株式会社ファインドメーカー

札幌市の中心街、大通公園にほど近い場所に本拠を構える、株式会社ファインドメーカー。
少数精鋭のIT系開発会社であり、社名を冠した『ファインドメーカー』という自社開発プロダクトを中心にビジネスを展開。今後急速な成長を遂げること間違いなし。読者の皆さんに今注目していただきたい会社だ。

日本の企業、特に中小零細企業では、DXの面でかなり立ち後れている。ファインドメーカーは、中小企業に対しても有効なソリューションを提供することで、そんな現状を打破していこうとしているのだ。

「私達が自社で開発している『ファインドメーカー』は、端的にいえば会社のあらゆる情報資産を有効活用して、業務上起きていたムリ・ムダをなくすためのシステムです」

このように語るのは、同社代表取締役の福留健二氏。2000年にファインドメーカーを創業する前、同氏は事務機器販売会社に勤務。顧客から寄せられる沢山の要望に応える中で、困りごとを解決してくれるITシステムへの興味を深めたという。

「DXは、大手企業だけのものではありません。普段から“彼らにしかできない”細かな面倒ごとを沢山抱えている中小零細企業にこそ、導入のメリットがあるものです。ところが、彼らにはシステムに割ける大きな予算もなく、社内にIT知識のある人材もいません。では、そうしたところにも使えるものをつくろう、ということから、プロダクトとしての『ファインドメーカー』が生まれました」（福留氏）。

『ファインドメーカー』最大の強みは、様々なデータを【つなげる】ノウハウがあるという点。顧客情報、営業マンの通話履歴、受発注の履歴等、社内のあらゆるデータを取り込んで「つなぐ」ことで、人と人との伝達ミスによるトラブルや、起こすべきアクションを忘れるような人的ミスがゼロになる。さらには、個々の営業マンだけが持っていたような属人的業務を減らし、例えば社内の全員が問い合わせに対して的確なアクションができるようになる等、社員、そして顧客のストレスを大幅に軽減することが可能なのだ。

「『ファインドメーカー』を導入すると、業務が効率化するのはもちろん、働く人々も煩わしいトラブル対応等から解放され、モチベーションがさらにアップします。さらには、データを活用した多視点からの未来分析もできますので、よりビジネスを広げることにも役立ちます」（福留氏）。

そのほかにも『ファインドメーカー』には多くの特徴がある。
顧客データベースや受発注データ、顧客との間で交わすメールデータはもちろんのこと、固定電話や社員の持つ携帯電話での通話履歴や、ファックスの送受信データ等あらゆる「業務上飛び交っているデータ」を取り込むことが可能。さらには、強力なリマインド機能を持ち、顧客ごとに折々必要なアクションを忘れずにこなすことができる。

「『ファインドメーカー』は、誰にでも導入しやすいクラウドサービスですが、さらに使いやすくするため、当社による操作代行サービスも用意しています。これなら、社内にIT知識のある人がいなくても導入することができます。また、顧客企業ごとに必ずある『その会社特有の業務フロー』をシステムに落とし込む等、カスタムオーダー、フルオーダーにも対応しています。あらゆる業種・業界でお使いいただけるのが『ファインドメーカー』の特徴です」（福留氏）。

加えて“シェアリングプラン”も提供。予算の少ない企業でも利用できるように、月額制でシステムを使えるサービスだ。

「現在までに『ファインドメーカー』は、当社クライアントの業務に合わせ、10の業種に対応しています。対応済みの業種については、他のお客様にシェアリングプランで手軽に導入していただくこともできます。今後、新たな業種にもどんどん対応してまいりますが、その中で、新規業界への導入・開発にご協力いただいたクライアントには、他の同業界企業がシェアリングプランに加入するたびにマージンをお支払いする仕組みも設けています。できるだけ費用的な負担も少なくDXを実現していただきたい。それが私達の思いなのです」（福留氏）。

ファインドメーカーの事業は、社名を冠する製品『ファインドメーカー』を中心に進められているが、それ以外にもクライアントからの要望で様々なサービスを提供している。

一例を挙げると、大手自動車メーカー系で採用されたコールセンターシステム。こちらも『ファインドメーカー』同様に会社の成長を支える、伸び盛りのプロダクトだ。他にも、各種団体で使われる会員管理システム、画像で食品の賞味期限を認識するシステム等、一風変わったシステムも開発・提供している。

「コールセンターシステムでは、皆さんもご存知の大メーカーから信頼を得て、導入先も全国に広がりつつあります。また会員管理システムでは、団体の事務局代行まで行っており、こちらも今後さらなる展開がありそうです。今当社は、創業以来最も伸びつつある、勢いのある状況なんですよ」（福留氏）。

今、大きく羽ばたこうとしているファインドメーカー。
同社は今後、どう成長していくのだろうか。福留氏に展望を聞いた。

「当社は『人の価値を高めるシステム創り』を掲げてきました。社員にとっては、自分が創ったシステムが全国、そして世界に広まっていくことで価値を高めてもらいたいですし、当然私自身、そして会社も価値を高めていきたい。その価値を表現する方法として、6年以内の上場を目指しています」（福留氏）。

コロナ禍の今も売上を順調に増やしている同社のことや、福留氏の語る未来像も、決して夢物語ではないということが分かる。『ファインドメーカー』という確固たる自社プロダクトを持ち、受託によるカスタマイズ、オーダーによる売上はもちろんのこと、シェアリングプランの導入でストックビジネス化も進む。さらには大手メーカーに導入されたコールセンターシステムもある。

「今後数年で、プロダクトのさらなるブラッシュアップ、そして新しいシステム、サービスの開発を行い、他社とより一層の差別化を図ります。そのためにも、新しい仲間が必要なのです」（福留氏）。

まだ10人未満と規模の小さい同社だが、休みの取りやすさを含む働きやすさには自信があると福留氏は言う。

「私自身、働きやすい環境をつくることにはこだわりがあります。休みをきちんと取ってもらいますし、勤務時間も基本的に定時で終わりです。皆さんに安心して働いてもらえるように、今後も気を配りたいと考えています。システム開発を面白いと思える方、好奇心や探究心を持った方なら、きっと当社で活躍できるでしょう」（福留氏）。

客先常駐で言われたモノだけをつくる仕事から、自社プロダクトを自分のアイデアで育てる仕事に移りたいという方。有力プロダクトが揃い、なおかつ大手クライアントの認知も高まっている今、自分と会社の成長、その両方を味わえるまたとないチャンスがこの会社にはある。

「充実したゴールに到達する感覚を味わうために、共に汗を流しませんか。創る喜び、お客様の課題を解決する喜びを味わえる当社を、次の活躍の場に選んでください」（福留氏）。