MIL株式会社

東京・新宿に本社オフィスを置くMIL株式会社は、インタラクティブ動画編集プラットフォーム「MIL（ミル）」を開発・運営するスタートアップだ。インタラクティブ動画（触れる動画）の提供を通じて動画上の双方向コミュニケーションを実現し、動画マーケティングや動画広告市場における諸問題を解決する。

「MIL」は、効果の検証を数字で可能にしてくれる、日本初のインタラクティブ動画SaaS（Software as a Service）だ。誰でも簡単に、リッチなインタラクティブ動画を作成できる。インタラクティブ動画が普及し、視聴者が動画内の気になる情報を素早く簡単に獲得できるようになれば、認知→消費のリードタイムは短縮する。MILは生活者の態度変容に関わることで、人々の生活にイノベーションを起こす。

代表取締役CEOを務める光岡敦氏のキャリアは、新卒入社したWebコンサルティングのベンチャー企業の、Webディレクターとしてスタートした。入社時は特別なスキルがなかったため、自己学習に励んだ。自分でSEO対策をおこない、広告を配信し、サイト納品後の保守運用も手がけた。新規と既存で、最高100件ほどを同時に回していたという。その後、26歳の時に株式会社ファインズを共同創業。取締役に就任すると30歳で独立し、株式会社ユープラスを立ち上げた。2018年3月、ユープラスからの事業譲渡という形でMILを設立した。

◆次世代の動画マーケティングツールを開発するスタートアップ

触れる動画のインタラクティブ動画編集プラットフォーム『MIL』を展開する当社。
大手企業を中心に累計会員登録社数は1,400社と急激に伸びており、作成されたインタラクティブ動画は30,000本を超えました。
インタラクティブ動画は従来の動画と違い、動画上にタップ／クリックできるアクションを追加し、今までになかった動画表現を可能にしています。

MILでは”触れる動画”という新しい視聴体験の実現のため、インタラクティブ動画の作成、配信、分析を行えるプロダクトの開発を行なっており、今後も「新しい視聴体験をつくり顧客をサクセスさせる」を実現する動画メーケティングのリーディングカンパニーを目指していきます。

2025年時点の従業員数は50名で、男女比は男性：女性＝6：4。

組織としてのMILには、大きく2つの魅力がある。1つ目は「人の良さ」で、いつまでも子どもの心を忘れない、といったような風土がある。2つ目は「スピード感」で、大企業のような余計なバイアスがないため、意思決定も開発も実にスピーディーだ。また、インタラクティブ動画はルールが未整備なこともあり、そのルールをつくっていくため多くの知見を積む必要がある。その過程では失敗もあるが、組織全体のスピード感は「よい失敗」の前提条件となる。

メンバーの共通した価値観としては、以下の3つを挙げることができるだろう。1つ目は「自社のプロダクトが大好き」で、「動画の未来に可能性を感じている」こと。モノづくりが好きで、それを提供することに熱心なメンバーが集まっている。コニュニティーをしっかり深めることを共通認識としており、進捗は全員で共有され、1つのプロダクトにメンバー全員で取り組む。2つ目は「チャレンジ精神」で、何も保証されていないスタートアップという環境の中で、恐れずにその環境を楽しみながら仕事に打ち込んでいる。3つ目は「働き方に対する価値観」で、個人が考え、主体的に動ける組織を指向している。