インフラジスティックス・ジャパン株式会社

インフラジスティックス・ジャパン株式会社は、UI/UX開発ツールキットなどを開発・販売する米国インフラジスティックス社の日本法人として2006年に設立されました。主力製品である『Infragistics Ultimate』は、Webやデスクトップ、モバイル業務アプリケーション開発における工数削減や生産性向上を支援する、開発チームのためのオールインワンUI/UX開発ツールキットです。Windows FormsやWPF、Angular、jQuery、Reactなど各種フレームワークに対応したUIコントロールライブラリとUIデザインからユーザビリティテストやコード生成までをワンストップで行えるアプリケーションデザインプラットフォームである同製品は、日本国内だけですでに6000社以上、世界に目を向けると米国フォーチュン500企業の大多数をはじめ、６万社、200万人以上の開発者に利用されています。

弊社製品が世界で広く受け入れられている大きな理由の第一は“充実したサポート体制”にあります。
「サポートが対応する内容は、自社製品に関するものやイエス、ノーで単純に答えられるレベルの質問だけにとどまりません。お客様が希望する要件を実現するためにおススメのコントロールやカスタマイズを提案しますし、必要とあればサンプルコードを作成・提供することもあります。プライオリティサポートで契約いただいているお客様については、自社製品に関係のないテクノロジーに関する問い合わせにも対応しています。テクノロジーの標準化などを担う社外の開発チームのように当社を利用いただければいいかなと考えています。また、お客様と会話を重ねていく中で、問題解決のための根本原因が問い合わせ内容とは別のところにあると判断すれば、そこを解決しにいくためにサポートの拡大やトレーニングの提案をさせていただくこともしています。」（代表取締役・東 賢）

ひとつひとつの問い合わせという点をつなぎあわせて、線化、面化していくことで、お客様が抱える本質的な課題解決にまで踏み込んでいく――この姿勢が96.7％という高い顧客満足度につながっているのだと自負しております。

インフラジスティックス・ジャパン株式会社が、製品やサービスを通じて提供したい価値とは“有意義な時間の創出”です。

「UIコントロール専業で約30年間ビジネスを行ってきた知見が当社にはあります。専業として、この分野で後れをとっては事業継続が難しくなるという自覚も。だからこそ、常にトレンドに目を光らせ、お客様の顕在的・潜在的ニーズもキャッチアップしながらバージョンアップを繰り返しているのです。しかも、ものすごいスピードで、です。購入いただいたお客様にはソースコードを開示しているため『解析されてしまって大丈夫なのか』と心配いただくこともありますが、解析されるよりも早くバージョンアップするため問題ないと答えています。お客様の開発業務の効率化を徹底的に追求した製品開発に力を入れるのも、また、自社製品の枠を超えた充実のサポートを提供しているのも、当社を利用することで開発効率を高め、できた時間をお客様にとってより重要なコア業務に使っていただきたいという強い思いがあるからです。」（代表取締役・東 賢）

ただ、開発はチームで行うものです。設計者やデザイナー、営業など、開発に関わるメンバーは他にもおり、必然的にさまざまなやり取りが発生しています。弊社はそこに新たなビジネス機会を見出し、事業領域を広げることでさらなる成長を目指していきたいと考えています。

「設計者やデザイナーと開発者の間では、意思疎通においてしばしば齟齬が生まれます。互いが持っている知見もモノの見方も異なるため、仕方ないことではあります。でも、その溝をツールで埋めることはできないか――その発想から、デザインからコード生成までをワンストップで行えるプロダクトデザインプラットフォームの『Indigo.Design』に、ドラッグ＆ドロップできるクラウド型ビジュアルエディタとコード生成機能を備えた『Indigo.Design App Builder』をリリースしました。また、アプリや既存システムに組み込めるBI・ダッシュボードソリューションなどBIツールの開発・販売もスタートしており、2021年の後半には、開発チームのコミュニケーションを促進する新商品の投入も予定しています。」

インフラジスティックス・ジャパン株式会社は、効率化により生み出される“時間”という価値を提供しています。そのため、メンバーに対しても「無尽蔵に時間を仕事へ投入する」ことをよしとしていません。
「当社で働くからには、自分の時間を大切にしている人であってほしい。仕事を中心に人生を組み立てるのではなく、自分の人生を中心に仕事を付け加える考え方をもっていてもらいたいと本気で思っています。そのため、私はワークスタイルのフレキシビリティを非常に大切に考え、会社の制度を整備しているのです。」

弊社は、コロナ禍を機にオフィスを廃止して全メンバーがリモートワークを行う“掛け値なし”のフルリモートを導入していますが、これもワークスタイルのフレキシビリティを重視するがゆえです。また、評価対象はあくまでも「成果」であって、長く働いたから評価が高くなるようなことはありません。家庭の事情で半日仕事を離れたりすることも問題ありません。週末はできるだけ有意義に過ごしていただきたいと思っています。

「付与した有給休暇をすべて消化していても、追加で有休が取得できる制度を採用しています。OpenPTOと呼ばれる制度です。仮に、年間目標を早々に達成できれば、ひと月休んだって問題ありませんよ。今のところ、そこまでの状況になったことはありませんが（笑）」（代表取締役・東 賢）

このようなワークスタイルを導入していることもあって、メンバーはゴールに到達するための道筋を立て、業務に優先順位をつけながら着実に前へ進んでいける人＝自立的に行動できる人材であることを求めています。そして、技術が好きで、お客様の“ありがとう”をモチベーションに変えられる人であってほしいと考えています。
「もちろん、こちらが求めるものばかりではなく、当社で働くことで得られるものもあると自負しています。お客様のプロジェクトを上流工程から支援することができますし、ワールドワイドにつながる環境でスキルアップを図ることも可能です。当社のメンバーは日系企業経験者が半分近くおり、外資と日系企業を融合したような企業文化ですので、『いきなり外資系企業に飛び込むのは不安』という人でも馴染みやすいと思います。一方で、米国本社のほかロンドンやインド、ブルガリア、ウルグアイなどに営業拠点や開発拠点を持っていて、多様な国籍のメンバーもいます。しかも、インフラジスティックス全体で200名ほどと、グローバルオペレーションしている企業としては最小レベルの規模しかないので、自分という存在が薄まることなく、ワールドワイドにつながる環境でエンジニアとしてのスキルを高めていくこともできます。このような環境はかなり稀有なものだと思います。」（代表取締役・東 賢）