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インタビュー画像代表取締役 島津 敦好氏 京都大学卒。1社目として株式会社ドリコムに入社後、セールス担当として活躍し、同社IPOを経験。2010年にはオンライン英会話学習のロゼッタストーン・ジャパン株式会社に転職し、法人営業部の立ち上げを経験。 さらに、2014年Capy社に入社。不正ログインに対するソリューションを大手企業に提案。事業部長としてマネジメントにも携わる。2015年12月、株式会社カウリス設立。

どんな経営者を目指していますか?

僕はただ自由になりたかったんですよ。だから社長になったのかもしれません。ですから、正直なところあまり具体的な目標や、個人的な野望のようなことは昔から考えていませんでした。 ただ、尊敬する経営者は2人います。1人はロシアの情報セキュリティ企業の社長・カスペルスキーさんです。彼は個人資産が8億円を超えると、超えた分は全部寄付しちゃうんです。もう1人は、カレーハウスCoCo壱番屋の創業者・宗次徳二さんです。宗次さんも同様で、お2人とも社会や人のために何かできる方というところは共通していますね。 また、日本を代表する企業で世界中の企業と戦っている経営者の方々を見ると、しかるべきタイミングでしかるべき決断をされている。未来を見据えてきちんと戦略を打たれているのを見ると、勉強になることばかりです。 当社では元ソニー社長の出井伸之さんに社外取締役をお願いしているのですが、彼はソニーの社長になったタイミングで、「ソニーだけを見ていたら未来が見えなくなる」と考えて別の会社の社外取締役を務め、他の会社の経営層が何を考えているのかを知ろうとしたと話していました。彼の知見、行動力、好奇心は本当にすごいと思います。僕も好奇心を持ち続けて、様々なことに柔軟にならなければと思っています。 そのため、海外に足を運んで、意識的にいろいろなものを見るようにしています。中でも、最先端のベンチャーキャピタルが投資しているような、特定の分野に突出した勢いのあるスタートアップ企業を間近で見ると、いつも大きな刺激を受けることができます。

今後、どんな組織を作っていきたいと考えていますか?

社員の可処分時間と可処分所得を増やしていけるようにしたいですね。 自動化が進んでAIに任せられることが増えれば、当然、可処分時間は増えるでしょう。そうなると、その時間を使っていろんなことを学べるじゃないですか。人脈を増やすでも、勉強してスキルを伸ばすでも、新たな経験をするでもなんでもいいのですが、未来の自分のために投資できるようなことをしてもらえたら嬉しいなと。そのためにも、会社として、社員一人ひとりの市場価値を高めるためのサポートを積極的にしていきたいと思っています。 出井さんに月1で勉強会を実施していただいていますが、経験豊富な方から直接学べる経験はやはり貴重です。社内でも、忙しくて目先のことしか見えなくなっている人が、自分の目線を広げたことがきっかけで大きく変わっていくことがよくあるんです。 それ以外にも、弁護士さんやステークホルダーの方々、株主さんたちとも定期的に会って、社員が話せる機会は作るようにしています。自分たちの仕事がどのように価値に繋がっているのかを直接感じてもらうこともできますし、社外の人たちを通じて世の中のことをもっと知ることができれば、自分の仕事がどのように役に立っているかを考えることにもつながると考えています。

座右の銘や、行動指針があれば教えてください。

今は「やるリスク」ばかりが注目される時代です。やるリスクを考え過ぎてしまい、結局何もできないということも多いですよね。でも、せっかくベンチャーにいるんだから、思い切ってやっちゃうことの方が大事だと思っています。 全ての選択と意思決定において、「正しい選択」というものは最後まで分からないと思います。しかし、自分が努力できたか、その時にどんな仲間が見つかるかで、正しかったと"信じること"はできると思います。だから、どんな努力をすべきか、どんな仲間を見つけていくのか、それだけは常に全力で考えています。 また、社長というのはただの「役割」だと思っています。だから、偉いわけではないんです。僕がやりたいことを実現するために、社員のみんなが力を貸してくれているのだと考えています。ですから、一緒に働きたいと言ってくれる仲間には常に感謝の気持ちを持っています。 僕は会社員経験が長かったので、「あの課長さあ」というような、上司や会社に対して文句を言いたくなる気持ちはよくわかります。でも、自分が経営者になって感じているのは、影に隠れて言うのではなく、会社のためにも自分のためにも発信してほしいと思っています。 何かを溜めたりせず、ムカつくんだったら「社長、ムカつくんです」と正直に言ってもらえる方が、お互い精神的にヘルシーだと思うんですよね。そういう付き合い方をしていけたらいいなと思っています。

趣味や、仕事以外の時間の過ごし方について教えてください。

趣味は仕事になってしまっていますね。アポがたくさん詰まっていて、忙しくて脳みそがフル回転している時は本当に楽しいですね!僕はじっと座って何かを考えたりすることが苦手で、とにかく動きながらの方がアイデアも浮かびやすい。ただ、得てしてそういう時ほどミスもよく起こるんです。そんな時、僕は本当にいろんな人に助けられて、支えられながら生きているんだと痛感しますね。 ちなみに、僕は年に4回くらいお財布を無くします。ずっとそうなので、なくす前提で安いお財布しか持ち歩かなくなりました。セキュリティ会社の社長がそれではダメですが…(笑) 休みの日は、仕事関係以外の人と積極的に会うようにしています。それくらいで、後はオンとオフの区別はほとんどないですね。商談を土日にしたり、平日の昼間に時間をとって友人と会ったりすることもします。仕事とプライベートをしっかりと分けるよりも、ごちゃまぜにしてその場その場で必要なことをやっていくほうが、自分の脳科学的にはいいんだと思っています。 会社員時代から、時間の使い方は自分でデザインしたいと思っていました。どうすれば自分のパフォーマンスが一番発揮できるか、それは常に意識していますね。僕は思いついた時に即行動したいタイプなので、常にそれができる環境にしておきたいと考えています。

最後に、応募者の方にメッセージをお願いします。

今も外国籍の社員がいますし、今後はさらに外国人従業員比率を上げていきたいと思っています。学生時代にバックパッカーで30カ国くらいを回っていました。今も急に思い立って旅に出ることもあります。手ぶらでも行ってみれば何とかなるとすら思っています(笑) 偏差値教育の弊害だと思うのですが、日本人は減点主義なので、どうしても「やらないリスク」を優先しがち。そんな社会の中で、「やっちゃおうぜ」と言える人は、まだまだ少数派です。 もちろん、どこまでのリスクなら許容できるかはきちんと考えるべきですが、勝ちパターンがない時代においては、やらないことを考えるよりも、自分の判断で意思決定していくことがすごく大事なんじゃないかと。 そういう意味で、外国人のように根拠の無い自信を持っているような人と一緒に働きたいなと思っています。そういう人と一緒に働けたら、必ずや楽しい仕事ができると思っています。

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