株式会社アシックス

株式会社アシックスは、新しい全社経営戦略「アシックス・チャレンジ・プラン（ＡＣＰ）」 を策定しました。<br />全アシックスグループは、この新しいプランに基づき、グローバルで更なる成長 ・拡大のために果敢に「チャレンジ」し、 ２０１０年度までに連結売上高３，０００億円を目指します。<br /><br />ＡＣＰは、“スポーツ・健康・快適ライフを創造する世界ナンバーワン企業” をビジョン（目指すべき姿）とし、それを実現するための基本戦略を掲げたものです。<br /><br />これまで当社では、「アシックス・レボリューション・プラン（ＡＲＰ）」 （平成１３年１０月制定）をもとに改革に取り組んできましたが、 今後グローバルでますます厳しくなると予想される競争に勝ち残るため、 新たな挑戦を行う、「攻め」の戦略として、今回の新プラン策定となりました。<br /><br />アシックスの理念はＡＲＰを踏襲しておりますが、社名の由来にもなっている ｢健全な身体に健全な精神があれかし　－　“Anima Sana In Corpore Sano”｣ を『創業哲学』として加えました。<br /><br />基本戦略の内、事業領域は変更しておりませんが、全社基本戦略を以下の６項目としました。<br />1. グローバル経営の推進<br />2. 二大基幹ブランドの事業拡大<br />3. フットウェア事業の更なる拡大<br />4. アパレル事業の再強化<br />5. エクィップメント事業の再構築<br />6. 収益性および資本効率重視の経営

アシックス・チャレンジ・プラン（ＡＣＰ）２００６は以下のとおりです。<br /><br /><strong>１．アシックスの理念</strong><br /><strong>創業哲学</strong><br />｢健全な身体に健全な精神があれかし－“Anima Sana In Corpore Sano”｣<br /><br /><strong>アシックスの理念</strong><br />1. すべてのお客様に価値ある製品･サービスを提供する<br />2. 私たちを取り巻く環境をまもり、世界の人々とその社会に貢献する<br />3. 健全なサービスによる利益を、アシックスを支えてくださる株主、地域社会、従業員に還元する<br />4. 個人の尊厳を尊重した自由で公正な規律あるアシックスを実現する<br /><br /><strong>２．アシックスのビジョン</strong><br /><strong>目指すべき姿</strong><br />｢スポーツ・健康・快適ライフを創造する世界ナンバーワン企業<br />　－ ２０１０年度までに連結売上高３，０００億円を目指す」<br /><br /><strong>３．基本戦略<br /></strong>２００６年１月から２０１１年３月までの基本戦略を以下の通り定める<br /><br /><strong>３－１　事業領域（ドメイン）</strong><br />1. アスレチックへの挑戦（スポーツ提案）<br />2. 競技の場から生活の場までの挑戦（スポーツスタイル提案）<br />3. スポーツの知的資産を活かした｢健康｣と｢快適｣への挑戦（健康・快適提案）<br /><br /><strong>３－２　全社基本戦略</strong><br /><strong>（１）グローバル経営</strong><br />1. グループ全社最適を図るために、世界本社(AHQ)機能を確立し、グローバル機能と日本国内機能を切り分ける<br /><br />2. モノ作りから最終販売までの事業活動を、お客様第一の視点で行うためのマーケティング体制を確立する。<br /><br />3. コスト競争力を強化するため、グローバルで集約生産を図ると共に、 生産エリアについてはリスク分散の観点から一極集中を避け、 効率的な生産ポートフォリオ(生産地の組み合わせ)を実現する。<br /><br />4. 日本、米国、欧州の三大市場と新興中華圏市場を重点市場と位置づけ、 日本、米国、欧州はマーケットシェアの拡大、中華圏市場は事業基盤の確立と｢アシックス｣ ブランドのポジショニングの向上を図るために経営資源を集中投下する。<br /><br />5. 世界で通用する人財を育成し、一人ひとりにとって魅力的で価値のある会社環境を提供する。<br /><br />6. 法令遵守、人権への配慮、環境保全、地域貢献等、 企業としての社会的責任を果たすために内部統制を強化する。<br /><br /><strong>（２）二大基幹ブランド</strong><br />1. ｢アシックス｣と｢オニツカタイガー｣を二大基幹ブランドとして、 そのブランド価値を向上させグローバル市場で事業を拡大する。<br /><br />2. ｢オニツカタイガー｣ブランドの事業拡大のために顧客志向の変化に迅速に対応できる 企画･開発体制や事業プロセスを確立する。<br /><br /><strong>（３）フットウエア事業の更なる拡大</strong><br />デザイン性･機能性が高い革新的な商品を開発し、また販売チャネル・地域の拡大により、 フットウエア事業の収益を更に拡大する。<br /><br /><strong>（４）アパレル事業の再強化</strong><br />企画、開発、生産、マーケティング機能を大幅に見直し、 顧客満足が得られる商品開発をグローバルレベルで取り組む。<br /><br /><strong>（５）エクィップメント事業の再構築</strong><br />グローバルレベルでバッグ、アクセサリーの売上を拡大するため、 メーカーとして差別化できる商品の企画開発体制の再構築を行う。<br /><br /><strong>（６）収益性および資本効率重視の経営</strong><br />1. 迅速な意思決定を行うため、事業、ブランドおよび業態別の収益を把握できる管理体制を確立する。<br /><br />2. 新規事業案件、および新規投資案件については、期待収益を含む事業計画に基づき 適正な社内審査を経て決定する。<br /><br />3. 下記撤退指針のひとつに該当する不採算｢事業｣｢ブランド｣｢サブブランド｣｢商品･商品群｣は撤退を検討し、その存続の可否を｢事業｣｢ブランド｣｢サブブランド｣は取締役会で、｢商品・商品群｣は事業部で決議する:<br /><br />&#8226; 全社戦略に沿わない｢事業｣｢ブランド｣｢サブブランド｣｢商品・商品群｣<br />&#8226; ３期連続営業利益赤字<br />&#8226; 差別化できない｢商品・商品群｣<br />&#8226; ５年以内に当該市場・カテゴリーでトップ３の地位が目指せない ｢事業｣｢ブランド｣｢サブブランド｣｢商品･商品群｣<br /><br />当社は1949年のオニツカ創業から半世紀、アシックスとなって四半世紀を過ぎ、ドメスティック企業からグローバル企業へと発展を続けています。<br />アシックスは活躍の場を、スポーツだけではなくスポーツを取り巻く生活の場まで広げつつ、世界の人たちにアシックスが愛され続けていただけるよう、グローバルに事業活動を行っています。<br /><br />当社では生活シーンの中で様々な製品・サービスの提供を通じて、社会に貢献できるものと考えています。　スポーツを愛し、スポーツをすることが好き、見ることが好き、語ることが好きな人で、アシックスブランドのもと、あなた自身の力を発揮し、｢夢｣の実現を熱望されている方のご応募をお待ちしております。