専務取締役　石川　龍平 氏

ご略歴をお教えください。

2000年に大学卒業後、日商エステムに入社しました。関西の出身で、1995年に発生した阪神・淡路大震災を経験し、マイホームへの憧れを非常に強く持っていたので、最初から不動産業界の営業職一本に絞って就職活動を行いました。当社は待遇の良さが魅力でしたね。入社してから、扱うのが投資用マンションと知って「えっ？」と思いましたが（笑）。 それでも、当社はいいことも悪いことも、やればやっただけ全部返ってくるところが魅力でした。どんな仕事もそうだとは思いますが、営業の仕事に素直に、真面目に、ひたむきに取り組めば必ず成果に繋がることがわかりましたし、逆に手を抜けば抜いただけ成果が出ないこともわかりました。おかげで、全社のトップセールスにもなれました。昔のことですが（笑）。 入社して今日まで20年間続けてこられたのは、憧れるような素晴らしい先輩が多くいたこと、信頼できる部下がたくさんできたことが大きな要因ですね。

マネジメントで心がけていることとは？

人を傷つけたり、相手を欺くようなウソをついてはならないということを戒めています。自分をよく見せようと繕ったり、言い訳をいうのもつくられたウソです。そういうウソを言う精神や行動は、お客様や取引先とのやり取りの中で出てくるもの。そんなことでは信用してもらえません。一方で、人を傷つけず相手のためになるウソはアリだと私は思っています。

社員に対して、どういった存在になってほしいかの思いをお聞かせください。

悔いのない人生を送ってほしいですし、何より幸せになってほしいと思っています。そのためにも、できるだけ早く家族を持ってほしいですし、家族を一生幸せにする人になってほしい。自分一人でいいという人は別ですが、人は一人では生きられないと思いますから。また、会社のポストが上がれば、部下やその家族の人生も背負うことになります。だからこそ、まずは自分が幸せにならないと、人を幸せにできないでしょう。 自分が幸せになるためには、常に最善を尽くすこと、でしょうか。仕事ですから、しんどい時もあります。そんな時ほど人間性が露わになると思うのです。ベストを尽くし、ピンチをチャンスに変えられる、ポジティブな人であってほしいですね。

石川さんの仕事観をお聞かせください。

人生の中心にあるもの、でしょうか。仕事がうまくいかないと、何もかもがうまくいかなくなり、つまらない時間が続くように思います。逆に、仕事が順調ならば、プライベートも含めて何もかもがハッピーになりますね。秘訣、ですか？　常に謙虚でいること、でしょうか。No.1を取っても、ラッキーがあったかもしれないし、陰で誰かが尽力してくれたからかもしれません。自分一人の力でなれたわけではないということを自ら戒めるべきです。

オフタイムは、どういった過ごし方をしているのでしょうか？

4歳の娘がいるので、休日はもっぱら娘と遊んでいますね。子供ができてから休日の大切さが身に染みるようになりました（笑）。それ以外では、釣りやゴルフが好きです。ゴルフは取引先や社員とよくラウンドしますね。会社でも毎年、取引先をお招きしてゴルフコンペを大々的に開催して楽しんでいますよ。