フューチャー・アンティークス株式会社

フューチャー・アンティークス株式会社は、クライワントワークを中心に、自社プロダクト開発も行っている会社だ。設立から17年、客先構内請負、受託開発、ラボ開発、自社サービス開発等の幅広いITサービスを提供している。設立は2005年6月で、東京都渋谷区桜丘町に本社、大阪市北区梅田に支社を置く。

クライアントは金融、官公庁、医療、物流、エンタメ等、様々。大規模な案件から小規模な案件まで、システムやアプリ開発を中心に上流工程から一貫した支援を行う。事業の主軸はクライアントワーク（SES）だが、自社プロダクト事業の強化やインフラ事業への参入等、新規事業への投資にも積極的だ。

代表は、林高浩氏と篠田和典氏が共同で務める。二人とも新卒で大手Sierにエンジニアとして就職した後、20代半ばで「自分達がつくったサービスを世の中に出したい」という気持ちから独立し、フューチャー・アンティークスを立ち上げた。

常に「お客様の成功＝我々の成功」という考えが軸にあり、技術会社としていかに質の高い技術支援をするかをエンジニア一人ひとりが考え、業務に当たる。クライアントと固い信頼関係が結ばれているからこそ、言語・工程を問わず支援の内容が広がり、支援する業界も広がっている。

フューチャー・アンティークスは、あらゆるクライアントの顕在/潜在の課題を解決する総合ITサービス企業を目指す。そのためには足元をしっかりと見つつ、常に新しいことにチャレンジすることが大切だと考える。しかし、チャレンジには失敗が付きものだ。

目指すチーム像。それは、失敗を責めるのではなくチャレンジしたこと自体を賞賛し、反省点を見つけ、次のチャレンジに活かしていくサイクルが自然と回る、そんなチームだ。誰かが困っているのに気付いたら自然と手を差し伸べ、失敗して苦しい思いをしている人には「次、頑張ろう」と当たり前に言い合える。そんな心理的安全性が高いチームを目指している。

クライアントワークでは常駐による開発支援を行う。また、社内で業務系システムやアプリを開発するプロダクト開発では、企画から開発、販売、運用、導入コンサルまで一貫して提案する。これまでの実績は、モバイルアプリ、Webサイト、Webシステム、クラウドサービス、AI、IoT、ブロックチェーン等、幅広い。
【プロジェクト例】
・SI、受託開発
・カード会社向けアプリ開発（iOS/Android）
・オートマッチングサービス開発（AI）
・大手証券会社向けシステム開発
・瞑想アプリ開発（iOS/Android）
・従量課金型ビールサーバー開発（IoT）
・航空会社向け予約サイト開発
・訪問介護事業者向けシステム開発（Web/iOS/Android）
・ネットスーパー向けECサイト開発
・官公庁向けシステムの仮想化基盤設計構築プロジェクト
・社会基盤システムプロジェクト対応
・保険システムのサーバー構築

また、クラウド勤怠管理システム『attenly』や電子契約サービス『B+SIGN』等、自社プロダクトも開発している。

2019年、フューチャー・アンティークスは独立した組織として、キャリア支援専門の部署を立ち上げた。エンジニアの声を吸い上げ、会社や営業本位ではなくエンジニアの希望のキャリアを叶えるための組織だ。「エンジニアが不安なく業務に向き合い、最短距離で成長できるよう支援する」を目的に、スキルアップに専念できる環境を整備。フューチャー・アンティークスに転職する多くのエンジニアは「希望のプロジェクトに入りたい」、「違う言語に挑戦してみたい」、「マネジメントに挑戦したい」という思いで入社し、100%実現させている。

今後は、主力事業であるクライアントワークをさらに伸ばし、チーム単位での支援や直請案件を増やして支援の幅を広げ、ITソリューションベンダーとしてクライアントの課題解決に当たる。同時に、自社プロダクト開発やインフラ事業の拡充、AIやブロックチェーン等、最新技術を活用したプロダクト開発にも力を入れる。組織面では大手企業に引けを取らない組織をつくる。

2025年4月時点の正社員は829名で、平均年齢は30歳。男女比は7：3で、女性の管理職比率は15.7%となっている。新卒・中途の割合は新卒が2割、中途が8割。20～30代が9割を占めるため、社風はとてもカジュアルだ。

中途入社者には異業種出身者も多く、元営業マン等もいる。それぞれの個性を活かし、未経験入社ながら早期にチームリーダーを任される例も多い。本業以外の負担が少なくなるよう、社内の手続きや申請は簡素化している。

教育制度は手厚い。8000以上の講座が受講できるオンラインシステムを導入している。プログラミング講座からビジネス系の講座まで幅広い講座があり、キャリアチェンジやキャリアアップの際に使える福利厚生となっている。

プロジェクトに配属後は、年齢や経験に関係なく5～10名単位のチームに振り分けられる。2カ月に1回程度「チーム会」があり、進捗報告や勉強会を実施して、他社員との交流を深めている。月平均の残業時間は10時間ほどと少なめだ。

今回の採用では学歴は不問だが、年齢は30代までが現実的と思われる（長期的キャリア構築を前提としているため）。技術を身に付けたい人、スキルアップしたい人など、挑戦する思考がマッチする職場だ。

求める人物像は、技術に対して貪欲で、何事にも挑戦でき、組織志向がある人だ。中途採用者の一例を挙げると、Webオープン系言語で運用・テスト・開発の経験をしっかり積んできた人が採用された例がある。

フューチャー・アンティークスでは同じ目標に向かって努力し、成長していける人材を幅広く募集している。新規事業や新しい提案等も積極的に取り入れる方針だ。希望のプロジェクトに入れる可能性が高いので配属後の満足度が高く、キャリアアップも実現できる環境が整っている。