ソニーPCLの社長に就任するまでの経歴を教えてください
ソニーPCL以前は、ソニー株式会社(以下、ソニー)で30年以上B2Bビジネスに携わってきました。 ソニーに入社して10年ほどは国内のB2Bセールスを経験しました。その後5年弱は埼玉県にあるSKIPシティという映像制作施設の事業運営に携わり、映画をはじめとする映像制作、若手クリエイーターの育成等に尽力しました。この映像制作現場の経験を活かして、ソニーのDMC(ドラマ・映画・CM)制作機器ビジネスのグローバルマーケティングとして、世界中のプロダクション、放送局、レンタルハウスに対してフィルムからデジタルへの変換を促す活動を展開しました。当時の映画・ドラマ・CMはフィルムでの撮影が主流でしたので、大きなビジネスチャンスがありました。 次に、成長が著しかったアジアパシフィックにおいて、コンテンツ制作機器事業のマーケティングヘッドとして香港に赴任し、東南アジアを中心に市場開拓に従事しました。市場自体は成長していますが、同時に競合も多く、顧客単価が低いこともあって、常にビジネス拡大とコストダウンに取り組む日々でした。 日本に帰任後は、スポーツやコンサート等の映像中継用機器のグローバルマーケティングのマネジメントとして、オリンピックやFIFAワールドカップなどの大型イベントやeSports等の新市場開拓に携わりました。 30年以上B2Bビジネスに携わってきましたが、20年以上は新規ビジネスや新規市場開拓に従事してきたことになります。
ソニーPCLの経営方針は?
ソニーPCLがユニークな感動体験を創出し続けるために、失敗を恐れず、常に挑戦することが最も重要だと考えています。 挑戦を続けるためには、会社が持続可能な成長を続けることが必要で、そのために最適な目標設定と効果的・効率的なアプローチの実践を行うことが重要です。またコンプライアンス遵守と多様性の尊重は当然ながら大切にしていく経営方針のひとつとなっています。 ■ 挑戦し続ける(Keep Challenging) ■ 持続可能な成長を目指す(Commit to Sustainable Growth) ■ 目的合理性を研ぎ澄ます(Maximize Rationality) ■ コンプライアンス遵守と多様性の尊重(Compliance & Respect for Diversity)
社員に求める仕事への取り組み方、社員にどのように成長してほしいか
自分らしさを大切にしながら、オーナーシップを持って仕事に取り組んでほしいと思っています。社員一人ひとりの個性を輝かせながら、チームとして意見を出し合い、ソニーPCLらしいユニークな感動体験や顧客価値を提供できる人材・チームになってほしいと願っています。
社員のモチベーションアップのために何かしていますか?
ソニーPCLでは、社員一人ひとりの声を大切にし、挑戦を支える環境を整えています。 社員の本音を起点に組織改善を進め、PoC活動や共創プロジェクトではアイデアを形にする機会が豊富です。その成果は社内イントラで発表され、社内に広く共有されます。 ソニーPCLは多様な事業を展開しているので、会社としての方向性を全社員に共有する全体カンファレンスを年2回開催し、経営方針、各部門の重点活動施策の共有に加えて、懇親会を通じて社内コミュニケーションの円滑化に取り組んでいます。 また会社・組織に対するボトムアップでのヒアリング機会を全社員に設けており、一方通行にならないコミュニケーションも確立しています。経営との距離も近く、自分の意見が会社を動かす実感を得られる職場です。 ジョブローテーションやフレックスタイム、リモートワークなどが導入されており、キャリアアップを支援する、働きやすい職場環境が整っています。
社長が考える「ソニーPCLの魅力」
ソニーPCLは、社員一人ひとりの「自分らしさ」を尊重し、挑戦を歓迎する文化の中で成長できる環境を提供しています。多様なバックグラウンドを持つ仲間とともに、最先端のテクノロジーとクリエイティビティを掛け合わせ、世界に新しい感動体験を届けるという他にはない仕事に携われることが、私たちの最大の魅力です。各人の個性を輝かせるための環境がソニーPCLにはあります。
