松本様のこれまでのご経歴を教えてください。
中学を卒業後、音楽の道で生きる夢を持っていた私は、ガソリンスタンドでアルバイトをしながらバンド活動を続けていました。その後は、飲食店や自動車部品工場等でも働き、あるきっかけでグラフィックデザインに興味を持ったことから、独学でパソコンスキルを習得し、グラフィックアプリケーションのスキル等も身に付けていきました。 そこからDTPデザイン、Webデザイン、マーケティング等の職種も経験したのですが、より大きな収入、目標の実現をしたいと考えるようになった私は、責任ある立場に就いて企業経営を担うことを目指すようになりました。そこからはビジネススクールに通う等、何とかして「自分を変えよう」とアクションを起こし続けました。そして、20代のころに広告代理店を共同運営していた弊社の取締役・鈴木から誘いを受け、ゲームの開発会社に参加。その後に鈴木が立ち上げた弊社のメンバーとなり、2021年4月に代表取締役に就任しました。
どのような経緯から代表取締役に就任されたのでしょうか?
弊社は、顔認証の技術を活用したサービスの企画・開発を担うというコンセプトを基に、現在は取締役会長である鈴木が創業者となって設立された会社です。その鈴木とは前職で在籍していたゲーム開発会社も共同で経営をしていました。その後、私自身も弊社に参加することとなり、ゲーム開発会社を他の経営者に譲渡し、ココロトヒナタを鈴木と私で経営することになったんです。 事業のオペレーションをより深く担う私が代表として前面に立った方が、今後の企業の成長にプラスになるのではないかと考え、その流れで、2021年4月から新体制がスタートしたという経緯です。
顔認証技術を活用したサービスの展開について、その内容を教えてください。
元々は、私がゲーム開発会社で代表取締役を務めていたある時期に、私の友人から「顔認証デバイスの販売代理店にならないか」という誘いを受けたのがきっかけになっています。その友人は、デバイス開発企業である株式会社データスコープに勤務していて、その関係性から現在は同社と弊社は事業パートナーとなっています。 誘いを受け、検討する中で思ったのは「販売代理店としてデバイスを販売しても、そこで終わってしまう」ということでした。その役割は面白味が少なく感じられましたが、一方で顔認証技術の素晴らしさは強く感じていて、また世の中にその分野のサービスがほとんどないということも実感していました。そこから、データスコープ社はデバイスをつくり、弊社はビジネスを構築するという役割分担を提案し、協業によってビジネスチャンスを物にしようということになったんです。
松本さんご自身はどのようなお考えで企業経営に取り組んでいますか?
私が目指しているのは、弊社を企業として拡大させることです。事業の拡大はもちろん、企業規模を大きくすることにもこだわっていきたいと考えています。 一緒に働く仲間としてお迎えする方には、企業が拡大を目指すこの環境を、ご自身の成長の機会として捉えていただきたいと思っています。また、意欲や能力があっても、家庭の事情等を理由にどうしても仕事にコミットしきれない人にも、チャンスを提供したいという思いもあります。例えば、1日6時間・週4日勤務であれば実力が発揮できるのに、と考えているワーキングマザーの方等は、当社の業務環境を是非知っていただきたいと思いますね。 ワークライフバランスが取れていなければ、インプットとアウトプットのバランスが悪くなるはず。オンとオフ、その両方を大切にしながら、意欲的に働ける環境を実現したいというのが、私の一番強い思いなんです。
最後に、転職者に向けたメッセージをお願いします。
人生において壁にぶつかると、「どうせ自分には無理だ」「環境が悪かったから成長する力がない」と、諦めてしまいがちな人がいると思います。中卒の私がそんな人達に送りたいのは、「為せば成る」という言葉。私自身、色々な仕事に意欲的に取り組み、投資家や経営者というトップレベルの人達から考え方を学びながら、新たな世界を見ることができましたし、限界を自分で決めてしまっていないか、諦めの気持ちはないか、ということをもう一度考えていただきたいですね。 そして、何事にも良い意味の欲を持っていただきたいとも思っています。「自分の経歴だと月収40万円が限度」等の思い込みは捨てて、貪欲に上を目指していただきたいですし、やればできるんだという希望を持って新しいチャレンジをしていただきたいですね。その結果、成長できた実例が私自身ですので、自分を変えたいと思う方には是非一度お会いして話をしましょうとお伝えしたいですね。