家庭用物理療法機器の製造、卸、販売で40年を超える歴史と実績
株式会社プラスプ(PRASP Co.,Ltd.)は、物理療法(※)機器のオンライン販売や、セルフケア情報を発信するサイト「ヘルスリテ」を運営する会社。グループの医療機器製造輸出入会社、シェンペクス・インターナショナル株式会社と、その国内総発売元である株式会社ジーエムピージャパンの販売部門として、2012年10月に設立された。本社・ショールームは東京都千代田区神田美土代町にあり、業務本部(受注・出荷・サービス拠点)を群馬県前橋市に置いている。
※物理療法:免疫力や自然治癒力を高める機器を利用した東洋医学的な療法
ヘルスケアサイト「ヘルスリテ」では、不眠や頭痛、肩こりなどに悩む人に向け、家庭にいながらセルフケアできる機器を、他社と比べて安価で提供している。注目商品は「温熱式指圧代用器マスターV3」で、身体を温める、指圧する、整体をおこなうといった東洋医学的治療を、全自動でおこなう。商品の販売先は一般家庭だけではなく、治療院や健康サロン、エステサロン、スポーツジムなど業務向けも多い。特許も取得しており、競合する機種もなく、競争優位性は高い。
「ヘルスリテ」の運営ポリシーは、「売れるものを売る」スタイルではない。まだ認知度が低いものであっても、役立つものを先駆的に販売することにある。セルフケアをテーマに独自の商品を取りそろえる「ヘルスリテ」は、さまざまな販売手法やマーケティングをテストしながら、オンラインでの販売実績を積み上げているところ。また「健康経営」に関する企業向けの展開にも力を入れる。
永い歴史を誇る電位治療器。不眠症、頭痛、便秘、肩こりの緩解という効能効果が認められた医療機器。累計販売数は13万台を上回る。
ここでは、「ヘルスリテ」で取り扱っている代表的な製品を見ていこう。
「ネッシー リフラックス」は、身体の背部を温め、指圧や整体、お灸などの東洋医学的な治療やリラクゼーションを全自動でおこなう温熱指圧ロボだ。背骨の長さや形状を自動スキャンし、ツボの位置を割り出し、効果的な治療とリラクゼーションを提供する。球軸には高価な翡翠(ヒスイ)が用いられ、使用中の気持ち良さだけでなく、使用後の確かな効果を実感できる。
電位治療器「セレンテ」は、厚生労働省が不眠症、頭痛、便秘、肩こりの4つに効果があると認証したベストセラーの商品シリーズだ。電位治療器は一般的に70万円以上する高価なものだが、プラスプは系列製造会社が低コストで量産しているため、他社に比べてリーズナブルな価格で提供している。
酸素サーバー「shenpix 酸素濃縮器CFOC-F」は、高濃度(最大95.5%)の酸素を毎分5リットル供給できる。医療向けと同等の機能により身体の酸素不足が解消されるため、「いつも何となく疲れている」、「頭がスッキリしない」といった症状に即効性がある。新型コロナウイルス対策としても高濃度酸素サーバーの普及が期待されており、さらなる需要が見込める製品でもある。
「ヘルスリテ」ではそのほか、玄米を全自動で発芽させ、発芽したての美味しい玄米ごはんを炊き上げる炊飯器「なでしこ健康生活」や、ノンアルコール&100%天然で安心・安全の除菌消臭スプレー、研磨剤が入ってない歯磨き剤、オーガニック100%のパームシュガー(椰子花蜜糖)、持続性ビタミンCなども推奨販売している。
プラスプの強みは、製造から販売まで系列会社グループが担っていることだ。そのため、高価格があたり前の製品ジャンルであっても、モノによっては他社の半分以下で提供できる。「良いものを安く」は今後も重要なテーマとなるが、その上で単なる仕入れ販売会社には不可能な、技術力や開発力などの強みを活かした事業を展開していく。
ますます高まるセルフケアのニーズに応えるブランド責任者を募集
プラスプの代表取締役社長を務める横山充洋氏は、物療機器の開発・製造・販売の世界で40年以上の経験がある。現在もグループの製造会社、卸会社、小売会社すべてのマーケティング、製品開発、事業開発を担当している。
今後の戦略としては、ブランド別販売組織を拡大させるため、2~3の新ブランドの準備が進んでいる。すべて社長直轄だが、実務はブランドマネージャーが担当する。新製品や新ブランドを立ち上げてオンライン販売する場合、売上高1億円くらいまでは、1人のブランドマネージャーが販売上の企画、実行にあたる。売上が増加して人員が必要になれば、ブランドマネージャーはブランドプレジデントになる。
今回の応募にあたり年齢、性別、学歴は問わないが、オンライン販売のサイト作成、修正、運営の経験があると望ましい。ただブランドマネージャーを前提とした採用なので、出産・育児・介護など長期休暇の必要性がある場合は採用しない/できない。現状、福利厚生や教育制度などはない。そのため、必要なことは自ら勉強する必要がある(多額の費用が見込まれる場合は会社負担)。
管理面や社風について、「ハッキリ言って緩い」と横山氏は語る。「社員の人間性や生活を重視すれば、管理は緩くなって当然」という考えで、子持ちの家庭なら遅刻や早退、予定外の欠勤などが発生する場合があるが、「社員が家庭を大切にするなら、使用者側も社員の家庭を大切にしなければならない」というのが横山氏のポリシーだ。
求める人物像は、「仕事が好き」なことだ。ブランドを立ち上げる業務、つまり起業に等しいため、仕事が好きであることは第一の必要条件だ。またプラスプは年功序列ではなく能力主義、結果主義なので、成功すればそれにふさわしい収入を得ることができるだろう。セルフケアへの貢献を通じて、「やりたいこと」を実現できる会社だ。