合同会社ENJOY

東京・歌舞伎町に本社を置く合同会社ENJOYは、主にブロックチェーンの企画、開発、運営、マーケティング等、ブロックチェーン関連の様々なサービスを提供している会社だ。

これまでWEBやアプリの制作・開発、集客サービス、コンサルティング等、事業主の支援をメインに事業を展開してきたENJOY。知名度はまだないものの、ブロックチェーン界隈では実は“ぽっと出”の新人ではない。日本国内でもかなり先進的にブロックチェーン技術をサービスに取り込み、様々な案件と向き合いながら「自分達が一番スケールできるサービス」を考えてきた。

代表社員を務める西村太郎氏は、これまで色々な事業を手掛けてきた人物だ。大学中退後、カナダのバンクーバーに語学留学し、帰国後はFX会社（第一種金融商品取引業）を共同で設立。その後も、不動産や飲食、SEO、ウォーターサーバー関連の会社や事業を立ち上げてきた。

2019年9月にENJOYを設立した後は、ブロックチェーンゲームやDeFiサービス等の経験も積んできた西村氏。それらの集大成とするべく、受託だけでなく自社サービスとして、新しいブロックチェーンサービスの開発に乗り出すこととなった。

西村氏はブロックチェーン技術の革新性に惚れ込み、これまでも様々なブロックチェーンプロジェクトの開発を支援してきた。現在は「自分達が一番スケールできるサービス」がやっと見つかり、全力を挙げて“このサービス“をカタチにするために開発を進めている。しかし“このサービス”を実現するためには大規模なシステム開発が必要で、提供している会社も世界的に存在せず、エンジニアも少ない。

そこでENJOYはベトナムでオフショア開発を行っているほか、2021年6月からインドの大学生のインターン雇用をスタートさせた。現状、オフショア開発は滞りなく進んでいるものの、ポイントごとにスピード感のあるコミュニケーションや開発ができる人材が身近に必要になり、新規採用を行うことになった。

「自分達が一番スケールできるサービス」の詳細は公開できないが、例えば以下のようなサービスだ。

一つは、分散型アプリケーション（DApps）による分散型ウォレットの開発。ブロックチェーン技術を活用してビジネスや取引等をスマートコントラクトによって処理し、データを全てオンチェーンに保存する非中央集権のアプリケーションだ。ユーザーのビジネスシステムに仮想通貨決済を統合し、Conbaseやbitpayといったサードパーティーの利用も可能。仮想通貨での請求書発行等、各種プラットフォームの開発も手掛ける。

あるいは、ブロックチェーン技術を活用した自動送金システム。外国の銀行に数百円ほどの手数料でお金を送るシステムは、ブロックチェーン技術でしか実現できない。お金を「貸す・借りる・支払う・受け取る」に加えて、「増やす」ということに特化した仮想通貨の実装も可能。もちろん、ハッキングの心配は一切ない。

さらに、不透明性や脆弱性が一切ないシステムの構築。例えばインターネット広告には広告ページやアクションボタンが存在するが、その中にはフィッシング詐欺やアドフラウド（広告不正）もある。既存のアフィリエイトシステム等も、成果判定は不透明なケースが多い。これらの広告成果をブロックチェーン上に記録すれば改ざんが不可能になり、透明性のある仕組みにすることができる。

現在の日本では、こういったブロックチェーン開発を受託できるような企業は少なく、海外のエンジニアに頼っているような状況だ。ENJOYも海外オフショア会社で開発を行っているが、今後は少しずつ内製化していき、大きく膨れ上がっている国内需要に国内開発で応えられるような体制をつくっていく。

ブロックチェーン技術を使ったサービスはまだまだ導入期にあり、ENJOYの競合といえる会社は少ないため、先行者利益の恩恵を見込める。また、ブロックチェーン界隈だけでなく、世界にまだ存在しない、革新的なサービスのリリースに向け準備を進めていく。

ENJOYには「楽しみがなければ、人生もない」というスローガンがあり、オフィスには最新のゲーム機器や、業界で話題の最新アイテム等、新しいものが常に身近に置かれている。また、個人的に仮想通貨やブロックチェーンゲームに親しんでいるメンバーも多い。

豊かな人生を過ごすために「楽しむこと」は重要だが、法人は業績が赤字になれば事業を継続できず、「楽しむこと」もできない。そのため1円でも良いのでとにかく黒字を出し、その次に「楽しむこと」を理念としている。

このように「ENJOY＝楽しむ」という言葉は色々な捉え方ができるが、社名には「与えられる楽しみ」のほか、「楽しみを与えられるために常に成長していこう」という裏テーマがある。自分が成長すれば楽しいし、ビジネスをスケールさせていけば関わる人みんなが笑顔になれる。楽しいを「与えられる側」に立つのではなく「与える側」に立ち、周りを巻き込んで楽しむために、ENJOYという社名には“常に成長していく覚悟”が込められている。

今回の採用では、ブロックチェーンシステムの開発エンジニアを想定している。ブロックチェーンでの開発経験者が対象だが、未経験でもブロックチェーンに興味があればエントリーできる。スキル的には、Solidity言語/Go言語、Vue.js/React/TypeScriptの開発経験があれば歓迎される。javaやrubyでの開発経験でも可だ。

求める人物像は、ブロックチェーンの技術を信じ、「世の中に変化をもたらしたい」という気概を持っている人。そして、プロジェクトメンバーと前向きなコミュニケーションを取りながら、利用者の立場に立って開発できる人だ。変化を楽しめる、嘘をつかない、自ら課題を定めて解決できる、といった素養も重視する。

「ブロックチェーン技術は世界を変える」といわれるが、「どう使われるのか」「どう変わるのか」を具体的にイメージできている企業はまだまだ少ない。しかしENJOYには、ブロックチェーン技術が世界を大きく変えていく姿が、具体的に、ハッキリと見えている。