上場Web企業出身のMBAホルダーとトップセールスがタッグを組み設立
株式会社グローバルマーケティングは、上場Webマーケティング会社で豊富な経験を積んだ代表と取締役の二人が設立したベンチャー企業だ。
主軸であるWebプロモーション事業では、多くの媒体社と取引があり豊富な商材が揃う。自社DSPも始動間近で、クライアントへの最適かつスピーディーな提案が可能だ。2020年3月に立ち上がったばかりの同社は、個人の力量がそのまま事業拡大に直結するフェーズ。成果に対して賞与はもちろんのこと、高率のインセンティブを支給し、入社1年目から年収1,000万円も十分に実現できる。
将来的には、マーケティングの知見を活かした自社開発製品のD2C事業も視野に入れ、拡大路線へとアクセルを踏み込む同社。自由度の高い環境下で、アグレッシブに働きたい人物を募る。
同社は「自由の中に責任あり」という価値観をベースに仕事へ取り組む。そこには、代表取締役 左子義則氏の考えが反映されている。
左子氏は、学生の頃から起業意欲を強く持っていた人物だ。当初は経営コンサルタントとして、20代での独立を念頭に置いてキャリアマップを描いた。
「会社社長と出会える機会が多く、資金など”お金”の勉強にもなる」という視点で、大学卒業後は地元兵庫県の信用金庫に就職。中核支店勤務として2年間従事した。
兵庫県の中小企業支援センターに転じた後は、内閣府が主導する事業の立ち上げメンバーとしてセミナーの企画や県内各所との折衝を経験する。そして上京して大学院を修了、MBA・中小企業診断士を取得した。前述の通り「20代での独立」という目標達成へ向け、自らが定めた道筋を進んでいったのだ。
事業領域の選定にあたっては、銀行員時代から個人事業主としてWebメディアを運営し成果を上げてきた経験を踏まえ、Webビジネスにフォーカスする。前職の大手Webマーケティング会社に就職したのは、Webマーケティングの知見とノウハウを得るためだ。
ここで出会ったのが取締役の岡田雅之氏だ。経営や管理領域に長けた左子氏と、セールス領域や販売戦略の立案を得意とする岡田氏が、互いの強みを掛け合わせる形で設立したのが同社なのである。
左子氏は「仕事は自分がやりたいことではなく、できることをどう活かすかが重要だと思っています。自身のことで言えば数字や管理面が得意。ストレスなくできることを見つけ伸ばすことで、なりたい自分への到達を目指してきました」と話す。
左子氏にとって起業は、取締役や従業員が自分自身の希望を実現し、想いを成し遂げる環境を作ること。その「自由」な環境を手に入れるために、自身を律し自己の責任を意識しながら歩んできたのだ。同社が「自由の中に責任あり」という価値観を重んじる背景だ。
「目標を達成するために会社を踏み台にしていい」独立希望者を支援する風土
同社での仕事のやりがいを尋ねると「Webマーケティング営業に関しては、裁量権の大きさと幅広い領域のコンサルティングができる点です。WEB広告、アフィリエイト、SNS広告、SEO、サイト制作等、商材の制限がありません。クライアントの課題解決に真摯に向き合い、最適な施策を提案できます」との答えが返ってきた。
クライアントの課題解決に尽力しながら、自身のスキルを磨き市場価値の高い人材を目指すことができる。左子氏も「当社のアセットを最大限活用して、目標達成の糧にしてください。よい意味で当社を踏み台にしてくださって結構です」と言い切る。
例えば独立が目標ならば、左子氏の経営手法を間近で学び、組織の立ち上がりに関わることは貴重な経験になるだろう。セールスとして、クライアントから信頼を勝ち得る方法や発注に繋げていく勝ち筋の付け方は、岡田氏の得意領域であり大いに学べる部分だ。
「どこを目標にして進み、当社で何を得るかを考えて参画してほしい」左子氏の言葉からは、会社の枠にこだわらずステップアップしてもらいたいという思いがにじむ。もちろん実力を磨き、社内でトップセールスやマネージャーを目指したり、新規事業を企画して責任者としてリードしたりといった道もある。自由なキャリア開拓が可能な環境は、自らの意思で行動したい者にとってはこの上ない魅力だ。逆に、意思を持たず会社の環境や立場に甘んじるタイプは活躍し辛いだろう。
「自由と裁量、成果に対する高率なリターンは当社のアピールポイントですが、大企業と比較すれば足りない部分は多いです。ないことをネガティブに捉えるのではなく現状を正しく認識し、自分の力をどう発揮すれば拡大できるかを考えられる人が望ましいです」と左子氏は続ける。
中小企業支援センターに在籍中、行政機関という制約の中で、ないものをどう導入するか・判断するかの連続だったという。その経験はとても有意義だったと、当時を振り返る。事業の立ち上がり期に参画できるタイミングは、そう多くない。
左子氏は「僕達が失敗する様も間近で見られるでしょうし、将来自分で事業を立ち上げたい人にとってはいい勉強になるはず」と話す。
正社員でありながらコミット期間を決めて期間満了後の転職/独立を容認。会社と個人の新たな関係性
ここまで紹介してきた左子氏の歩みと言葉から、考え方の背景や社員に望む働き方のイメージが多少なりとも湧いたのではないだろうか。
自由な働き方の体現方法として、新たな雇用概念を取り入れた点が挙げられる。それは、正社員雇用でありながら契約期間(コミット期間)を決めて、期間が満了した後の移籍(転職/独立)を容認するというスタイルだ。
「リンクトイン創業者のリード・ホフマンが提唱する“アライアンス”という形態で、社員は企業ではなく仕事と契約して、かつ企業とも信頼で結び付くという新たな関係性を目指しています。同じ環境でクライアントワークを繰り返すことは、優秀な人ほど飽きがきます。能動的に動いて目標を勝ち取り、次のステップへスムーズに移行してもらえるよう、最初にアライアンスの考え方を明示しているのです。一定期間で新陳代謝が行われることは会社にとっても刺激になりますし、契約期間が終わり独立したとしても、ビジネスパートナーとして協業していくことは十分にあります」(左子氏)。
指示によって動くのではなく、能動的な意志を持って目標を達成しようという人材を求めていることが明確に伝わる。
自由と自律をテーマに、プロフェッショナルな働き方を追求する同社。オフィスには、集中力を発揮し効率よく成果を出せるような配慮が随所に施されている。
モニターに向かう時間が長いだけに、デスクとワークチェアは最高級のものを用意し、座り心地と疲れにくさにこだわる。1日500円×出勤日数分の昼食費補助や、社内での飲料用にウォーターサーバーを無料提供するのも、働きやすい環境づくりの一環だ。
人工芝を敷いた小上がりの休憩スペースは、経営層の目線から逸れた場所に設置されている。話題のリラックスクッションが置いてあり、リラックスできる空間だ。サッカー観戦が趣味だという左子氏らしく、地元のJ1リーグクラブチームのフラッグも掲げられている。オフィスに訪れた際は、是非とも様々な箇所に目を凝らしてほしい。
左子氏は「できたばかりの会社で、規模拡大のフェーズに参加してくれる人を待っています。会社と自分の成長の両方を願える人と出会えたら嬉しいです」とメッセージを寄せてくれた。
思い描く未来と同社の志向に少しでも重なる部分があるならば、是非とも話を聞きに行ってほしい。