案件受注の「適正価格」がこだわり!クライアントとの継続的な関係で成長中
株式会社コアモバイルは、浅草にある創業10年目のWebシステム開発会社です。EC-CUBEやWordPress、MovableType、MODx、OpenPNE、vtigerCRM等のCMSのカスタマイズを得意としております。またWebシステム開発にとどまらず、アプリ開発やWebサイト制作、サーバ構築から保守運用までお客様のニーズに合わせて幅広く提供しています。
コアモバイルの特徴は、クライアントの要望がある場合を除き、外注をしていない。できることは全て自社でする、こうして「適正価格」でスピーディに開発や制作を請け負っています。
「クライアントに対する責任をまっとうするには、可能な限り自分達で進捗管理をして、開発を進めたいと考えています。外注に出せば、それだけコストがかさみ、クライアントに適正価格で提供できなくなります。クライアントとの間に信頼関係を築けません」(代表取締役・黒田弘太郎氏)。
コアモバイルは、案件受注の「適正価格」にこだわっている。Webシステムの開発やWebサイト制作において、過度な安売りをするのでもなく、高額を請求するのではなく、発注者と受注者の双方にメリットがある金額で仕事を請け負うことが、今後のWeb業界のスタンダードとなると考えている。
「コアモバイルは、適正価格での受注をモットーにしています。3人の創業メンバーが働いていた前職の会社は、古い体質の開発会社で高い見積もりを出してはコンペで競り負けていました。双方にメリットがある金額で取引できるからこそ、信頼を元にした継続的な関係を築くことができます」(制作事業部・高橋直樹氏)。
10年目を迎えて、コアモバイルでは大手企業からの案件が増えているという。大手のSIerと同じクオリティのシステムやサイトを、コアモバイルならずっと低価格で作ることができる。ITゼネコン構造で無駄なコストをかけるよりも、開発・制作の最前線にいる会社と直取引した方が、コスト削減になるだけでなく、柔軟な対応で求めていたシステムを手に入れられることに、世の中全体が気付き始めているのだろう。
「他社と比較した時、あまりに金額が低いため、クライアントに心配されることもありますが、ちゃんと利益は確保しています。無駄に吹っ掛けないだけです。適正価格で仕事をしてクライアントに喜んでもらえるのが、何よりの報酬です」(黒田氏)。
CMSのカスタマイズを得意とし、Webシステム開発にとどまらず、Webサイト制作や、スマートフォンアプリ開発、サーバ構築等、Webに関連したサービスを幅広く提供している。
幅広い開発・制作実績。クライアントの課題を解決するためにサービスを拡大
コアモバイルが「EC-CUBE」「WordPress」といったパッケージやCMSを得意にしているのも、クライアントに対する「適正価格」を意識するがゆえ。クライアントの要望に合わせて、ゼロからECサイトを構築することもできるが、大半のケースでクライアントが求めているものは、パッケージのカスタマイズで済む。それなら、コストがかからない方がクライアントにとっては嬉しい。
「当社はEC-CUBEインテグレートパートナーで、2019サイトアワードで日本全国に3社しかないユーザ体験部門で表彰されたうちの1社です。運営元の株式会社イーシーキューブの方がシステム全体の改修に生かすためヒアリングに来ます。創業時からEC-CUBEを使ったカスタマイズを多く手掛け、有名なアパレルブランドのECサイト制作も手掛けました。外注しないのでノウハウが社内に蓄積され、ECサイトのコンサルティングもできます」(高橋氏)。
変化の激しい世の中にあって、システムもサイトも時代に合わせて小まめなチューニングが必要。適正価格にこだわり、クライアントと継続的な関係を作り、クライアントがしたいこと、困っていること、それに対して対応するのがコアモバイルの仕事の流儀だ。
「アプリ開発を始めたのも、とあるクライアントから相談を受けたイチロー氏のアプリが発端です。イチロー氏専用メディアといった感じのアプリで、イチロー氏の試合結果を打席毎に細かく配信します」(黒田氏)。
「紳士服メーカーの案件では、オーダーメイドスーツを作るためのシミュレーターを提案しました。紳士服業界で話題になり、テレビでも取り上げられ、他社からも依頼が舞い込みました。スーツを作るための採寸には、各社独自のこだわりがあるようで、それを再現するのは大変でした」(高橋氏)。
コアモバイルのメンバーは全員エンジニア。デザインが得意な人もいれば、営業が得意な人もいるが、みんなコードを書ける。技術に敏感なメンバーも多く、先端のテクノロジーを積極的に試す風土もある。
「クライアントに当社から提案する機会もあるため、相手の話を聞いたうえで、課題を解決するアイデアを考えられる人を求めています。専任の営業もいないため、クライアントからの要請にエンジニアが即対応します。電話を受けて、その場で修正することも日常に見られる光景。打ち合わせにエンジニアが行くから話が早く、クライアントに喜ばれます」(黒田氏)。
開発の全工程に携われるコアモバイルでの仕事。エンジニアがデザインも学べ、フロントからサーバサイドまでフルスタックエンジニアにもなれる。
評価制度に福利厚生、働き方、エンジニアが納得して働ける環境づくりに余念なし!
コアモバイルがこだわる「適正価格」は、受注金額だけではない。エンジニアの評価も適正になるように工夫している。それぞれのエンジニアに予算を付けて、それをクリアすれば収入がアップする評価システムを導入。エンジニアが納得して働ける環境づくりに余念がない。
「勤続年数で昇給するシステムとは異なり、短期間で大幅アップが目指せます。全員の予算と達成度は情報共有され、経営の透明度も確保しています。予算はノルマではなく目標。現メンバーの収入はみんな着実に上がり続けています」(高橋氏)。
「技術力が上がれば、仕事の単価も上がります。他社では10年かかるところが、2年で達成することもあります。スキルを付けて高単価の仕事をできるようになれば収入がアップするします。自分の頑張りがちゃんと跳ね返ってくるとエンジニアの努力が報われます」(黒田氏)。
働きやすい環境づくりも進められている。毎週金曜日は「NO残業デー」。金曜日に実施する企業は珍しいかもしれないが、NO残業デーを設定するにあたり、社員に聞いた結果だという。会社の制度面に関しては、社員の声を聞いて彼らのアイデアを形にするようにしている。もちろん、経営陣も積極的に自分達のアイデアを形にしている。
「ランチを会社で提供しています。1品100円でお惣菜を購入できる簡単社食サービス『オフィスおかん』を導入し、社員は無料で使えます。フリードリンク、フリーフードにして、通勤定期があれば一銭も使わずに仕事をして帰ることができようにしました」(黒田氏)。
ランチタイムも決めておらず、自分のスケジュールに合わせて自由なタイミングで食事を取る。そのほか、コアモバイルでは「散歩」を推奨している。集中力を維持するためには、気分転換も必要だからだ。
「開発の仕事は煮詰まってしまうこともありますし、長時間作業していると集中力が切れてしまいます。そんな状態ではミスも起きがちです。クールダウンするために、散歩を推奨しています。浅草のど真ん中という散歩にピッタリの立地ですからね」(高橋氏)。
事業の拡大を受け、メンバー増員を予定しているコアモバイルは、2020年3月に4回目のオフィス移転をした。移転先は同じ通りの数ブロック先。創業以来、浅草2丁目以外にオフィスを構えたことがないという。
「事業の拡大に合わせてオフィスを移転していますが、ずっと同じ通り沿いのビルです。浅草の地で事業が成功したため、ここから離れられなくなりました。雷門のすぐそばなので、雷門に守られていると思っています」(黒田氏)。