聴き、最適な治療法を考えるという感覚です。そこに自分の存在価値があると感じました。 当社のメンバーもそのようであってほしいですね。その結果、自身のキャパシティが広がったりスキルアップに繋がったり、さらに評価につながり対価にも結果、反映されると思っています。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか

毎日のようにジムに通って走り込みをしています。 10年前に子供が生まれると分かった時、「カッコいいお父さんでいたい」と思い、マラソンを始めました。以来毎年、フルマラソンの大会に出場しています。今週末マラソン大会があるのですが、今がまさに追い込み時期です！

求職者へのメッセージをお願いいたします。

東京デザインアーツは、的確なクリエイティブを早く、リーズナブルなコストで実現させるサービス提供を目指してスタートしました。出来立てほやほやの会社です。今加わることで、サービスや事業の設計からタッチし、会社づくりの面白さややりがいを感じられる大きいチャンスだと思っています。取り組んでみたいと思う方、新規事業立ち上げを是非一緒にやりましょう。お待ちしています！