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インタビュー画像代表取締役CEO グロービス経営大学院教授 内山 英俊氏 1976(昭和51)年愛知県大府市生。ミシガン大学大学院コンピュータサイエンス修士課程修了。大学院在籍中にITベンチャーを設立。その後、経営コンサルティング会社に勤務して企業再生などを手がけ、再起業を意識するようになる。2005年、日本のモバイルベンチャーに入社してマネジメントスタイルを確立、2008年にスマートフォン普及を推進する企業を共同創業し、日本のオムニチャンネル市場の創出に成功。2015年Beacon等を活用した位置情報IOTプラットフォームを運営する株式会社unerryを創業。

起業しようと考えたきっかけは何でしょうか。

1998年に、データベースの領域ではとても有名な先生のいるミシガン大学大学院に進み、並行して研究所で働いていました。世界の英知が集まる環境で、Google創業時のラリー・ペイジ氏もいました。そういう人たちを見ると、学生なのにみんな会社をやっているんですね。私も携帯電話を使ったサービスをする会社を作ってみたんですが、上手くいきませんでした。 当時はエンジニアとしてモノを作ることにフォーカスしていて、ビジネスが得意ではありませんでした。そんなこともあって大学院にあったMBAのクラスに興味を持っていってみると、マーケティングやファイナンスというそれまでとは違う世界があり、はじめて触れたんですね。それがきっかけとなって経営コンサルタントの会社に勤めることにしました。そこでは日本の有名製菓メーカーの企業再生などを手がけました。 経験を積むうちに「自分で経営するダイナミズムっていいな」と考えるようになり、改めて起業を意識するようになりました。

“シェアする”位置情報サービスを手がけたのはなぜですか?

2005年に起業を視野に入れてモバイルコンテンツ事業をしている会社に移り、事業責任者として100以上のサービスをとりまとめる中で、物事をクリエイティブに作る自分の経営スタイルを確立することができました。そして2008年にスマートフォンの普及促進をする会社を立ち上げました。 2013~14年ごろになると、企業がオムニチャネルに関心を持つようになり、Beaconの実証実験も始まりました。Beaconが重要なツールになるということはすぐわかりましたので、2015年に当社を設立しました。これだけわかりやすく“すぐに波が来る”市場はない!と思っていました。 やはり、エンジニア出身ということもありますし、大学院に「やるなら、どれだけスケーリングするか」と考えている人が多かったこともあって、各社のBeacon施策を個別にしていくことが、僕には違和感がありました。市場全体を大きくしていくことに意義があるという発想は大学院で生まれたのだと思います。

お忙しい日々を過ごしてこられたと思いますが、オフの時は何をしていますか? 趣味はありますか?

昔から書道をやっているので、書道をしている時には心が落ち着く気がしますね。小さなころから、上手く書くというよりは自分自身の作品を書いて、展示会で発表していました。さきほども筆ペンで書いていました。集中して1分で終わるので良い気分転換になります。年に一回くらい社員に「君の一文字はこれ」などと言って渡しています。喜んでいるかはわかりませんが(笑)、メッセージになると思ってやっています。 中国の歴史ドラマを見ることも好きですね。中国の歴史と中国語を学ぶためと、単に面白いからということで見ています。孫子が好きです。「戦いを省略する」と書く、孫子の『戦略』はすごく良い言葉だと思っています。当社もBeaconで他の会社と戦うのではなく、皆で大きな市場を作っていく、戦いを省くことで大きな海を作ることを心がけています。 そういう『戦略』とか、それを生み出した中国の歴史はすごく好きだし、非常に多くのことを学ばせていただいています。書でも中国の古典をずっと書いてきました。

これから、どんな未来を創っていきたいとイメージしていますか?

当社は、あまりルールを作りません。ルールを作らない以上、みなさんには自分で考えて動いていただくということがとても大事になってきます。 そういうスタイルはモバイルコンテンツ事業に携わっているときに学んだ気がします。なぜかといいますと、その時のメンバーには、サーファーもいれば「昨日までバンドやってました」というような人、一方、大企業から来たような人もいてバラバラなんです。それをルールで縛ると組織が崩れていくんですよね。 私たちが創る未来には、いろいろな方向があると思います。私は未来になくなっているモノは何かと妄想することがあります。例えば広告。私達は平均して1日に3000回も広告を見ているそうです。これが増え続けるのは好ましくない未来だと思います。 今、当社のデータを使って、どうやったら広告が減らせるのかということを考えています。こうやって、未来にはなくなってほしいものを考えられる存在でありたいと思っていますし、社員もそうあってもらいたいです。

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