ご略歴をお教えください。
1995年に大学の理系学部を卒業後、50名ほどのSESの会社に入りキャリアをスタートさせました。以来、10社目になる当社まで、一貫してIT系の会社でエンジニアとして働いてきました。最も大きかった会社は400名ぐらいのSIerで、上場企業でした。小さかった会社は、10名程度です。 キャリアを通じて特にハイライトと言える実績は思い当たりませんが、有名アニメスタジオのWebサイトを手掛けたことがあります。それ以外は、銀行のシステム等、一般的な業務系システムの案件がほとんどでしたね。 そこで、SESや受託ではなく自社サービスを手掛けたくなり、2019年2月に求人サイトで見つけた当社に転じたという流れです。以前、人材系の比較的大きな会社を経験したこともあり、HR領域には親しみがありました。また、その会社は規模的にやり辛さを感じていたのですが、小規模の当社なら裁量を持ってやらせてもらえると感じたことが入社の決め手になりました。 エンジニア歴としては、サーバーサイドを中心に、小規模の会社の場合は幅広く対応してきました。また、マネジメントにおいてはデザイナーも含めて15名程度のチームを受け持った経験もあります。
御社での業務内容についてお教えください。
2022年1月の時点では、当社のエンジニアは私一人です。主な業務としては、求人メディア代理店としてのサービスに付加価値を付けるツールや、営業担当者が使う資料作成のためのツール、バックオフィスの業務を効率化するツールといったものを開発しています。また、VPNの設定等インフラ面の業務も行います。 サービスに付加価値を付けるツールとは、複数の求人メディアを使っているクライアントへの応募者がどのメディアから来た人なのか、その人は過去応募していないか、といったことが自動的にチェックできるもので、担当者の応募者管理業務の効率化に役立つものです。こうしたツールを他社と差別化する武器にしているので、責任重大ですがやりがいは大きいですね。
御社でエンジニアとして働いていて感じる魅力とは?
まずはスピード感です。物事を決めるのに余計な会議等がなく、例えば営業からツール開発の依頼が入れば自分の判断でどんどん進められています。その場合、エンジニアは自分一人しかいないのでスケジュールも全て自分の都合で決められますし、メンバーは状況を理解してくれます。また、社内ツールの場合は即座に直接感謝してくれるので、そこでもやりがいを感じられていますね。もちろん、使う技術や開発環境も自分で決められます。さらに、勤務体制は私だけフルリモートでさせてもらえています。こうした自由度の大きさはエンジニアにとって非常に魅力的なのではないかと思っています。 全体的な雰囲気としては、営業担当者は若手が多く活気がありますね。それだけでなく、自分で業務効率化を意識し、そのためのツール作成を相談してくるメンバーが少なくなく、主体的な人が多いように思っています。
今後、どんなことにチャレンジしていきたいと考えていますか?
よく代表の関口に話しているのですが、求人広告だけでなく、他の領域での自社サービスをつくりたいと思っています。といっても私に企画力や営業力があるわけではないので、関口のアイデアを私が形にするということになると思いますが。その点、関口も同意していて、現状の既存業務の体制整備が終わり次第、着手すると思います。 また、この歳になると自分の給料のためだけでなく、人のためになる仕事をしないとダメだな、と思うようになりました。人に感謝されることに幸せを感じるというか。ですから、今後はそういう視点で仕事に取り組んでいきたいと思っています。
鈴木さんとしては、どういった人材を迎えたいとお考えですか?
技術力がある方だとありがたいですが、長く続けてもらう前提においては会社や社会に貢献したいと思っている方がいいですね。それと、私はこれまで様々な人と仕事をしてきた経験がある上、相手に合わせるところがあるのでどんな人でも構わないのですが、人として欠かせないのは素直さだと思っています。また、Pythonを使っているので、この技術を磨きたいと思っている方は適しているかもしれませんね。