「デジタルマーケティングにおける動画制作」を展開するクリエイティブ集団
創業から80年以上にわたり、日本の映像業界をリードしてきた株式会社IMAGICA Lab.(イマジカ・ラボ/2018年10月に株式会社IMAGICAから社名変更)。日本最大級のポストプロダクションとして、映画やテレビ、CM、プロモーション映像等の企画・制作、編集などを手掛けてきた。
株式会社IMAGICA IRIS(イマジカ・アイリス)は、IMAGICA Lab.の子会社として2019年1月に誕生し、“デジタルマーケティングにおける動画制作”を展開していくIMAGICA GROUP内の新生ベンチャー企業だ。Web動画を始めとするデジタル映像の制作からマーケティング、プロモーションまでを総合的に提案していくクリエイティブ集団である。
同社の代表取締役である根本敦史氏は、IMAGICA IRISのビジョンやミッションについて、次のように語る。
「当社はお客様の“伝えたい”と、ユーザーの“知りたい”を繋ぐ懸け橋となることを、ビジョンとして掲げています。制作力の高い映像業界も、これからはデジタルマーケティングを取り入れていく必要があります。そこで動画制作やデジタルマーケティングを牽引する存在として、映像業界にメスを入れ、業界を変えていこうというのが、私たちのミッションです」
テレビやCMなど従来のデバイスで映像を伝える映像業界は、クリエイティブ力が高いにも関わらず、Web広告などのデジタル分野で知見が追いついていない。デジタルマーケティングについては広告代理店が圧倒的な知見を持ち、広告代理店と制作会社が連携してWEB広告や動画の配信を担当し実施することが多い。現在、デジタルマーケティングにおいて、広告代理店、制作会社、ポストプロダクションなど関わるプレイヤーが多く、クライアントが本当に伝えたいことを表現できず「ユーザーに伝わらない」「制作スピードや改善に時間がかかる」「結果として費用が高くなる」など課題が多いようだ。
IMAGICA IRISは映像業界最大規模のクリエイティブ力に、デジタルマーケティング力を加えることで、本当に伝えるべき情報を盛り込んだ動画を制作し、ユーザーに届けるまでをワンストップで対応していく。映像業界に変革をもたらそうとしている新しい存在だ。
同社のクリエイティブ部門を統括している取締役の中村将氏によれば「動画広告の強みは音と動きがあることでストーリーを理解してもらいやすいんですね。また、参入障壁が低いために誰もがYou TubeやInstagramなどにも配信することができます。その参入障壁の低さを活かして、いち早く映像業界にデジタルマーケティングを導入したい、またすべきだと私たちは考えています」とのこと。
同社はクライアントの“伝えたい”と、ユーザーの“知りたい”を繋ぐ懸け橋となることを、ビジョンとして掲げている。
映像クリエイティブ×デジタルマーケティングの力を発揮
親会社であるIMAGICA Lab.は映像制作の歴史が長く、クリエイティブ力の高さで評価が高い。映像業界でデジタルマーケティングを狙う同社は、IMAGICA GROUPの社内ベンチャーとしてスタートし、“映像クリエイティブ×デジタルマーケティング”でデジタル領域に切り込んでいくという新規事業を担う。
インターネットの普及やスマートフォンなどデバイスの多様化に伴い、プロモーション手法として動画を扱う企業が増えた。制作だけでなく総合プロモーションを提案する同社はグループの中でも期待が高い。近年、安価で簡単に動画を作成できるサービスが増えてきているが、長い歴史で培ったプロフェッショナルの映像制作のノウハウがあるIMAGICA GROUPというのが同社の強みだろう。
「IMAGICA GROUPは映画やテレビ、アニメ、CMなどの映像制作でグループ各社が独自の強みを持っています。Webページ制作の会社もあれば、映像制作の機材を販売する会社、人材を派遣する会社もあります。当社はこうしたグループ内のリソースをデジタルマーケティングで横串にしていく役割も担います。
動画は、メディアの特性に合わせて制作しなければ “結局何も伝わらなかった”という最悪の結果を招くこともあります。だからこそ “何が伝われば正解なのか”といったコンセプトの企画から、“どういう流れで、どのような見せ方をすれば効果を最大化できるのか?”といった観点から動画を制作しています。
またクリエイターにとっても価値観が変わっていくと思います。
デジタルマーケティングは、広告や動画の効果を可視化できます。誰が、いつ、何を見て、どういう反応があるのか。自分が作る動画の“かっこいい”の評価軸が分かりやすいんです」。(中村氏)
これからは動画がさらに身近になる5Gの時代も到来する。時代の変化に伴い本当のクオリティとは何のか?
理由を持って動画を作成するマーケティング×製作力は「必ず世の中から必要とされる」と同社は確信している。
自分の肩書は自分で決める。社員の自主性を大切にする社風
現在、代表取締役の根本氏は35歳。取締役の中村氏は34歳。ほかのメンバーも20代から30代で、とても風通しがいい。社員の自主性を大切にしており、自分の肩書は自分で決めることにしているそうだ。動画制作スタッフの名刺を拝見すると、“映像作家”、“映像クリエイター”、“エディター”と書かれていて、それぞれ自分がどうなりたいかを表現している。
「会社の雰囲気もいいですし、しがらみもありません。みんな年齢が近いこともあり、上下関係にうるさくないですし、お互いをリスペクトし合いながら仕事をしています。時には厳しく言い合うこともありますが、そんな風に言い合える関係を大事にしています」。(根本氏)
社員の役割やポジションも固め過ぎないというのも、特徴のひとつだ。根本氏はIMAGICA Lab.で社長賞を受賞しているほどの営業力がありながらプロデューサーとしても活動、中村氏もクリエイティブを統括しながら営業も撮影監督も行う。動画制作スタッフも同様に動画制作のみに留まらない役割を担っている。自分の役割に線を引くのではなく、幅広い仕事を行うことで刺激を高めているようだ。
最後に、根本氏に今後迎える仲間に期待していることを伺った。
「当社はIMAGICA GROUPの中にいますが、ベンチャーとして裁量を渡されたので、自走していくことをみんなにも求めていますし、これから迎える方にも自分で考えて自走できる意識を期待したいですね。横を見れば色んなグループ会社があって、とがったクリエイティブ能力を持っている人がたくさんいます。彼らと一緒にやっていける経験はなかなかないんじゃないかな。動画制作やプロモーションを自分でやっていきたいという人には、とてもいい環境だと思います」
事業規模の大きいIMAGICA GROUP内のグループ会社でありつつも、若い経営陣が裁量を持っているため、事業を進めていくスピード感もある。スタートアップしたばかりの企業であり、一緒に事業基盤を作っていくチャレンジができるのも面白いだろう。
株式会社 IMAGICA IRISの社員の声

20代後半
2019年09月入社

30代前半
2019年08月入社

20代後半
2019年07月入社
過去他の代理店に勤...続きを読む